映画「おしゃれ泥棒」観ました

読み:おしゃれどろぼう
原題:HOW TO STEAL A MILLION
製作:アメリカ’66
監督:ウィリアム・ワイラー
原作:ジョージ・ブラッドショウ
ジャンル:★コメディ/ロマンス
【あらすじ】贋作画家シャルル・ボネを父親に持ち、頭を悩ませていた二コル。ある日、美術館に貸し出した偽ビーナス像が、鑑定にかけられると聞いて大慌て。先日、彼女が見逃してあげた侵入者シモンに、美術館から像を盗み出してほしいと依頼する。だが、彼の正体は贋作を調べる私立探偵だった。
「おしゃれ泥棒2」という(原題はLove Among Thieves)本作とはまったく関係ないTVムービーで、50歳くらいの彼女を初めて観たときの衝撃を思い出してしまいました。
いや、充分美しかったんですよ? でも、その頃は「ローマの休日」の彼女しか知らなかったので凄いショックだったんです…。
それはさておき、こちらは気楽に楽しめるロマンチック・コメディでした。
贋作のスリリングな魅力に取り付かれた父親と、いっつもハラハラさせられているニコルとのやり取りがカワイイです。もちろん、美術館の物置にシモンと2人で隠れるシーンも微笑ましくて良いんですが、あの楽観的な父親が私的にかなりツボでした。
あの父親、まるで犯罪者という感じがしないんですよね。贋作も彼にかかると子供のいたずらのようで、あれじゃニコルが本気で止められないのも肯けます。
見どころである盗みのトリックもブーメランを使ったお茶目なもので、発想は面白いけどよく成功したな、という感じでした。
何気に子供でも楽しめそうな作品です。
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■ Comment
僕もこの映画好きですよ。
まず音楽がいいですね。
そして当時37歳のオードリー・ヘップバーンも素敵です。共演のピーター・オトゥールは34歳だったかな?
ブーメラン以外にも磁石を使って鍵を盗む場面もハラハラしながらも笑えました。
「荒野の七人」や「続・夕陽のガンマン」で品のない荒くれ者を演じていたイーライ・ウォラックがこの映画ではエリートって感じの警部役。さすが役者です!
ラストも笑わせてくれますね。
ヘップバーンが47歳の時にショーン・コネリーと共演した「ロビンとマリアン」。あの映画もヘプバーンの魅力が生かされていました。
2010/09/25 10:31 間諜X72〔
編集〕
この作品いいですよね~、クスクス笑えて楽しい作品でした。
もう一度みたくなってきたかも!
> 「荒野の七人」や「続・夕陽のガンマン」で品のない荒くれ者を演じていたイーライ・ウォラックがこの映画ではエリートって感じの警部役。さすが役者です!
細部は覚えてないけれど、みな品があって西部劇の匂いなんて微塵も感じませんでした。やはり役者さんは凄いですね~!
オードリーの方がオトゥールより年上だというのも、全く気付かなかったです。やはり、オードリーはお美しい!
> ヘップバーンが47歳の時にショーン・コネリーと共演した「ロビンとマリアン」。あの映画もヘプバーンの魅力が生かされていました。
この作品も結構好きなんですが、ラストが悲しくて・・・。でも、わたしも彼女の美しさは印象に残ってます。コネリーのロビンも渋くて素敵でした。
いつもコメントありがとうございます!
2010/09/26 10:12 宵乃
全編通して、笑いに包まれていましたけど、たしかにあの親子の会話は面白かったですね。
お父さんがまったく悪いことをしていないと思っているところも凄いですが、なにげにそれが正論でもおかしくないような雰囲気に包まれていました。ゴッホくんの時代の埃だよ。と嬉しそうにニコルに説明しているあたり、かなりお茶目です。(^^;
それにしてもイーライ・ウォラック…騙され役のリーランドが、「荒野の七人」の敵ボスでしたか!
まったく判らなかったです。さすが役者さん。
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきました。
> なにげにそれが正論でもおかしくないような雰囲気に包まれていました。ゴッホくんの時代の埃だよ。と嬉しそうにニコルに説明しているあたり、かなりお茶目です。(^^;
信念に基づいた自信というか、本人が本気で思ってることって、とんでもない事でも言葉に重みがありますよね(笑)
> それにしてもイーライ・ウォラック…騙され役のリーランドが、「荒野の七人」の敵ボスでしたか!
> まったく判らなかったです。さすが役者さん。
「荒野の七人」とこの作品を観たばかりで、間諜X72さんのこのコメントをご覧になるとは、すごいタイミングでしたね。役者さんはほんと凄いです!
