忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「老人と海」観ました

老人と海
製作:アメリカ’58
原題:THE OLD MAN AND THE SEA
監督:ジョン・スタージェス
原作:アーネスト・ヘミングウェイ
ジャンル:ドラマ

【あらすじ】メキシコ湾での漁を生業とする老人がいた。この80日間というもの魚は獲れず、老人を慕っていた少年も父親の言いつけで別の舟に乗っていた。85日目、大物の予感に舟を出した老人は、沖合いで確かな手ごたえを感じる。

原作は一度しか読んでませんが、老人の生き様が忠実に描かれていたと思います。
ほとんどが老人の独白で構成されているのに、その力強さにぐいぐいと引き込まれます。彼の表情が深い味わいを持っていて、思い描いていたイメージがそのまま抜け出てきたようでした。
カジキが初めて姿を見せたシーンでは、あからさまな合成だったものの老人への感情移入も手伝って興奮しました。捕まえて舟の横につないだカジキはぷかぷか浮いてしまうような偽物ですが、襲ってきたサメは本物を使っているらしく、(可哀想だけど)迫力があります。
少年との交流も心温まるもので、海に出てから「あの子がいれば…」と何度も呟く老人の姿や、「運に見放された」とこぼす老人に「運は僕が持っていくよ」とまた一緒にいくことを約束するシーンに、2人の確かな絆を感じました。

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■ Comment

 『老人と海』…ヘミングウェイですよね…。う~ん…。時代かなぁ~作るかなぁ~ヘミングウェイ…。。。作っちゃったから存在してるんでしょうが…。いや~私常々生意気にも、原作モノには難ありなんてことをコメントしてきましたが、やはり、この作品でも感じてしまいました、荒涼として満たされない感覚を…。イヤ、原作はイイんですよ、とっても。私も以前拝読させていただいて、迫力ある描写で…とても緊迫した感情を持って最後のページまで行き着きましたよ。えぇ。。。
 ただ、映画にしてしまうとなぁ~…。全てが拙く見えるんですよね…。からすさんも書いてらっしゃいましたが、間近に見えるマグロはニセモノで、遠目に跳ね上げるマグロは別撮りだし…。あたしゃ老人のメイクにまで気になっちゃいましたよ。

 でも、考えてみると、原作のある作品て多いですよね~…。。。チョット調べてみたいと思います。ここは、オスカー作品賞に絞ってみましょう。なぜなら、作品賞はその年の最も優れたアメリカ映画なわけですから、何割原作でないものがあるかによって、「映画って何さ!」という目安になるような気がするんですね。ウン、そう思う!そして、期間は1950年代~70年代にしてみます。

 51年の『巴里のアメリカ人』はミュージカル作品。53年の『地上より永遠に』はジェームズ・ジョーンズの同名原作。56年ジュール・ヴェルヌ『八十日間世界一周』、57年ピエール・ブール『戦場にかける橋』。まだまだ行きますよォ~。ミュージカル映画が人気が出だしたんですね~、61年の『ウェストサイド物語』、64年の『マイ・フェア・レディ』、65年の『サウンド・オブ・ミュージック』がミュージカル脚本で、66年の『わが命つきるとも』も戯曲作品。67年の『夜の大捜査線』はジョン・ポールのベストセラー小説「夜の熱気の中で」、68年の『オリバー!』はディケンズ、『真夜中のカーボーイ』も原作者は知りませんが、原作があるそうです。さぁ70年代(フゥ…チョット原作者は割愛させていただいて…作品名だけ)71年の『フレンチ・コネクション』、72年の『ゴッドファーザー』、74年の『ゴッドファーザーPARTⅡ』、75年の『カッコーの巣の上で』、79年『クレイマー・クレイマー』…となっているようです。
 
 ということは、結果的に17作品しかない!(笑)たった17作品!えっと、30年間で…エ?30年間…。。。半数以上が原作モノっていうことなんですね…。そうなんだぁ~…。う~ん。。。悔しいです!!

 それにしても、あのマグロは無いんじゃないかなぁ…。。。
2010/03/04 (Thu) 15:18  期待マン  

>期待マンさん

いつもコメントありがとうございます。
期待マンさんはお気に召さなかったようですね。まあ、マグロのちゃちさが気になる気持ちは分からないでもないです。(わたしはそういう”ちゃちさ”に愛おしさを感じてしまうタイプで・・・)
原作は一度しか読んでいないので偉そうなことは言えませんが、なかなか雰囲気は再現されていたような気がしました。あと老人とか独白とかが個人的に好きみたいです。

>  でも、考えてみると、原作のある作品て多いですよね~…。。。チョット調べてみたいと思います。

うおぉ、凄い!よく調べましたね~。時間かかったんじゃないですか?
『マイ・フェア・レディ』『サウンド・オブ・ミュージック』『オリバー!』『カッコーの巣の上で』『クレイマー・クレイマー』は好きな作品ですね。原作を読んでいたら違ったかもしれませんが。

半数が原作モノでしたか~。確かに記事を書いているとき、「あ、これも原作ありか」と思うことが多いような・・・。やっぱり、脚本家の力量が原作モノの良し悪しを左右するんでしょうか。今まで脚本家を気にしたことがないけれど、これからはもっと興味を持てそうです。
ありがとうございました~♪
2010/03/05 (Fri) 07:25  宵乃  
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老人と海
(1958/ジョン・スタージェス監督/スペンサー・トレイシー、フェリッペ・パゾス、ハリー・ビレーヴァー/87分)
テアトル十瑠|2009-07-10 18:12
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