映画「アイアン・ジャイアント」観ました

読み:あいあんじゃいあんと
原題:THE IRON GIANT
製作:アメリカ’99
監督:ブラッド・バード
原作:テッド・ヒューズ
ジャンル:★SF/ファミリー
【あらすじ】1957年メイン州の小さな村。母親と二人で暮す少年ホーガースは、発電所で鉄の巨人と出会う。記憶を失くし行く当てのない彼を匿い、友情を育んでいく少年。”ヒーロー”に憧れる二人だったが、彼の正体はとんでもないもので…。
ものすごく直球勝負なつくりで、先は読めるものの素直に感動できました。
まるで純粋な子供のような鉄人の挙動、表情が素朴で可愛らしく、やんちゃな少年ホーガースや鉄くず芸術家との交流も心温まります。
鉄くずの中で見つけた”Sのマーク”を胸につけて喜んでいた鉄人が、自分が”兵器”だと気づいた時の悲哀に満ちた表情。そして、自分を失っていた彼が、ホーガースの「なりたい自分になるんだ!!」という言葉で我に返り、”スーパーマン”になろうと決意するシーンには胸打たれます。
また風刺も効いていて、原爆が落ちたら机の下に隠れようという宣伝映像には笑ってしまいました。(爆心地でも机の下だけは地面が残ってたり) まあ、本当にあんな風にしか認識してなかったと考えると笑えませんが、実際はどれくらいのものだったんでしょう? 「アトミック・カフェ」というドキュメンタリー映画を観ればわかるようなので、機会があったら観てみたいです。
それにしても、小さい頃から「高い所から落ちた人を地面すれすれでロボットが助けても、地面に激突したのと変わんねー」とか思っていた私が、この映画ではそんな無粋なことを考えず純粋な気持ちで観れたことが嬉しいです。
童心に返る、以上のものを得た気がしました。
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■ Comment
コメントありがとうございました。
最初、かっこ悪いロボットだなーと思って見てました。
だんだん、かわいく見えてきて、
恐れを知らずに行動する姿も、
かなり無表情なだけに、ハラハラさせてくれました。
なりたい自分になれるんだ、というのは、涙でした。
こちらこそ、コメントありがとうございます!
> 最初、かっこ悪いロボットだなーと思って見てました。
> だんだん、かわいく見えてきて、
> 恐れを知らずに行動する姿も、
> かなり無表情なだけに、ハラハラさせてくれました。
そうそう。シンプルで表情も少ないからこそ、一挙一動に目が離せないんですよね。
第一印象と観終わってからの印象のギャップに驚かされます。
> なりたい自分になれるんだ、というのは、涙でした。
わたしも涙がぶわっと出てしまいました。またいつか観てみたいです。
2010/05/04 11:09 宵乃
これはいい作品でした。
憧れのスーパーマンとなる決心をしたときには本当に感動し、そしてラストシーンでは大泣きでしたね。
最近はストーリーが複雑になっていて感動よりも「?」が先に立ってしまう作品が多いのですが、これはストレートに心に響く作品だったと思います。
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきました。
いらっしゃいませ。
この作品にはピュアな気持ちが詰まってましたよね。
「なりたい自分になれる」という言葉がこれほど響いた作品は今までなかったです。
> 最近はストーリーが複雑になっていて感動よりも「?」が先に立ってしまう作品が多いのですが、これはストレートに心に響く作品だったと思います。
「先が読める」ことが欠点になるとは限らないと、これを観て気付いて欲しいですよね。
たくさんの人に見てもらいたい作品です。
2010/08/02 11:11 宵乃
おはようございます!!(^.^)
僕は知りませんでしたが、本当に知ってる人は知ってる
映画だったんですね!!素晴らしい映画でした!!(^.^)
>それにしても、小さい頃から「高い所から落ちた人を地面すれすれでロボットが助けても、地面に激突したのと変わんねー」とか思っていた私が、この映画ではそんな無粋なことを考えず純粋な気持ちで観れたことが嬉しいです。
すみません、僕は「あぁ~、本当だったら絶対死ぬ~」
と思いながら見てました(笑)そこの部分は理性で
感じてないふりをしました(爆)
この映画は忘れたころにブログDEロードショーにリクエストしたいです!
って皆さん、見られてるかもしれませんね、、、(^▽^;)
> 僕は知りませんでしたが、本当に知ってる人は知ってる
> 映画だったんですね!!素晴らしい映画でした!!(^.^)
わたしはたまたまTVのオンエアを観たんですが、秀作だけに知るひとぞ知る作品のようです。もっと多くの人の目に留まって欲しい作品ですね♪
> すみません、僕は「あぁ~、本当だったら絶対死ぬ~」
> と思いながら見てました(笑)そこの部分は理性で
> 感じてないふりをしました(爆)
あはは、やはり思っちゃいましたか。
でも、無粋なツッコミは入れたくないと思える作品ですね。
> この映画は忘れたころにブログDEロードショーにリクエストしたいです!
> って皆さん、見られてるかもしれませんね、、、(^▽^;)
いいですね!
見た事があってもきっとみなさん楽しめると思います。
数年後にリクエストして下さい♪
これだけ先が読めてそれでいて無性に面白くてさらに予想の斜め上を行くような脚本、とてもじゃないが自分には書けないです。
みごとにやられました。アメリカすげえ。
2017/01/20 19:27 ポール・ブリッツ〔
編集〕
いらっしゃいませ、過去記事を見つけ出して下さってありがとうございます♪
本当に素直に泣ける作品ですよね。内容は記憶から薄れかけていますが、この作品を観て温かい気持ちになったのは印象に残っています。
ポールさんから見ても素晴らしい脚本でしたか~。そろそろ再見してもいいかな~。