一言映画感想(8/6~8/17)
室温=体温はやめてくれぇ…。
8/6「シックス・センス(しっくすせんす)」
久しぶりに再見。もしかしたら字幕で見るのは初めてかも? オチがわかっていても引き込まれました。ブルース・ウィリス演じるマルコムの表情が良かったです。再見だと彼が置かれている状況もわかるので、その表情から読み取れる感情がより味わい深く見えるというか…。 そしてコール君と心を通わせていく過程、少年の成長と母親との関係の変化、マルコムの気付きと深い愛情が丁寧に描かれていて、決してどんでん返しだけの作品ではないとわかります。 何気に物語の中で何度も”見方が変わる”ポイントがあったことにも今回気付かされたし、再見してこその面白さもあるよね。コールの秘密、救えなかった彼の秘密、幽霊たちが現れる理由、そしてマルコム自身の秘密…。これらが明かされるたびに物語の印象が変わっていくのが面白かったです。再見してよかった!
8/13「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島(せんたーおぶじあーす2しんぴのしま)」
結構楽しかったです。暑いなか何も考えずに見るにはちょうどいい作品でした。ヘリの操縦士のガバチョがいい味出してるよね。熊ちゃんとか呼ばれてそうなずんぐりむっくりした愛嬌あるおっちゃんでした。娘の学費のために死の海域に娘も連れて行くのは本末転倒すぎですが(汗)義理の息子との絆構築のために冒険の旅についてきてくれるロック様と、息子が憧れる祖父との微笑ましい対抗心も可愛らしかったし、ノーチラス号のエイみたいなデザインも可愛い。神秘の島での冒険はまあ映画館で見ていたら迫力ありそうな感じでファミリー映画としてよくまとまってました。
8/16「新・ガンヒルの決斗(しんがんひるのけっとう)」
復讐のためにやってきた主人公が、昔の女の一人娘を預かることになって…という異色西部劇。おじさんカウボーイとおませな少女の組み合わせはほのぼのしてて良かったけど、主人公に絡んでくる悪役ガンマンが胸糞悪い奴でちょっとね…。ホント、銃を振り回して相手を恐怖で従わせて、どうして自分が偉いと思い込めるのか不思議です。いやむしろ自分がみみっちい臆病者で、銃を振り回さなければ誰にも相手にされないクズだと無意識に理解してるから、ムキになってるのかな?手段を知らないから、結局銃を振り回すだけのみっともないチンピラだけども。とりあえず、復讐者は相手に気取られる前に隠密行動で近付いて即暗殺してくれませんかね。いつも相手に気付かれるから余計な犠牲者が増えてる気がする。母子が無事でよかった。
8/17「さすらいのカウボーイ(さすらいのかうぼーい)」
ピーター・フォンダによるピーター・フォンダのための西部劇?自分で撮っただけあって主人公はカッコいいです。そして男の友情を妻に「浮気相手と帰ってきて、一緒に暮らそうだなんて!」と言わせる作品(笑)ブロマンス好きにはたまらないかもしれない。でも冒頭から死のにおいが付きまとうんですよね~。上流から流れてきた少女の遺体に、引き揚げようとすれば崩れるからと見なかったふりをする。そして気のいい若者が馬を気に入られたために殺され、その制裁を下したために主人公の友人も狙われてしまうことに。…まあ中途半端な制裁なんかしたら当然ですが。長年放置してきた奥さんが、まさに苦労した農家の女という感じに肌がボロボロなところがリアリティあって良かったです。変な映像演出は鼻に付きました。