忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「七年目の浮気(しちねんめのうわき)」観た

七年目の浮気
原題:THE SEVEN YEAR ITCH
製作:アメリカ’55
監督:ビリー・ワイルダー
原作:ジョージ・アクセルロッド
ジャンル:コメディ

【あらすじ】雑誌社に勤める結婚七年目のリチャードは、妻子をバカンスに送ってからそわそわしていた。それと言うのも、彼の周りにいるのは火遊びを楽しむ妻帯者ばかりなのだ。自分は大丈夫と思うものの、二階に色っぽい女性がやってきて…。

浮気ものかと思って避けていたら、妄想男のコメディ映画でした。
というか、マリリン・モンローの有名なあのシーンがこの作品のものだと、観て初めて気が付きました。しかも、風のいたずらかと思ってたら、自分から風に当たりにいっただけという…。おみ足は綺麗だったけど、あまり色っぽい雰囲気ではないのですね。
でもさすが、マリリンのチャーミングな魅力が存分に引き出されています。彼女に特別な思い入れはないけれど、この作品では本当に可愛いなぁと感じました。だって、階段の板をはずして”名案でしょ!”みたいな顔して入ってくるんですよ?そんな子供みたいに嬉しそうな顔されたら、怒ることも出来ないじゃないですか!
そして、あの主人公。たびたび妄想と現実の区別がつかなくなっていて、笑うよりもちょっと心配になってしまいました。妻と浮気したと決め付けて知人を殴ったりもしていたし、傷害事件を起こす前に診てもらった方がいいような…。
まあ、ここら辺は楽しめる人には楽しめるんでしょうね。
わたし的には、マリリンの魅力がすべての作品だった気がします。

関連記事
「翼よ!あれが巴里の灯だ」観ました
「麗しのサブリナ」観ました

■ Comment

コメント&TBありがとうございました

階段の板はずしの件、同じように取り上げられましたね。
あんな事あるんですかねぇ?
あれも妄想じゃないんですかね。^^
2010/02/15 17:25  十瑠編集

>十瑠さん

いらっしゃいませ~。

ずいぶんと大胆な改装ですよね。それをひっぺがして降りてきてしまう彼女も大胆すぎですが。
あれも妄想・・・確かに彼ならありそうです。
マリリンが鉢を落としたところから全部だったりして!(笑)
2010/02/16 07:09  宵乃

僕の場合は・・・・。

何に注目したか?

最初の場面です。
古代から、男性は夏になると妻子を涼しい場所に移した。
ニューヨークがある場所も同じ。
ニューヨークに行った事がない僕は
「そうか・・・・。ニューヨークって夏は酷暑なのか・・・・。」
経験に勝るものはない。
悲しい事にそれでした。

その次に注目したのは、忙しそうにしているサラリーマンにOLが
「コーヒーとドーナツはいかが?」

西暦1955年。日本で言えば昭和30年。
文化の違いが凄いです。
2012/04/08 16:04  間諜X72〔編集

>間諜X72さん

そうですか~、間諜X72さんはニューヨークの夏の暑さが印象に残った作品でしたか!
たしかに暑そうでしたよね。わたしもニューヨークは行った事がありません。日本の夏とどちらが暑かったんでしょう?
モンローに熱を上げる男の物語には、ピッタリの舞台でした。

> その次に注目したのは、忙しそうにしているサラリーマンにOLが
> 「コーヒーとドーナツはいかが?」

そのシーンは覚えてないです。このくらいの時代のアメリカ作品を観ると、日本との文化の違いに驚かされますよね~。
2012/04/09 10:27  宵乃〔編集

ここにお邪魔します。

宵乃さん。こんばんは。
マリリン・モンロー出演作と言う事で、ここに書いてもよろしいでしょうか?
モンロー最後の作品「荒馬と女」を先ほど見ました。
演技ではなく、あの頃のモンローは辛そうです。苦しんでいたんでしょうね。

>この作品では本当に可愛いなぁと感じました。

可愛いです。妻子持ちの男もメロメロになる魅力です。

>「バニシング IN 60”」
>カーチェイスに巻き込まれた一般人が可哀想でした!

全くその通りです!欧米の映画でカーチェイスって、そう言うパターンが多いですよね。
2016/06/25 22:37  間諜X72〔編集

>間諜X72さん

> モンロー最後の作品「荒馬と女」を先ほど見ました。
> 演技ではなく、あの頃のモンローは辛そうです。苦しんでいたんでしょうね。

その作品は彼女のことをあまり知らない頃に観ましたが、あまり楽しめなかったです。たぶん辛そうにしているのが伝わってきてしまったからでしょうね。周りの人は無理やりにでも止められなかったのかしら。

> 可愛いです。妻子持ちの男もメロメロになる魅力です。

ホント、あの可愛さなら納得です!

> 全くその通りです!欧米の映画でカーチェイスって、そう言うパターンが多いですよね。

そうですね。でも「バニシング~」は省略せずにリアルな被害を描いていたのが偉いと思いました。主人公が悪人じゃない場合は、怪我人なんて描きませんからね~。
2016/06/26 14:26  宵乃〔編集
名前
タイトル
URL
本文
非公開コメント

■ Trackback

「七年目の浮気」をするのはいったいどっち?
白いスカートをひらひらさせるマリリン・モンローで有名なこの作品、思ったよりコメディテイスト強めだったんですね。以下あっさりネタバレしてますのでご注意あれ。 映画「七年目の浮気」作品情報 2度目かひょっとしたら3度目かもしれない観賞でした。 モンローの作品として有名ですけど、あくまでも主演はトム・イーウェル演じる妄想癖のある男性リチャード・シャーマン。 このリチャードの妄想...
鬚禿観察日記ヒゲハゲカンサツニッキ|2016-11-25 21:14
七年目の浮気
(1955/ビリー・ワイルダー 監督/トム・イーウェル、マリリン・モンロー、イヴリン・キース、ソニー・タフツ、ロバート・ストラウス/104分)
テアトル十瑠|2010-02-15 17:17
.