海外ドラマ「アガサ・クリスティー ミス・マープル」シーズン1 まとめ感想
ジェラルディン・マクイーワン版の「ミス・マープル」シーズン1です。あらすじも追加しました。
第1話「書斎の死体:The Body in the Library」
【あらすじ】ある朝、バントリー大佐の屋敷の書斎で、若い女性の死体が発見される。が、大佐をはじめ、家人は誰も彼女を知らない。遺体は観光地のダンサー・ルビーと判明。マープルは、バントリー夫人のドリーに頼まれ、調査を進めると、ルビーに驚きの事実が判明する。
女性が腫れた足首を見せた時に、ぐぐっと覗き込む男性陣にウケた。マープルは「動機は愛」と言ってたけど、遺産を頼みにしている以上お金目当ての犯行だと思うんだけどな。トリック成立のために計画的に少女を殺すとか最悪。バントリー夫人の夫への思いやりに少し救われた。
第2話「牧師館の殺人:Murder at the Vicarage」
【あらすじ】判事のプロズロウ大佐は、厭味な性格で村人たちから嫌われていた。自分の担当する裁判で厳しい判決を下したり、色々な人を責めたり…。ある日、教区委員も務める大佐は、教会の寄付金台帳を確かめようと牧師館を訪ねる約束をするが、そこで発見されたのは…。
事件は普通だったけど、刑事さんとマープルのやり取りはなかなか面白かった。食器洗いを任されたり、「チョコを贈るべきか、杖を蹴飛ばすべきか」とこぼしたら、離れたところにいた彼女がすかさず「チョコにしてちょうだい」と言うシーンが良い。でもマープルの不倫エピソードは…。
第3話「パディントン発4時50分:4.50 from Paddington」
【あらすじ】汽車に乗っていたマープルの友人・エルスペスは、併走する別の汽車の中で殺害現場を目撃する。エルスペスは車掌に通報し、警察がその汽車を捜索するが死体は見つからない。その話を聞いたマープルは、犯人が汽車から死体を放り出したと推理する。
事件より、潜入捜査をするルーシーちゃんを巡る恋模様の方が印象に残るかも。短時間で結論を出す必要はなかったと思うけどね。殺人事件にテンション上がっちゃう子供たちとの交流が微笑ましかった。
第4話「予告殺人:A Murder is Announced」
【あらすじ】ある村の新聞に「殺人のお知らせ」という広告が掲載される。リトル・パドックスという下宿屋で殺人を行うという内容だった。その広告を見た数人の村人が興味津々で下宿屋へと集まってくる。そして、新聞に予告された指定の時刻に、部屋の灯りが突然消える。
お金は怖いね~という作品。善良な人ばかり殺されていたたまれない事件だけど、大佐の恋が微笑ましくて印象に残る。しかし、始末するにもなんであんな大掛かりな事をしたのか意味不明だし、親しい女性が殺されたのに犯人に若干同情してるマープルもよくわからないです。