忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「パニック・マーケット」観た

パニック・マーケット
読み:ぱにっくまーけっと
原題:BAIT
製作:オーストラリア・シンガポール’2012 89分
監督:キンブル・レンドール
ジャンル:★ホラー/パニック

【あらすじ】オーストラリア。親友がホオジロザメに食い殺されたトラウマから、ライフセーバーをやめた青年ジョシュ。だがある日、津波によってスーパーマーケット内に閉じ込められてしまう。陳列棚の上に避難した13人の生存者たちは、店内を回遊する巨大ホオジロザメの存在に気付き…。

CMだかトレーラーだかで見た時はおバカ映画みたいな雰囲気でしたが、割と王道のパニック映画でした。
定番の”トラウマ持ち、バカップル、問題を抱える親子、犯罪者、嫌な奴、死ぬには惜しい善人”などが揃っていて誰が死ぬのか分かりやすかったものの、水浸しの店内、棚の上に避難する生存者と水の中を回遊するホオジロザメという画がいいよね。
サメのCGもお目目が可愛く、アニマトロニクスを使ったシーンもあって気合入ってます。

津波のシーンはやはり怖かったです。人間関係の方もわりとシリアスに描かれているので、個人的に駐車場に残されたバカップルが癒やしでした。喧嘩ばっかりしているけども、彼女の愛犬のポメラニアンは可愛く、偽ブランド品にずっと気付かなかった天然彼女さんも可愛い。バカ彼氏に愛犬を囮にされて本気で怒るところも好感持てます。

はっきり言って主人公ジョシュは地味すぎて印象に残らないんですよね。元カノの彼氏が死んだのはジョシュがホースを回収しちゃったからだと思うし、死ぬ気のパパさんを素直に送り出してしまうのも「え、止めないの?」という感じでした。
彼より駐車場で奮闘する冴えないライアン君とか反抗期少女ジェイミーの方がかっこよかったです。とくに反抗期少女が父親の決意を知って「それなら自分が」と水に飛び込むシーンに感動。サメをハンマーで殴って追い払うところもステキでした。
ライアンとジェイミーはカップルなので、この二人が主人公で良かったのでは?

とはいえジョシュにも見せ場はあって、二本の配管に足をかけてぶら下がりスタンガン(遠距離用)でサメを倒すシーンはスパイみたいでした(笑)
色々ツッコミどころもあったけど、サメ映画好きなら楽しめると思います。

■ Comment

こんばんは。

コメントありがとうございました。
これほんと、良かったです。
私はこれ職場の指導員さん(上司)から勧められたんですが
なんでしょう…どこかで放映されていたのかな?

王道の作りで新鮮味ってのはあまりなかったのですが
むしろそこが良かったような感じで。

サメもぶら下がってる人をガブリとかしてくれるし、
まあまあの活躍。
しかも実はサメだけじゃなくて…という絶望感もあるラスト。
色んな他の施設でもしかしたら同じような事があったのかもしれないと思わされるところも良かったように思います。

ライアンがヘタレ男子かと思ってたら意外と度胸があって。
それぞれの理由があるキャラクターをうまく配置した映画かと。
2019/08/24 22:03  maki編集

>makiさん

サメ映画が好きな上司とか最高ですね!
この映画、確か公開当時は津波のシーンがカットされてたので、今なら完全版でもいいだろうと放送しててもおかしくないかも。ちなみに私はGyaoで観ました。

> サメもぶら下がってる人をガブリとかしてくれるし、

あのシーンはなかなかインパクトありましたね。狭い店内でサメを動かす状況を考えるのは大変だったろうな。直前のシーンで落ちてくるカニさんが、人食いカニとして紹介されていたのを後で知って笑いました。

> 色んな他の施設でもしかしたら同じような事があったのかもしれないと思わされる

ここは知り合い率高いから協力してやっていけそうですが、別のところでは他人ばかりとか険悪ムードのところもあるかも…。この後のことで映画を一本作れそうな状況なのに、あえて店内のことだけに絞ってるのが良かったですね~。

> ライアンがヘタレ男子かと思ってたら意外と度胸があって。
> それぞれの理由があるキャラクターをうまく配置した映画かと。

ホント、そこらのホラーより上手かったかもしれません。サメ映画愛にあふれてましたよね。
2019/08/25 08:34  宵乃〔編集
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