原題:THE WAR WAGON
製作:アメリカ’67
監督:バート・ケネディ
原作:クレア・ハフェーカー
ジャンル:西部劇
【あらすじ】自分の牧場を守ろうとし、逆に陥れられ無実の罪で投獄されたトウ。3年で仮釈放となった彼は、ピアースが彼の牧場から得た砂金の奪還計画を実行に移す。手始めに特技をもつ仲間たちを集めるが、ピアースも彼を殺そうと企み…。
重装甲馬車をニトログリセリンでふっとばし、50万ドルの砂金を奪って復讐しようという娯楽作品。
3年越しの計画らしく準備も実行もポンポン進み、気楽に観ていられます。ただ、主人公側が始終優勢で大したトラブルもなく、ちょっと物足りない気も。トウが陥れられた時のエピソードも交えれば、ピアースがもっと悪役らしく見えた気がします。
酒場の大乱闘やニトロを仕掛けるシーンなど見せ場もありますが(あれ、装甲馬車は?)、印象に残ったのはコミカルなラストシーン。ピアースにトウ殺害を依頼されながらトウと組む方を選んだローマックスが、今までヒョイッと跳ねるようにやたら恰好良く馬に乗っていたのが、最後の最後で失敗しちゃうんですよね(笑)
なんだか微笑ましい気持ちになってしまいました。