忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「真昼の死闘(まひるのしとう)」

真昼の死闘
原題:TWO MULES FOR SISTER SARA
製作:アメリカ’70
監督:ドン・シーゲル
ジャンル:★西部劇/コメディ

【あらすじ】男たちに襲われかけていた尼僧サラを助けたホーガン。彼女はメキシコ軍のために募金をしたとかでフランス軍に追われていた。革命騒ぎに乗じて大金を盗みたいと考えた彼は、彼女と共にメキシコ軍指揮者ベルトラン大佐のもとを訪ねる。

原題は"Two Mules for Sister Sara"で、サラが主役のコミカルな西部劇でした。”Mule”はロバのことで、がんこ者という意味もあるようです。
ホーガンももちろん立派な主役で、通りすがりにサラを助け、無法者から容赦なく武器など強奪。彼女の話しを聞き金儲けを企むという流れ者らしい登場をしています。でも、彼女と一緒にいるうちに完全に喰われてしまうんですよね。困っている人は見過ごせなかったり、色っぽいシスターにたじたじだったりと、トータル的に”いいひと”になっております。

一方サラはというと、無法者たちを埋葬し貴重な水まで使うような世間知らずだと最初は思っていたんですが、ガラガラヘビを使って追っ手をやり過ごしたあたりから「おおっ!?」と思う事がしばしば。生きるためなら蛇だって食べるし、傷ついたラバを元気なロバと交換してきたり、隠れて飲酒・喫煙も。先住民に囲まれても、十字架で追い払ってしまいます。
どんな不良シスターだよ、と思っていたら、矢に撃たれたホーガンを涙目で手当てしたり、高いところが苦手だったりと可愛いところも。
列車爆破の際、酔って狙いが定まらないホーガンをぶん殴るシーンが素敵です。

関連記事
「ダーティハリー」観ました

■ Comment

名前
タイトル
URL
本文
非公開コメント

■ Trackback

真昼の死闘
(1970/ドン・シーゲル 監督/クリント・イーストウッド、シャーリー・マクレーン/105分)
テアトル十瑠|2010-01-31 11:15
.