忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「グレート・ストリーム」観た

 | アドベンチャー  com(6) 

グレート・ストリーム
読み:ぐれーとすとりーむ
原題:WHITE WATER SUMMER RITES OF SUMMER
製作:アメリカ’87
監督:ジェフ・ブレックナー
ジャンル:アドベンチャー/青春/サスペンス

【あらすじ】自立心を育てるため、大自然のサマー・キャンプに送られたアラン。コーチのビクは彼を気にかけるが、アランが自分なりに行動した途端、態度を急変する。彼への厳しさは次第にエスカレートし、少年達は自分達だけでの下山を決意する。

コーチがサイコ野郎かどうか、ドキドキしながら観てました。
でも、他で解説を読んでも”サスペンス”という言葉が載ってないんですよね。もしかして、一般的に彼の行動は”厳しい訓練”で済まされるものなんでしょうか?

(1)古い吊り橋を渡れない14歳の少年を置いてきぼりにする。
(2)吊り橋の向こうに忘れてきた物を夕方に一人で取りに行かせる。
(3)橋の一部が壊れ危うく落ちかけたのを見ておきながら、一切助けない。
(4)彼の教えた方法ではなく、仕掛けを造って魚を捕まえたことに激怒。魚を捌くまで戻るなと雨の中一晩放置
(5)登山経験のない子供4人を連れ、険しい山をロッククライミング。
(6)ロープの振り子で離れた足場に飛び移るのに失敗した少年を、またもや置いてきぼり。(宙ぶらりん状態)
(7)生徒に『殺してやる!!』と殴られるようなコーチ。(逆だったかも)

…う~ん、訴えれば勝てそうなんですが。
っていうか、”過酷な山岳トレーニング(子供数人にインストラクター1人)”は最初から決まっていたことなので、そんなものに送り出す親がオカシイと思うんですけどねぇ。
アメリカじゃ普通なのかな?

■ Comment

こんばんは。

この作品、すごいですね(笑)
確実に訴訟したら勝てそうです・・・

特に④⑤⑥なんてインストラクターとして監督責任を放棄してる気がします。
2009/05/25 19:25  きみやす

ですよね~

> 特に④⑤⑥なんてインストラクターとして監督責任を放棄してる気がします。

ホント、怪我も病気もなかったのが不思議なくらいです。インストラクターの免許とかって、無いんですかね? ・・・免許持っててアレだったら、もっと困るけど。

子供たちが命令通りに動き、自分を頼り、尊敬するようになっていくのが見たくて、彼はこの仕事をしてるとしか思えないんですよね。アランが思い通りにならなくて顔を真っ赤にして怒るところなんか、器の小ささが窺い知れます。

ネタバレなんですが・・・
この流れで、最終的にアランとビクが友情を育んでしまうところがすごいです。
訴えれば勝てるのに(笑)
2009/05/26 11:11  宵乃

遅ればせながら…

いつも楽しく拝見させていただいております。私も地上波・衛星と映画を撮っては見てを繰り返していますが、最近は見る数より溜まっていく数の方が速く、何とか見るペースを上げなければと思っています。

さて、私も遅ればせながら当作品見ました。私の感想としては、ビクという人物の人物背景がもう少し詳細だったら良かったかなと思います。例えば子供の頃友達が居なくてとか、親との関係はどうだったかとか。。。そうすれば、彼が採った行動の理由がもう少し理解できたかな、と。

あと、ラスト付近がちょっと急ぎすぎたかな~という感じがします。ビクが怪我をしてしまうというアクシデントがあって、アランとビクを置いて他の3人が下山しますよね。その下山する過程が一切描かれていないし、川を下って激流を過ぎて、やれやれといったところでタイミング良く救助隊のヘリが到着するし。。。そして、その後その3人もビクも登場しない。本来だったら皆で手を取り合ってという所まで見せて、ビクが「俺が悪かった」と来ると、なかなか、いいラストとなるような気がしませんか。
2009/09/22 10:47  期待マン

Re: 遅ればせながら…

期待マンさん、コメントありがとうございます!
わたしと同じで映画はTV派ですか。衛星放送は国会中継などで映画がつぶれると、後から怒涛の二本立てが続くので消化が大変ですよね(笑)

確かにビクの人物背景は足りなかった・・・というか無かったかも。
あれじゃあ、ただのアブナイ人にしか見えませんし、最後の和解も「え?」という感じでした。

> あと、ラスト付近がちょっと急ぎすぎたかな~という感じがします。ビクが怪我をしてしまうというアクシデントがあって、アランとビクを置いて他の3人が下山しますよね。その下山する過程が一切描かれていないし、川を下って激流を過ぎて、やれやれといったところでタイミング良く救助隊のヘリが到着するし。。。そして、その後その3人もビクも登場しない。本来だったら皆で手を取り合ってという所まで見せて、ビクが「俺が悪かった」と来ると、なかなか、いいラストとなるような気がしませんか。

うんうん、これなら青春ものの清清しさがあります。いつのまにか親友に、じゃ物足りないですもんね。
やっぱり、一緒に苦難を乗り越える→謝る→和解という流れは、定番だけど外せないポイントだと思います。
2009/09/24 09:54  宵乃

この映画の紹介ありがとうございます
また見たかったんですが、おかげさまでVHSを見つけられました!もう手に入らないと思っていたので嬉しいです!

山中で焚き火しているケビンベーコンの孤独な後姿が彼の役柄の生い立ちを語っているようで、長い間心惹かれる映画になりました。いや、突っ込みどころ満載なのはもちろんなのですが。

アマゾンで注文したばかりなので見れるのはまだ先ですが、感謝をこめて!
2010/05/08 23:49  るる

>るるさん

訪問&コメントありがとうございます。
気まぐれに張っておいたリンクがお役に立てたようで、こちらこそ嬉しいです。
早く届くといいですね♪

> 山中で焚き火しているケビンベーコンの孤独な後姿が彼の役柄の生い立ちを語っているようで、長い間心惹かれる映画になりました。

そうですね~、確かに彼の生い立ちには何かありそうです。あの後姿のシーンはわたしも印象に残っていて、何か語られるのかなぁと期待してしまいました。・・・結局なかったですけど(笑)
その辺が惜しまれる作品でしたね。
2010/05/09 10:08  宵乃
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