忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

一言映画感想(7/25~7/30)

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視聴期限があってホラー作品をいくつか鑑賞。企画で見たかったのに…。

7/30「ゾンビ・ガール」

ガールという感じじゃないですねー。エコ大好きで、それを周りにも押し付けるタイプの感情的な女性が、愛と悪魔の力で復活。趣味の合う女性といい感じになり始めていた元カレの元に押しかけてくるという設定が面白いです。何となく「永遠に美しく」と似たような雰囲気だけど、それよりかはおとなしめ。腐ってハエがたかり始めてるのに、彼に嫌われるという発想がないのが一番怖いかなぁ。きっと生きていても似たようなことになってたと思う(笑)

7/30「恐怖ノ白魔人」

ゴア描写は少なめだけど最初からホラーっぽい雰囲気出てました。でも、肝心の白魔人は母親が嫌がるほどか?という感じ(ヴォルデモートみたい)で怖くはない。むしろその父親の方が怖いよね。後半は天使のような赤ちゃんと妹だけは無事でいてと祈るような気持ちで見られたので、そこそこ緊張感はありました。パパさんはいたぶって殺したのに、ママさんにはポカポカパンチだったのは自分の母と重ねてしまったりしたのだろうか?

7/28「RED/レッド」

コミカルでクスリと笑えるところもあったけど、基本的にスパイものは何故かテンションが下がって…。豪華キャストでマルコヴィッチとボーグナインが見られたのは良かった。ロケットランチャー対拳銃の対決が笑えました。

7/28「バケモノの子」

全く期待してなかったんだけど、前半はそこそこ楽しめました。似た者同士の師弟関係。お互いに成長できる関係っていうのがいいよね。でも、簡単にバケモノの世界と九太がいた世界を行き来できるようになってから一気に中途半端に。九太の行動がちぐはぐだし、苦労がぜんぜん伝わってこない。さらに、師匠にとって大事な日であり出会いのきっかけにもなった闘技会が、九太にとってぜんぜん重要なものじゃなかったってのがどうも…。というか、九太の言動の端々から、彼にとってバケモノの世界が軽いものだとしか伝わってこない。他にも、一郎彦は影薄いし、楓はわかった風な口をきいて出しゃばるし、うさぎのおじいさんは一郎彦のこと知ってたのに何も行動しなかったとか扱いの差が…。この監督の作品、ここまで酷かったっけ?

7/27「この子の七つのお祝いに」

最後の方まで火サスだなぁと思って見ていたけど、ラストの真相はあまりにやり切れないものでした。でも、結局はぜんぶ父親が逃げ続けてたせいだよね…。後悔して真実を話している風だけど、あの女に育てられた娘が怖いからでしょ?お金持ちになったんだし、腕利きの探偵に元奥さんの写真または似顔絵捜査員の絵なりを渡せば、先に見つけ出せたはず。最初の奥さんがショックで死んだのも、娘を探す動機を弱めるためとしか思えない。賞をとった原作ではもう少し納得できる流れなんだろうか?岸田今日子演じる母親が不気味でした。

7/27「吸血鬼ゴケミドロ」

ツッコミどころだらけな上に、登場人物がみんな濃すぎる(笑)なんだあのサイコパスな精神科医は…。地球外生命体を研究する学者も変な人だし、まともそうなパイロット?も水がないのに不時着した旅客機に留まろうと必死。ラストは意外性あったけど、あんなに近くに道路があって誰も気づかないのは何故?よくわからないけどインパクトはありました。

7/25「ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ」

プロパガンダ色が強いけど、うぬぼれが強くなってしまった主人公を思いやりを込めて両親が諫めるくだりや、老けメイクにすっかり騙される彼女、「花束を持ってきた時からわかってたわ」「彼女は歌を、私はあなたを手に入れた」と言う素敵すぎる彼女とのなれそめ、赤の他人なのに相棒のような顔をして助け舟を出し仕事と友情をゲットするくだりなど、印象的なエピソードがたくさんありました。コーハンさんは家族を本当に大事にしていたんだね(ここで描かれる奥さんは架空の人物らしいけど)。ミュージカル好きなら楽しめると思います。

