映画「ロスト・バケーション」観た
読み:ろすとばけーしょん
原題:THE SHALLOWS
製作:アメリカ’2016 86分
監督:ジャウマ・コレット=セラ
ジャンル:★サスペンス/ホラー
【あらすじ】医学生のナンシーは、亡き母が教えてくれた地元サーファーのみが知るビーチで休暇を過ごそうとしていた。だが、サーフィンを楽しんでいた彼女に何かが襲い掛かる。何とか避難するものの傷口からは大量の出血があり、さらに巨大なサメにより岸から200メートル離れた岩場で孤立してしまい…。
サメ映画と思って見始めたら、7割サバイバル、2割サメ、1割自分探しみたいな感じでした。
サメに噛まれて酷い怪我を負った状態で、小さな岩場に避難しひたすら救助を待つ時間が長いんですよね。でも、ぜんぜん退屈ではない。手元にある物だけで無理やり応急処置するシーンが痛々しい…!
こんな場所なので手に入ったものは何でも取っておいて、それを終盤で生かす展開が面白かったです。あれがここで役立つのか!と驚かされたり。食べ物も水もなく夜の寒さが襲ってくる絶望的な状況で、少しでも生き残る確率を上げるために頑張ります。
そんな彼女の横にちょこんといるのが、同じくサメによって翼を怪我をしたカモメちゃん。CGだと思うけどつぶらな瞳が可愛いし、不安なのでそばに居たいという気持ちが伝わってきて癒されました。
ヒロインも彼(彼女?)に支えられているところがあって、終盤では羽を応急処置した後、折れたサーフボードに載せて送り出します。助かってほしいと祈りながら送り出す様子にホロリ…。
そして、母親を亡くして医者になる道をあきらめようとしていた彼女が、このサバイバルで戦い続ける強さを手にし、生きるために泳ぎ出す展開が熱い!
その道を照らすかのようなク○○の群れが幻想的で、多少の都合の良さも気になりませんでした。
ブイでのサメとの対決も熱く、照明弾に海底から延びるチェーン、絶体絶命のピンチにまさかあんな方法で打ち勝ってしまうとは驚きでした。このこ「ジョーズ」ともタメ張れるのでは!?
暑い夏にぴったりのホラーでした。