映画「名探偵ピカチュウ(めいたんていぴかちゅう)」
原題:POKEMON DETECTIVE PIKACHU
製作:アメリカ’2019 105分
監督:ロブ・レターマン
ジャンル:★アドベンチャー/ミステリー/ファンタジー
【あらすじ】かつて敏腕刑事だった父ハリーが事故で亡くなり、荷物を整理するためライムシティにあるハリーの部屋へきたティム。そこでハリーの元相棒だった記憶喪失の喋るピカチュウと出会った彼は、父親がまだ生きている可能性に賭け調査を始める。やがてポケモンを狂暴化させる薬物Rの存在を知り…。
ピカチュウ可愛い~!!
モフモフで目がウルウルしてて動きまくるんですよ。ハリウッド実写化でここまで忠実に再現しようとした作品って珍しいのでは?
まあ、ピカチュウ以外はモンスター的な部分が強すぎるのが多かった気がしますが。とくに暴走エイパム怖すぎ。子供が泣きそう…。
でもピカチュウの可愛さで大体のところは許せてしまいますね。カフェイン中毒で自称名探偵でジェスチャーゲームが苦手な中身おっさんでも溢れ出る可愛さ。ティムにはオッサン声に聞こえるのに、他の人達にはアニメのような可愛い鳴き声で聞こえるのとか反則でしょう。
あと上目遣いとかあざと可愛いし、表情豊かで見てて飽きなかったです。表情もモーション・キャプチャーでライアン・レイノルズさんが演じていたとは驚きでした。
そんな感じでピカチュウの可愛さが全面に出ていた作品ですが、初登場シーンは映画が始まって20分ほど経ってからなんですよね。キャラの可愛さだけではなく物語で勝負しようという気概か、それともピカチュウが登場したらその可愛さで説明がまったく鑑賞者の頭に入らないことを危惧したのか…。私なら間違いなく頭に入らない(笑)
全体のストーリーは特筆することはないものの(ビル・ナイがいつも通りすぎ)、ピカチュウとティムとの絆は良かったし、ポケモン愛と原作へのリスペクトが伝わってきたので素直に楽しめました。…最後に相棒だった時のピカチュウじゃなくなってしまうのが寂しかったですが。
せめて録画を残しておいて、たまに名探偵?なピカチュウを堪能したいです。