忘却エンドロール

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映画「バスケットケース2・3」感想

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「バスケットケース2/BASKET CASE 2」
米’90、フランク・ヘネンロッター

一作目を見た時に続編があることを知ってみない方がいいなと思っていたんですが、GYAOで配信してるのを知って見てしまいました(笑)
前作で死んだと思われた二人は実は生きていた!という展開で「おいおい」と思ったものの、これはこれで別物として面白かったです。前作から間を空けたのもよかったかも。
前回描かれていた悲哀はすっかり消え失せて、フリークスという名のクリーチャーがわんさか出てくるブラックジョークのような作品になってます。奇形でそうはならんやろ、というカエル人間みたいなのもいて他の方も言ってるけど完全に”見世物小屋”。
予算がちょっと増えたようで、兄の造形が良くなってるし特殊メイクもやり過ぎなくらいです。ついでに美人も増えました。

そして狂ってるのがベリアルたちを保護したお婆さん。彼らの人権を訴える活動をしてるみたいだけど、実際のところは自分を必要とする人たちとの共依存コミュニティを作りたいだけのような感じなんですよね。殺人容疑で追われるベリアルたちを保護したのも、自分たちの王国を壊そうとする奴を処刑できるベリアルの力が欲しかっただけでしょう。「顔を引き裂いても問題は解決しないわ」と言いつつ、問題解決のために彼の力を利用してるのがその証拠。

地下に集って聖戦のごとく彼らをたきつけるくだりも良い感じに狂ってます。まともそうに見える孫娘さえ、普通に協力的で殺人をやむを得ないことだと思ってるんだもんなぁ。
カメラマンを屋根裏におびき寄せ、フラッシュのたびにフリークスが迫ってくる見せ方は上手かったし、ベリアルが自分と同じような奇形のイブと結ばれる展開には笑うしかなかったです。執拗に描写しすぎ!そして前作の設定を無視しすぎ!(8年経って忘れたのかな…)

また、ドゥエインも恋人を殺されたショックのせいか、それとも頭の打ちどころが悪かったのか、かなりキャラが変わってましたね。さらにラストで色々あって一気に狂ってしまいます。このラストは予想してませんでした。怪力のはずのベリアルを押さえつけられたのは、やはり怒りのパワーが二人の超能力に影響を与えているということでしょうか?
血を吹き出しながら笑うドゥエインの様子はなかなかにゾッとするものがあってよかったです。

「バスケットケース3/BASKETBASKET CASE 3: THE PROGENY」
米’92、フランク・ヘネンロッター

完全に蛇足な三作目。悪趣味なドタバタコメディという感じで、登場人物のほとんどが何も考えてないように見えます(汗)
二作目と同様にルースは”マイノリティの味方”である自分に酔いしれて、ベリアルをいいように使って自分たちの王国を作ろうとしてます。ラストなんて放送局に乗り込み、ニュースキャスターをベリアルに襲わせて宣戦布告してるし…。
面白かったところは、荷台からベリアルの入ったバスケットが落ちたとしか思えないシーン、リトル・ハルの「マァーーーム!!!」、保安官の娘がとんだ変態女だったシーンくらいかな。
相変わらず彼らを見世物にしてるし、彼らがお付き合いするのは”同類”か”美女”の二択。兄弟の事情を知ってる保安官たちが彼らを見て化け物扱いするのは不愉快だったけど、彼らも自分たちとそれ以外の人たちを区別し選民思想的になってて、こんな描き方でいいのだろうか…と思ってしまいました。

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