何も考えずに観れる映画2本立て

「フォルテ:TOWN & COUNTRY」
2001年アメリカ、ピーター・チェルソム監督
【あらすじ】建築家ポーターは妻エリーとの結婚25周年を祝い、友人のグリフィン、モナ夫妻とパリ観光を楽しむ。だが、NYへ戻ってすぐモナが夫の浮気現場を目撃。妻に頼まれ落ち込むモナを励ましに行ったポーターは、つい彼女と関係を持ってしまう。
浮気ものは嫌いなんて言っていたのに、これはドロドロした部分を描かず主人公のダメ男っぷりを全面に持ってきていて、もう笑うしかないというか…上手く誤魔化されてしまいました。
オチなしヤマなしで盛り上がりに欠けるものの、ダメ男の哀愁とグダグダ感とシュールな画が妙にマッチしていて心地いいです。イラストは仮装パーティに出かける主人公(白くま)たち。スケベでも可愛く見える罠。
「ターク182(怒りの街ニューヨーク):TURK 182!」
読み:たーく182/いかりのまちにゅーよーく
1985年アメリカ、ボブ・クラーク監督
【あらすじ】NY下町で、消防士の兄と暮す20歳の青年ジミー。ある日、兄が火災現場から少女を救い入院するが、非番という理由で保険が給付されず怒りを覚える。市長に直訴しても冷たくあしらわれ、彼は“ターク182”と名乗り市長選妨害に出る。
市長に自慢の兄を”酔っ払い”と侮辱され、嫌がらせを始めるお話。
まあ、嫌がらせといっても選挙活動のたびに落書きのメッセージを送る位で、その目的も世間の注目を集めて兄への仕打ちを訴えようというもの。
ヒーローとなった”ターク182”の正体がジミーと知った時の友人たちの様子が面白いです。なんかもう、子供が目を輝かせているようで。
目新しいことは起きませんが、最後みんなに見守られながら命がけで橋のメッセージを完成させるシーンは見ていてスカッとしました。