映画「ドミノ・ターゲット」観た

読み:どみのたーげっと
原題:THE DOMINO PRINCIPLE
製作:アメリカ’76
監督:スタンリー・クレイマー
原作:アダム・ケネディ
ジャンル:サスペンス
【あらすじ】ベトナム戦争で活躍した狙撃の名手タッカー。恋人エリーの夫を殺した罪で20年の刑を受けていた彼は、謎の面会人から脱獄の見返りに暗殺を依頼される。エリー会いたさに脱獄の手配を受けるが、彼に暗殺を請け負うつもりはなく…。
主人公がかなりの甘ちゃんで、こんなヤバイ仕事持ちかけられて仲間を巻き込むし、目の前で仲間が殺されたのに彼女とハネムーン楽しんでるし、「え~!?」と思う事がしばしばありました。
とくに彼女とのラブラブっぷりがすごくて、今まで渋いオジサマだったのが急にペアルックで笑顔振りまいてるんですよ。しかも、組織にそれを邪魔され連絡取れなかったことを怒られて逆ギレ。終いには「こんな仕事は引き受けられない、お前らはクズだ」と怒鳴りつけます。
結局、組織にエリーを誘拐されて仕方なく引き受けるんですが…。
ここら辺からグッと恰好良くなってきます。
今まで「甘ちゃん」なんて思っていたけど、実はとっても優しいというか、人間を信じているんだなぁと分かってくるんですよね。
「俺は疑り深いんだ」が口癖というのが、ちょっと可愛いです。
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■ Comment
こんにちは~。コメントを書き込もうとしたら、「禁止キーワードが含まれています。」と出てしまい書き込めませ~ん。。。
2009/10/08 16:35 期待マン
うわぁぁ、すみませんでした。
この前、禁止ワードをすべて削除したばかりだったので、おかしいなと思って調べてみたら、”おまかせ禁止ワード”を利用していたためだったようです。
今停止してみたので、今度は大丈夫だと思います。
せっかくコメントしようとしてくれたのに、本当にスミマセン・・・。
2009/10/09 07:36 宵乃
こんにちは~。書き込めたみたいです。ありがとうございまっする。
さて、星が付いていなかったから、分からなかったんですが、この映画のからすさんの評価はどうだったんでしょうか。私はチョット話の筋が…う~ん…破綻してるとまではいかないんだけど、おかしいかなと感じる場面の多い映画でした。
例えば、タッカーは最初「俺はココを出るまであと15年もある。何でもやるぜ」と言っておきながら、からすさんも書いている通り脱獄後は「こんな仕事は引き受けられない、お前らはクズだ」と言い放つところは身勝手極まりないですね。確かに、ヘリに乗って相手を撃ち殺すという場面まで何をするのか教えられていないという主人公の苛立ちは分かります。しかし、映画の流れが一人称で進んでいくのに、肝心の主人公の心変わりする模様が描かれていない。(カットされたのかな?)もし、タッカーが本質的に悪党ならば、もっと詳細な人間描写が必要な気がします。
それに、狙撃の所では、「タッカーは狙いを外して撃ったはずなのに標的は死んだ」と言うと、「あれは他の場所で3人の狙撃手が狙っていた。私たちは保険をかけたのだ」と言われる。ということは、他の狙撃手を逃がすための陽動、つまりタッカーは捨石に利用されたわけです。しかし、考えてみるとその後ヘリを着陸させ、ご丁寧にタッカーは救い出されています。捨石ならば救い出す必要があったでしょうか…疑問です。映画の流れ的に考えると、その後ヘリは緊急着陸し、タッカーは這々の体で何とか追手を振り切り、エリーを救い出し、捨石に利用されたことを恨み、組織に復讐を試みるという方が展開的に面白かったかもしれません。
また、映画のオープニングの所とエンドロールで、タッカーの幼い頃からの写真が映し出されますが、意味があるのでしょうか。。。人生を描くならもう少し詳細シナリオの方がイイと思いますし…スポンサー関係でシナリオを変更せざるをえない事情があったような気配を感じますね。
そして、最後にタッカーの元を訪れたスピベンタとパインを有無も言わさず撃ち殺してしまいますが、何を言うのか聞いてから殺しても良かったのでは?と思いました。あれではスピベンタは何者だったのかが分かりません。私は意外にスピベンタが組織のボスで…というところを期待していたのですが…。ところで…スピベンタって、面白い名前ですね…。
私の感想としては、この映画は「今一歩。もう一度は観なくてもいいかもしれない」でした~。それでは~^^。
2009/10/09 10:35 期待マン
期待マンさん、コメントありがとうございま~す。
評価はいつも適当にその時の気分でつけてるんですよね。
★はすごく感動したとか興奮したとか、主人公やストーリーが大好きな時などにつけてます。タイトルの「~観ました」「~観た」「~感想」はおススメ度で、右にいくほど低くなってます。・・・言われなきゃわからないですね(笑)
総合的に考えると、この作品は「興味をひかれる部分もあるけど・・・」くらいでしょうか。
> もし、タッカーが本質的に悪党ならば、もっと詳細な人間描写が必要な気がします。
そうですね、わたしも観ていて彼がどんな人間なのか戸惑うことがありました。でも、個人的には悪党より”愛に生きる男”のほうがいいなぁ、エヘへ。
> 捨石ならば救い出す必要があったでしょうか…疑問です。映画の流れ的に考えると、その後ヘリは緊急着陸し、タッカーは這々の体で何とか追手を振り切り、エリーを救い出し、捨石に利用されたことを恨み、組織に復讐を試みるという方が展開的に面白かったかもしれません。
おお、ドラマティックですね。この作品のラストもインパクトはありましたが、ちょっと突き放した感じで置いていかれてしまいました。期待マンさんの仰るとおり、スピベンタ(どこ系の名前なんでしょうね?)の正体も気になりますし。
オープニングとエンドロールのタッカーの写真は・・・うーん、思い出せない。でもなんか意味深ですね。
もうちょっと面白くなりそうなのになぁ、と思いながら観ていたけれど、予算とか時間の問題で思うようにつくれなかったんだとしたらもったいない・・・。
雰囲気はあったんですけどねぇ、ひとにおススメできる程ではない感じの作品でした。
2009/10/09 14:10 宵乃
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2013/04/26 20:12
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