忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

TV映画「シャーロック・ホームズ 四つの署名」観た

 | ミステリー  com(2) 

シャーロック・ホームズ 四つの署名
製作:アメリカ’01
原題:THE SING OF FOUR
監督:ロドニー・ギボンズ
原作:アーサー・コナン・ドイル
ジャンル:★ミステリー

退屈するホームズの元に、メアリーという若い女性が訪ねてきた。彼女の父親は6年前から行方不明で、それから毎年誰かが真珠を送ってくるという。依頼はその相手からの呼び出しに付き添うというもので、彼らはそこで殺人事件に遭遇する。

恥ずかしながらシャーロック・ホームズのシリーズは読んだことがなくて、登場人物の性格やストーリーの正確さは分からなかったんですが、ホームズとワトソンの友情が良かった!ホームズの性格が思いのほか悪かったけれど、この友情があるから許せます。

笑えたのが、メアリーの人となりについて言い争った後のシーン。
さすがに言い過ぎたと素直に謝ったホームズが、こう続けます。
『…でも、この命令だけは従ってくれ。私が言っていいといったこと以外はしゃべらないと!!
素直すぎ(笑)謝るけど意見は曲げません。

その後は、無能な警部に散々邪魔されたり、ワトソンが毒で倒れたり、ふたりの友情やホームズの事件解決への意欲がよく描かれていて楽しめます。ミステリーとしてはいまいちだけど、見終わる頃にはふたりが大好きになってました。
最後にメアリーの人となりが明らかになる展開も良かったです。

■ Comment

ジェレミー・ブレットのホームズ、最高!

僕にとって映像のホームズはグラナダ版ジェレミー・ブレッドに尽きます。
それくらいホームズそのものだと思います。
ホームズって、性格悪いですよ~。(笑)
慇懃無礼、自分と同レベル以上じゃない人間を見下す、独善家etc、etc。
良く、ワトソンは耐えられたと思うくらい。
でも完璧な頭脳というのは、それだけで変でユーモアになるんです。

この「四つの署名」はTVシリーズの中では上級の出来だったと思います。
(シリーズ後半になると、かなり質が落ちました)
TV「四つの署名」は、TVシリーズの束縛から原作を改変しなければいけなかったので、ファンから見ると、ちょっと隔靴掻痒なんです。
小説のホームズ・シリーズは沢山の短編と4つの長編で出来ていて、「四つの署名」は長編2作目、比較的、前の時間軸の出来事。
小説ではワトソン、この事件の後、メアリーと結婚してホームズとのルームシェアを解消するんです。
TVだと、この後も話しが続くので整合性がとれず、やむなく、ああいう形にするしかなかった。(笑)

なにせ作者はワトソンの扱いがぞんざいで、いつの間にやらワトソンが独身になってたり、またまた結婚してたりなんですよ。(笑)
シャーロキアンの集まりでは、面白おかしくワトソンは4回結婚したことになってるようです。
※ワトソンとメアリーの結婚生活がどうだったか全然解りません。
「四つの署名」事件の後、「最後の挨拶」事件があり、ホームズは数年行方不明になります。
そして「空家の冒険」事件で復活するのですが、この時、ワトソンは独身、ただ、ワトソンが自分の寂しい境遇にホームズが同情をしてくれた、と言ってるから、離婚ではなく死別ではないかと推理するだけなんです。(笑)
2012/07/02 (Mon) 01:24  鉦鼓亭編集〕  

Re: ジェレミー・ブレットのホームズ、最高!

こちらもコメントありがとうございます!
わたしもジェレミー・ブレット版が一番大好きです。子供の頃から観てたと言いたいところですが、大人になってから観ました。しかも、順不同で観ていって、何話か抜けてるし!

> ホームズって、性格悪いですよ~。(笑)
> 良く、ワトソンは耐えられたと思うくらい。
> でも完璧な頭脳というのは、それだけで変でユーモアになるんです。

本当にそうですよね。わたしも最初はあまりの性格の悪さに引きました。慣れたら不思議と憎めなくなって。ワトソンなら世界中の人と友達になれそうです(笑)

> この「四つの署名」はTVシリーズの中では上級の出来だったと思います。

え~と、勘違いさせてしまって申し訳ありません。こちらはジェレミー・ブレット版ではなくて、数あるホームズ作品の中でも知名度の低~い日本劇場未公開作品です。
ドラマシリーズの感想(半分くらいしか観てない時期の)も書いていて、こちら↓にありますのでもしよかったらご覧下さいませ。
http://anoken.blog18.fc2.com/blog-entry-515.html

> 小説ではワトソン、この事件の後、メアリーと結婚してホームズとのルームシェアを解消するんです。
> TVだと、この後も話しが続くので整合性がとれず、やむなく、ああいう形にするしかなかった。(笑)

人気作品が原作のTVシリーズだと、色々と大変ですよね~。原作ファンが鋭い眼で見張ってるし(笑)
後半はジェレミー・ブレットが病をおして出演していて、彼のこの作品にかける熱意が伝わってきました。観てて痛々しかったけど!

> なにせ作者はワトソンの扱いがぞんざいで、いつの間にやらワトソンが独身になってたり、またまた結婚してたりなんですよ。(笑)

そうだったんですか~。ドラマ版ではワトソンの活躍が増えて、ちゃんとした扱いでよかったです!彼らの友情あってこその作品だと思います。

> この時、ワトソンは独身、ただ、ワトソンが自分の寂しい境遇にホームズが同情をしてくれた、と言ってるから、離婚ではなく死別ではないかと推理するだけなんです。(笑)

さすが、推理小説を読む人々は、行間を読む能力にも長けてらっしゃる!
わたしも時間があったら原作を読みたいけど、ドラマのイメージも大切にしたい…。迷うところです。
2012/07/02 (Mon) 11:27  宵乃〔編集〕  
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