2011/12/22 10:40 宵乃
>50歳くらいの彼女を初めて観たときの衝撃を思い出してしまいました。
その映画は未見なので分かりませんが、
「ロビンとマリアン」も40代後半だと思いますが、結構キレイでしたよ♪
>あの父親、まるで犯罪者という感じがしないんですよね。贋作も彼にかかると子供のいたずらのようで、あれじゃニコルが本気で止められないのも肯けます。
なんとなく思い出してきました。
可愛かったですよね?
>見どころである盗みのトリックもブーメランを使ったお茶目なもので、発想は面白いけどよく成功したな、という感じでした。
これはハッキリと覚えていて、別の映画でパクッていたので、以降、忘れられないんです。
>何気に子供でも楽しめそうな作品です。
結構良い映画でしたね~。
でもフランスで英語しゃべっているとイライラするから、
イギリスを舞台にしてほしかったような気もします。
イラスト、とっても素敵です♪
写真よりも感じ出ています☆
2012/05/11 17:22 miri〔
編集〕
いらっしゃいませ、さっそくコメントありがとうございます!
「ロビンとマリアン」の彼女も綺麗でしたよね~。「おしゃれ泥棒2」を観た時の衝撃は、小学生が20代をみておじさん、おばさんだと思うのと同じ感覚だったかもしれません(笑)
> これはハッキリと覚えていて、別の映画でパクッていたので、以降、忘れられないんです。
お、そうだったんですか。このアイデアがいい!と思ったなら、劇中でその作品を観ているシーンを入れるとか、その人がその作品を好きだとわかるセリフを入れるべきですよね。オマージュとパクリの差はそういうところにあると思います。
> でもフランスで英語しゃべっているとイライラするから、
> イギリスを舞台にしてほしかったような気もします。
聞きわけられる人にはやはり気になってしまうポイントですね。わたしは字幕を読んでいると声をあまり聞かなくなってしまうので、そういう事に気付ける人ってすごいと思います。
阿部寛がローマ人の役をやってる映画みたいに、お笑いならOKでしょうか?
> イラスト、とっても素敵です♪
> 写真よりも感じ出ています☆
ありがとうございます!
この頃の絵のなかでは大きいサイズで、気合も入ってたみたいです。
ホント、衣装のことは疎くて余り言及したくないのですが、
宵乃さんの素敵なイラストにある衣装はドキッとするほど素敵でした。
女怪傑ゾロみたいなアイマスク?が、妙に艶かしくて、そこに白い手袋ですものねぇ。
下手すると安っぽくなりそうなのに、キュートでお茶目で・・・。
さすが、ヘプバーン&ジバンシー。
以前居たマンガ・アニメ系のブログ村では、場所柄、皆さんイラストの上手い人達ばかりで、
絵のまったく描けない僕は、非常に肩身が狭かったんです。
本籍だと思ってる映画村へ行けば、そんな事はないだろうと思っていたら、
ここも、また・・・。(笑)
絵の描ける人、羨ましいっす!
イラストにお褒めの言葉ありがとうございます。
このシーンのオードリーはホント素敵ですよね。あの衣装もバッチリ着こなしていて、彼女のためにつくられたという感じ!
元がいいので筆が進みました(笑)
> 本籍だと思ってる映画村へ行けば、そんな事はないだろうと思っていたら、
> ここも、また・・・。(笑)
いえいえ、わたしなんてまだまだですよ。「シネマ・イラストレイテッド」のmardigrasさんの美麗イラストに憧れて、今も修行中の身です!
宵乃さん。あけましておめでとうございます。
昨年はお世話になりました。今年も宜しくお願い致します。
さて、ここのところオードリー・ヘップバーンの話で盛り上がってますが、僕が一番好きなオードリー作品である「おしゃれ泥棒」に久しぶりに来ました。
>こちらは気楽に楽しめるロマンチック・コメディでした。
そこなんですよね!楽しくて何度も見たくなります。
>「荒野の七人」とこの作品を観たばかりで、間諜X72さんのこのコメントをご覧になるとは、すごいタイミングでしたね。
今、このコメントに気付きました。
何だか嬉しいです!
宵乃さんが描かれたイラスト。まさに「おしゃれ泥棒」って感じでいいですね!
2014/01/01 19:33 間諜X72〔
編集〕
明けましておめでとうございます!
間諜X72さんの一番好きなオードリー作品でしたか。わたしもこれと「ローマの休日」は同じくらい大好きです。
ホント、何度でも観たくなっちゃいますよね♪
> 今、このコメントに気付きました。
> 何だか嬉しいです!
間諜X72さんの情報が、わたしのブログを介して必要な人のところへ届いたようで、わたしも嬉しいです。いつもコメント下さってありがとう!
> 宵乃さんが描かれたイラスト。まさに「おしゃれ泥棒」って感じでいいですね!
ありがとうございます。密かに自分が描いたオードリーの中でも一番のお気に入りです。