僕にとって映像のホームズはグラナダ版ジェレミー・ブレッドに尽きます。
それくらいホームズそのものだと思います。
ホームズって、性格悪いですよ~。(笑)
慇懃無礼、自分と同レベル以上じゃない人間を見下す、独善家etc、etc。
良く、ワトソンは耐えられたと思うくらい。
でも完璧な頭脳というのは、それだけで変でユーモアになるんです。
この「四つの署名」はTVシリーズの中では上級の出来だったと思います。
(シリーズ後半になると、かなり質が落ちました)
TV「四つの署名」は、TVシリーズの束縛から原作を改変しなければいけなかったので、ファンから見ると、ちょっと隔靴掻痒なんです。
小説のホームズ・シリーズは沢山の短編と4つの長編で出来ていて、「四つの署名」は長編2作目、比較的、前の時間軸の出来事。
小説ではワトソン、この事件の後、メアリーと結婚してホームズとのルームシェアを解消するんです。
TVだと、この後も話しが続くので整合性がとれず、やむなく、ああいう形にするしかなかった。(笑)
なにせ作者はワトソンの扱いがぞんざいで、いつの間にやらワトソンが独身になってたり、またまた結婚してたりなんですよ。(笑)
シャーロキアンの集まりでは、面白おかしくワトソンは4回結婚したことになってるようです。
※ワトソンとメアリーの結婚生活がどうだったか全然解りません。
「四つの署名」事件の後、「最後の挨拶」事件があり、ホームズは数年行方不明になります。
そして「空家の冒険」事件で復活するのですが、この時、ワトソンは独身、ただ、ワトソンが自分の寂しい境遇にホームズが同情をしてくれた、と言ってるから、離婚ではなく死別ではないかと推理するだけなんです。(笑)
こちらもコメントありがとうございます!
わたしもジェレミー・ブレット版が一番大好きです。子供の頃から観てたと言いたいところですが、大人になってから観ました。しかも、順不同で観ていって、何話か抜けてるし!
> ホームズって、性格悪いですよ~。(笑)
> 良く、ワトソンは耐えられたと思うくらい。
> でも完璧な頭脳というのは、それだけで変でユーモアになるんです。
本当にそうですよね。わたしも最初はあまりの性格の悪さに引きました。慣れたら不思議と憎めなくなって。ワトソンなら世界中の人と友達になれそうです(笑)
> この「四つの署名」はTVシリーズの中では上級の出来だったと思います。
え~と、勘違いさせてしまって申し訳ありません。こちらはジェレミー・ブレット版ではなくて、数あるホームズ作品の中でも知名度の低~い日本劇場未公開作品です。
ドラマシリーズの感想(半分くらいしか観てない時期の)も書いていて、こちら↓にありますのでもしよかったらご覧下さいませ。
http://anoken.blog18.fc2.com/blog-entry-515.html
> 小説ではワトソン、この事件の後、メアリーと結婚してホームズとのルームシェアを解消するんです。
> TVだと、この後も話しが続くので整合性がとれず、やむなく、ああいう形にするしかなかった。(笑)
人気作品が原作のTVシリーズだと、色々と大変ですよね~。原作ファンが鋭い眼で見張ってるし(笑)
後半はジェレミー・ブレットが病をおして出演していて、彼のこの作品にかける熱意が伝わってきました。観てて痛々しかったけど!
> なにせ作者はワトソンの扱いがぞんざいで、いつの間にやらワトソンが独身になってたり、またまた結婚してたりなんですよ。(笑)
そうだったんですか~。ドラマ版ではワトソンの活躍が増えて、ちゃんとした扱いでよかったです!彼らの友情あってこその作品だと思います。
> この時、ワトソンは独身、ただ、ワトソンが自分の寂しい境遇にホームズが同情をしてくれた、と言ってるから、離婚ではなく死別ではないかと推理するだけなんです。(笑)
さすが、推理小説を読む人々は、行間を読む能力にも長けてらっしゃる!
わたしも時間があったら原作を読みたいけど、ドラマのイメージも大切にしたい…。迷うところです。