忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「マーティ」観ました

マーティ
原題:MARTY
製作:アメリカ’55
監督:デルバート・マン
原作:パディ・チャイエフスキー
ジャンル:★ロマンス/ドラマ

【あらすじ】弟たちに結婚で先を越され、母に心配されるマーティ。土曜日には友人とナンパに励むが、容姿や体形のせいか振られてばかりだった。そんなある日、ダンスホールにくり出した彼は、同じ様な悩みを抱える地味な女教師クララと出会う。

容姿にコンプレックスを持つもの同士が出会い、惹かれあってゆくお話。
映画の中では美男美女の恋が氾濫していますが、現実にはそうじゃない人のほうが多いわけで、”そうじゃない人”に含まれる身としてはとても共感できる内容でした。ただ、不美人であるはずのクララが普通に清楚な美人なので、そんなひとが不細工呼ばわりされていると(本気でなくとも)軽くヘコみます…。

まあ、それは置いといて、不器用なマーティの恋模様は地味ながら楽しめました。
つい浮かれて自分の事ばかり話してしまったり、険悪なムードに気付かず相談を持ちかけたり、踊りだしそうな勢いで看板(?)を叩いたり…見ていてほのぼのしてきます。
そして、彼の気付かないところで膨らむ母親の”不安”や友人の”妬み”など、身近に起こりうる問題が描かれていたのも良かったです。
終わり方はちょっと唐突でしたが、ひとに勧めたくなるような作品でした。

■ Comment

おはようございます☆

この映画、私も見ましたが、オスカー作品賞・脚本賞・主演男優賞を取っていて、カンヌ映画祭の一等賞と、ダブル受賞しているのは、長年の歴史の中でも、この作品だけ(戦中にもうひとつあるが、カンヌ映画祭が開催されず、ボツ)だそうですよ!

宵乃さん知っていましたか?わたしゃ、知った瞬間に腰を抜かしそうになりましたよ!

そりゃ悪い作品ではありません。でも、でも、日本で劇場公開もされていないし、この前後数年を見ても、この作品だけ、どう考えても「?」です。

知る前の私の感想のほぼ全てです。↓
この映画は、B級映画だと思いますが、温かい気持ちにあふれていたと思います。映画というよりアメリカのテレビ映画みたいだった。
主人公の人はちょっと有名人だったけど、他の俳優は全然知らないし、監督も脚本も全く知らないし、たいした話ではないけど、それはそれで、こういう映画を見てホッとしたい時もあるよね。大作や考えさせられる映画ばかりでは疲れるしね。
まあでも見て良かったと思っているよ、50年代のアメリカの普通の風俗、若者の楽しみ、日曜日のミサ、嫁姑問題、色んな事含んでいて、それなりに考えたし。
ありがとう、B級映画!って感じかな?

知って数日たった後の感想の一部です。↓
思い返しても、温かい映画だと思うし、嫁姑問題とか、若者の風俗とか、ドキュメンタリーに近い作りで・・・それが反対に受けたのかな?

以上です。長々とすみませんでした。
2009/10/02 09:29  サイ〔編集
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