忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「ツォツィ」観ました

 | 社会派  com(6) 
Tag:南アフリカ イギリス 

ツォツィ
製作:南アフリカ/イギリス’05
原題:TSOTSI
監督:ギャヴィン・フッド
原作:アソル・フガード
ジャンル:★ドラマ/犯罪

【あらすじ】南アフリカ、旧黒人居住区ソウェトのスラム街。不良を意味する”ツォツィ”を名乗り、仲間と暴力や窃盗、殺人までも行う青年がいた。ある日、女性からBMWを奪った彼は、後部座席に生後数ヵ月の赤ん坊を見つける。

以前BS2で録画失敗したけれど、BSジャパンでやってくれたので夜更かしして観ました。デジタル放送はまだ録画環境を整えてないんですよね…。
感想としては、観てよかった!!
”親の愛情を求める”という人間として当たり前の欲求。それを満たす事が出来なかった主人公の心の叫びが、ストレートに胸に響きました。
とくに素晴らしいのが、女性が赤ん坊に乳を与えるのを見つめる彼の表情。その前に、銃を突きつけて赤ん坊に乳を与えろと脅す経緯があるんですが、それまでの険しい表情が嘘のように、穏やかで幸福に満ち溢れた表情をするんですよね。
それはまるで、病気だからと母親に触れる事も許されなかった(間違った知識&蔑みからくる父親の横暴)幼い頃の自分を、今、目の前で幸せそうにしている赤ん坊に置き換えているようでした。
彼女を見る目も、”女”として見ているというよりは、”母親(もしくは聖母)”として見ていて、彼女と一緒にいる彼はどこか幼い子供を彷彿とさせます。
また、ガラスで作ったモビールを見て「割れたガラスに金をとるのか」と問うツォツィに、「ガラスだけじゃない、色と光があるわ」と返す彼女とのやりとりには、私もハッとさせられました。ほかにも心を揺さぶられるようなセリフがたくさんあり、南アフリカのストリート・ミュージックもドラマを盛り上げます。

それまでのツォツィの行いは酷いものですが、それでも「彼にチャンスを!」と願わずにはいられない、そんな再生の希望を描いた物語だったと思います。

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■ Comment

はじめてまして。
いつも楽しみに読んでいます。
描かれているイラストのタッチが非常に好きでして、わかりやすく読みやすいレビューにより、一層興味がそそられています。

ツオツィは、いつもレンタル屋さんで気になっている作品でして、
でも、暴力的なシーンが苦手なので、辛いシーンがあったら・・と思うと手の出ない日々でした。
しかし、今回のレビューで、「観てよかった!」ということと、「再生の希望」ということで、
更に興味が増してきたので、借りてみようかな、と思いましたi-179
2009/09/11 (Fri) 21:05  tamico  

Re: タイトルなし

はじめましてtamicoさん。
いつも読んでくれて、ありがとうございますっ!
数々の嬉しいお言葉に、舞い上がってしまいました。
わたしもtamicoさんのブログは欠かさず読んでます。日記のほうもほのぼのしたイラストが可愛いくて大好きです☆

> ツオツィは、いつもレンタル屋さんで気になっている作品でして、
でも、暴力的なシーンが苦手なので、辛いシーンがあったら・・と思うと手の出ない日々でした。

そうですね、はじめの方に冷酷なシーンが幾つかありますが、メインはそんな自分を変えようとあがく部分なので、最後はあたたかい気持ちで観終われると思います。
ぜひ、借りてみてください♪
2009/09/12 (Sat) 09:30  宵乃  

こんばんは~

赤ちゃんのイラストばっちりですねー。
いつもながらお見それします(´∀`)

「ツォツィ」なんとなく気後れしてたのですが
いきなり引きこまれました。
誰もが心の奥底では安らぎや癒しなんかを
求めているんだなと。
性善説の一例として
いい映画だと思いました!
2011/03/11 (Fri) 22:03  hiro  

>hiroさん

いらっしゃいませ、イラスト褒めてくださりありがと~!

> 誰もが心の奥底では安らぎや癒しなんかを
> 求めているんだなと。
> 性善説の一例として
> いい映画だと思いました!

そうですね~、冒頭の彼の姿からは想像もできない優しい表情なんかも表れて、人間ってぱっと見では何もわからないんだと思いました。本人すらも気づいてない本当の姿を持っているのかもしれませんね。
2011/03/12 (Sat) 10:08  宵乃  

おはようございます☆

イラスト、可愛いです♪ 胸キュン♪
一昨夜のオンエアを録画して、昨日見ました☆
多分、明日goo記事にすると思いますので、fc2に写してから、TBさせて頂きますね~☆

>女性が赤ん坊に乳を与えるのを見つめる彼の表情。
>穏やかで幸福に満ち溢れた表情をするんですよね。
>”母親(もしくは聖母)”として見ていて、彼女と一緒にいる彼はどこか幼い子供を彷彿とさせます。

本当に素晴らしい映画でしたね~。
自分の感想文を書いて、こちらにお邪魔したら、同じような言葉や感想が多く、
多くの人が、このあたりで心揺すぶられるのだな~と思いました☆

>南アフリカのストリート・ミュージックもドラマを盛り上げます。

良かったです!
アフリカ大陸、南アメリカ大陸、中近東、このあたりの音楽は、
よく知らなくても、身体が反応して楽しくなりますよね~。

>そんな再生の希望を描いた物語だったと思います。

私の感想も、ズバリ、この二つの言葉を中心に書きました。
では(多分)明日宜しくお願いします☆

追伸:投票しました~!
   いまからお誘い周りま~す♪
2011/11/18 (Fri) 08:30  miri〔編集〕  

>miriさん

お~、ご覧になりましたか!
記事楽しみに待ってますね♪

> 自分の感想文を書いて、こちらにお邪魔したら、同じような言葉や感想が多く、
> 多くの人が、このあたりで心揺すぶられるのだな~と思いました☆

オンエアがなければブログDEロードショーに取り上げたいくらいです。(そもそもオンエアがなければわたしも観てないけど・・・)
わたしが涙をこらえて映画に没頭していたら、横で観ていた家族が「ハリウッド映画以外って、結末がスッキリしないから嫌い」とか言って、ぬぉー!!(怒)となったけど、多くの人にとって素晴らしい作品ですよね!

> アフリカ大陸、南アメリカ大陸、中近東、このあたりの音楽は、
> よく知らなくても、身体が反応して楽しくなりますよね~。

この国の音楽を聴いて育ったわけでもないのに、体を動かしたくなってしまいます。
鼓動というか、いのちのリズムという気がします。

では、投票の方も盛り上がっていきましょうね♪
2011/11/18 (Fri) 11:43  宵乃  
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