映画「ヤング・ゼネレーション」観ました
読み:やんぐぜねれーしょん
原題:BREAKING AWAY
製作:アメリカ’79
監督:ピーター・イエーツ
ジャンル:★青春ドラマ/スポーツ
【あらすじ】浪人中にも関わらず自転車レースに夢中なイタリアかぶれのデイブ。父親の小言も聞き流し仲間と地元で遊んでいたある日、大学生たちともめ事を起こす。仲裁が入り、毎年この町で開催される自転車レースで決着をつける事になるが…。
ストーリーは単純なもので、将来の不安や父親との溝、仲間とのすれ違いや大学生との対立を、自転車レースに挑戦することで乗り越えてゆく、という感じ。原題の意味は、自転車や様々なレースで、急にペースを上げて相手との距離を空け、置き去りにする戦法のこと。
私は何故か四人組を見分けられなくて、前半はどれが誰のエピソードなのか分からなくなったりもしたんですが、自転車レースで一度は敗れるも、父親の励ましや仲間の助けのおかげで見事トロフィを手にしたラストには、爽やかな感動を味わえました。
とくに父親の厳しい言葉の裏に隠された深い愛情が良い!
勉強も仕事もせずに自転車に夢中なのを叱り飛ばしていた彼が、レースでイタリアのプロ選手の妨害に遭って負けた息子に「毎回トロフィーを持ち帰らなくてもいいんだよ」と優しく慰めたのにはぐっときます。
大学生との対決でも自分の事のように一喜一憂していて、わだかまりが完全にとけたんだなと嬉しくなってしまいました。
そして、なんと言ってもラストのオチ!
フランス人の女の子に一目惚れしたデイブが、父親とすれ違いざまに一言。
『ボンジュール、パパ!』
あんぐりという表現がピッタリの父親のどアップがたまらなく好きです。