■ Comment

おはようございます☆

>7/25「ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ」
>プロパガンダ色が強いけど、

やっと見ました☆

この頃に作られたアメリカ映画についていつも思う事ですが
この作品には今までで一番、明るく強く感じました。

勝てるわけないよね、こんな国と戦って・・・
当時のアメリカに関わっていた人は全員、最初から敗戦を
分かっていたでしょうね・・・特に映画関係者は・・・可哀想ですね。

>うぬぼれが強くなってしまった主人公を思いやりを込めて両親が諫めるくだりや、老けメイクにすっかり騙される彼女、「花束を持ってきた時からわかってたわ」「彼女は歌を、私はあなたを手に入れた」と言う素敵すぎる彼女とのなれそめ、赤の他人なのに相棒のような顔をして助け舟を出し仕事と友情をゲットするくだりなど、印象的なエピソードがたくさんありました。

ホント全部宵乃さんの仰るとおりでした。
この監督には今まではあまり好きな作品はなかったけど、
この作品は、本当に上手に作られているなあってしみじみ思いました(笑)。

>コーハンさんは家族を本当に大事にしていたんだね(ここで描かれる奥さんは架空の人物らしいけど)。

奥さんは居なかったのかなあ?
まあ、いても4人組の結束が固過ぎて、入れなかったのかも?

でも映画的には良い描き方でした、奥さんとのエピソードがなかったら、
ひたすら「仕事・国家万歳」でしたものね!

>ミュージカル好きなら楽しめると思います。

楽しめた部分が多かったです。

この映画で一番印象的だったのは
「フランスには独立戦争の借りがあるからそれを返すのだ」というセリフで、
結局、アメリカにとってはその程度の戦争だったのだなあって感じました。


.
2018/08/25 08:54  miri〔編集

>miriさん

いらっしゃいませ!
ホラーだらけの中から見つけてくださってありがとうございます。

> この作品には今までで一番、明るく強く感じました。

ホント、戦争の時代に作られたにしては明るくて見やすかったですよね。
日本の上の人もこういう作品を見ていれば歴史が変わっていたかもしれません。

> この監督には今まではあまり好きな作品はなかったけど、
> この作品は、本当に上手に作られているなあってしみじみ思いました(笑)

「カサブランカ」の監督さんでしたか。かなりの作品を撮ってるようなので、もしかしたら未見作品の中にはmiriさん好みの作品があるかも?

> 奥さんは居なかったのかなあ?
> まあ、いても4人組の結束が固過ぎて、入れなかったのかも?

一度彼の浮気が原因で離婚して、再婚相手と添い遂げたみたいです。映画制作時に離婚歴のことを描かないように注文したんだとか。元奥さんからしてみたらムカつくかもしれませんが、これが功を奏した部分もありますよね。

> 「フランスには独立戦争の借りがあるからそれを返すのだ」というセリフで、
> 結局、アメリカにとってはその程度の戦争だったのだなあって感じました。

あはは(汗)
2018/08/26 10:10  宵乃〔編集

こんばんは。

→恐怖ノ白魔人

冒頭のクラランスのお母さんが、そこまで狂ってしまうほどの事か?とは思いました
クラランスがもっとバケモノ然としているのかと…
それにしても、生き残り少年のお母さんをバチンバチン殴るところ、
ほんと無機質で不気味でした!
れっきとした攻撃なのに、攻撃性のない、うつろな瞳とか、あの手の動きとか
ほんと絶妙で気持ち悪い感じで。
お父さんの時はあんなに攻撃的だったのに、あの差はいったい。
序盤&中盤の田園青春物語から、一点、
後半ホラーになだれ込むとことか、好き!です
2018/09/18 21:32  maki編集

>makiさん

> 冒頭のクラランスのお母さんが、そこまで狂ってしまうほどの事か?とは思いました

ですよね、クラランスの様子を見てると普通に育てれば家族思いの優しい子になっていたと思いますし。

> れっきとした攻撃なのに、攻撃性のない、うつろな瞳とか、あの手の動きとか
> ほんと絶妙で気持ち悪い感じで。

一人でちゃんと見ていたらその気持ち悪さが伝わってきたのかなぁ。ニコ生のコメントを消して観ればよかった!

> 序盤&中盤の田園青春物語から、一点、
> 後半ホラーになだれ込むとことか、好き!です

かなりやんちゃな子供たちも結構怖かったですが、前半と後半のギャップは本当に良かったですよね。低予算ながら頑張ってました。
2018/09/19 10:04  宵乃〔編集
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