映画まとめ感想(8/23~29)
海外ドラマを見終わったので映画鑑賞再開です。今年は本当に暑くて映画見るのも辛かったけど、やっと夜は涼しくなってきて嬉しいです。でも夜の涼しさに体が慣れて日中の暑さがキツイ…。引き続き熱中症に気をつけましょう!
8/22「MEG ザ・モンスター:THE MEG(2018)」
監督:ジョン・タートルトーブ、原作:スティーヴ・オルテン
久々のサメ映画でそれなりに楽しめたけど、見終わった後の印象がとても薄い。主人公とサメの宿敵感が薄いのが原因かな?主人公側には仲間を見捨てざるを得なかった過去があるのでサメへの殺意高めなんですが、サメからしてみれば小さな餌の1つくらいの感覚しかなさそうで…。実際はどうかはともかく、サメも主人公を敵視してるように見えた方が盛り上がると思う。あと、自己中な嫌なヤツを減らそうとした反動か、自己犠牲精神が強い登場人物が多すぎて逆に盛り上がらないというか。ただの海洋研究者とかなのに、なんでそんなに覚悟キマッてるんでしょう(笑)さらに、最初の自己犠牲者さんの奥さんが主人公と良い雰囲気になってるのがなぁ。そりゃあ残した家族には幸せになってほしいだろうけど、直後から男と女の雰囲気になるのは早すぎない?あの世で旦那が泣いてそうで、主人公たちにちっとも感情移入できませんでした。メガロドンがいた場所の映像とかは良かったです。サメの迫力は映画館だったら楽しめただろうなぁ。
8/23「ミラクル・ニール!:ABSOLUTELY ANYTHING(2015)」
監督:テリー・ジョーンズ
宇宙人に全知全能の力を与えられ、知らぬ間に地球の命運を託されてしまった男のお話。
ゆるくて面白かったです。大抵の人間はすごい力をいきなり与えられても、ニックみたいに失敗したり欲望に忠実になったり、くだらないことに使ったりするのがオチですよね~。彼は最初の方でどうすればいいか困って「解決のアイデアを閃け」みたいな使い方をしていてすごいなと思ったんですが、その後は使わず失敗したりしてて賢いんだか何だかわからないところが人間らしくて好きです。あと愛犬デニスとの絆も良かった。最後にはわんこがすべてを持っていったし、彼らの愛情が世界を救ったと言っても過言ではない。わんこの愛情表現がストレートで熟年夫婦みたいな安心感がありました。もはやヒロインが当て馬状態(笑)ヒロインに付き纏うヤベー男がニックの力を知り、迷うことなくヤベーことをするところがホント怖かったです。でも最後はクスリと笑わせてくれるんだよなぁ。猫派でも楽しめるわんこ愛溢れる作品でした。デニスの声がロビン・ウィリアムズでこれが遺作だったんだね…(涙)
8/29「オーバー・ザ・トップ:OVER THE TOP(1987)」
監督:メナハム・ゴーラン
あまり評判は良くないみたいだけど、普通に面白かったし最後はウルっときました。アームレスリングという地味な題材なのに、試合中は結構盛り上がって観てて「グググ…!」と力が入ってしまいます。会場の熱気もすごかったし、公式のイベントとかじゃなくても盛り上がりまくってて「みんなアームレスリング大好きだな!?」と驚きました。前半のロードムービー部分では、スタローンの不器用な父親っぷりが微笑ましくて、いいとこのお坊ちゃんに育っていた息子くんがみるみる少年らしい笑顔を見せる過程が良かったです。無免許運転はちょっと怖いけどね…(絶対人の通らないところでやって)。息子くんの初めての賭け腕相撲で、負けて逃げだした彼にかけた言葉が後々彼の中にしっかり息づいていたとわかるのもいい。あんな親子の姿を見たらお爺様も負けを認めるわ…。お爺様に雇われた弁護士の人が、ちゃんと仕事をする一方で主人公に同情的な目を向けてるところもいいね。お爺様とどうなったのか描かれないけど、会社が軌道に乗る頃にはクリスマスを一緒に過ごせるようになってるといいなぁ。