一言映画感想(02/03~02/10)
腹筋背筋を続けてたら、少しウエストが細くなってきてモチベーションアップです。そして2月になっても手の指が痛くならないし腫れない!やっぱり冷えすぎてしもやけになってただけのようで、筋肉量が増えて体温が上がれば改善することがわかりました。
02/03「ユリシーズ (1954)(ゆりしーず)」
トロイの木馬のエピソードの後のユリシーズのお話。これは面白かったですね~。神話らしく一つ目巨人とか魔女とかセイレーンの歌とかが出てきて楽しかったです。とくにユリシーズの奥さんそっくりの姿であらわれる魔女キルケが魅力的で、こりゃあ男なら騙されるわと納得。妖艶な美しさと魔術込みの手練手管で容易に男を手に入れます。主人公は自分のことは棚に上げて奥さんを試したり神々の呪いのせいにするクズ男でしたが、神話の登場人物なんてみんなこんなもんだから許せました。カーク・ダグラスの演技力もあって、郷愁を感じてるシーンは「本気で家族を愛してるんだな」と思わせてくれたし(ジャイアニズムを発揮しつつ10年も放浪し、浮気もしてたけど)。しかし、王妃に求婚しに来た他国の王たちが図々しいですね(笑)我が物顔で屋敷を占拠し、飲めや歌えやで財産使い果たす勢い。こんな寄生虫みたいなやつらが王族とか、その国はよく滅びなかったなぁ。
02/04「英国総督 最後の家(えいこくそうとくさいごのいえ)」
やっぱり映画で見るとわかりやすいですね。ガンジーさんの頑張りの後こんなことがあったなんて…。インドに統治権を返還すると言葉だけ聞けば明るい未来を思い描くのに、実際はヒンドゥー教徒とイスラム教徒の対立のために多くの人が死んでしまう。憎み合っているからって、どうして新しい国に移動しようとするイスラム教徒を虐殺することになるんだろう?そして、総督として最善を尽くそうと思っていたのに、結局は他人の手のひらで転がされていたマウントバッテン卿がね…。奥さんとガンジーさんの言うことを信じていたら歴史はどう変わっていたのだろうと考えてしまいました。
02/05「夕陽の用心棒(ゆうひのようじんぼう)」
ジェンマ演じる早撃ちガンマン・リンゴが、籠城した強盗犯を出し抜き金目当てで人質を救おうとする西部劇。全体的にいいところもあったし、子供は死なせない良心は感じられたんだけど、使用人が日に2回も殺されていくから「主人公もっと頑張れよ!」と思ってしまう。彼の優先順位は自分の命>金>人命で、まあ大抵の人はそうだよねとは思うんだけど…。強盗一味のボスの愛人ドロレスと、紳士な対応で心通わせていくヒロインの父親が良かったです。ドロレスが美しくてヒロインよりヒロインらしかったなぁ…。
02/07「バルカン超特急(1938)(ばるかんちょうとっきゅう)」
この前見た(3年前…だと!?)リメイク作品のオリジナル。こちらはヒッチコック監督のユーモアも散りばめられていて楽しかったです。人一人が消されようとしていることには変わりないんですけどね(汗)消えたフロイさんを探すヒロインが美人さんで応援したくなりました。相方となる民族音楽研究家?はファーストコンタクトで「このクソ男が!」となったけども、コイツしか味方がいないんだから仕方がない。彼女のことを信じているわけではなくても最後まで付き合ってくれたし、信じてからは本当に心強い味方になってくれて、研究に打ち込みすぎると周りが見えなくなるだけで悪い人ではないんでしょうね。自分の都合で人一人を見殺しに(そこまで深刻に考えてはいない)しようとした他の乗客たちと比べたら天使のようでした。終盤、かなりきな臭い展開になって人死にも出るものの、撃たれたと思ったら無事だった!が二回もあって大団円。笑顔になれました。ただ、フロイの文字が消えたのがよくわからなかったです。
02/10「エアポート’75(えあぽーと75)」
久しぶりすぎて全く覚えてませんでした。前作でも活躍したエンジニアさんの奥さんが乗った飛行機が事故に遭って…という展開。他にも前作で出てた人はいるかもしれないけど、この人の顔しか覚えてなかったよ…。飛行機を操縦することになるヒロインが怖い顔だなぁと思いながら見てました。地味な展開だし窓割れちゃって大丈夫なのかな?と若干冷めた目で見てしまって、やはり前作と比べると盛り上がらなかったです。