忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

第8回 夏のきもだめし企画まとめ感想 その2

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8/5「ザ・ギフト(ざぎふと)」
先は読めたものの不穏な空気を楽しめました。しかし今どきDNA鑑定なんて簡単にできそう。私はやってないと思ったけど、サイモン的には万が一があればプライドが許さないのかねぇ(愛してるから、ではないと思う)。彼が姿を現した時点で何が起こりうるか予想できないのがなんというか、想像力の欠如ですよ。相手の辛さも想像できない。何もなくても自滅しそうな男だから、たぶん一番のギフトはロビンにそれを気付かせることだったんだろうなぁ。

8/5「ミザリー(みざりー)」
久しぶりに再見。キャシー・ベイツのサイコパス演技もすごいし、恐怖に怯えたり痛みに悶えつつも何とか脱出を図る主人公や、いつも暇な田舎保安官の愛すべきキャラもよかった。ヘアピンで鍵を開けたり、渾身の演技により掴んだチャンス(キャンドルディナー)を不幸な事故で失ったところとか見ごたえありますよね~。そしてハンマーのシーンは痛々しくてヒエッとなりました。でもただ一つ、残された奥さんのことを考えると…。ホラーにはありがちな展開だし、再見するまで彼のことを忘れてたけど、あんな退場の仕方はないでしょう。その後、彼の存在なんて忘れられたみたいに奥さんも出てこないし…。編集の人なんかより奥さんに会いに行くべきでは?できれば退場しないでほしかったけど…。ここだけが残念でした。

8/7「野火(2014)(のび)」
1959年版がゾンビっぽかったので、肝試し企画で鑑賞。嫌悪感を覚える描写はやはりゾンビ映画みたいでした。でも反戦ものとしては…。というか、セリフが聞き取りづらいし見えないシーンが多く、内容を知ってるはずなのに頭に入ってこなかった。

8/12「ボディ・ハント(ぼでぃはんと)」
あんまり怖くないサスペンスでした。超有名な某サスペンス映画を彷彿とさせる展開で、途中までそれと気付かせないところは良かったけど、展開は読めるので驚きもなく。主人公が自分から罠にかかりに行ってるようにしか見えないのがいけない気がする。警官のおじさん可哀そう…。

8/13「ウォーム・ボディーズ(うぉむぼでぃーず)」
前半はとても面白かったです。のろのろ歩きで無表情で言葉にならない声を発してる一般的なゾンビ青年が、心の中では自分が元人間だとわかっていて考えたり葛藤したりしているというのが割とコミカルに描かれてました。ゾンビらしいゾンビでありつつ、彼の心情を表現するのは難しかっただろうなぁ。ところどころゾンビっぽくなかったし(笑)恋をしてからじわじわと人間らしさ(表情筋や言葉)を取り戻していく過程も良かったです。。でも後半は上手くいきすぎで入り込めませんでした。圧倒的弱者だったヒロインが命を救われて1日以上かけて信頼関係を築いていくのはわかるけど、ガイコツとゾンビと武装した人間の三つ巴状態であんな一瞬で信用できるわけないじゃない…。例えば混乱した誤って仲間を誤射しそうになったところを、ゾンビが身を挺して守るとかそれくらいしてくれないと…。また、ガイコツという悪者を作っているところが安易に感じます。ゾンビだって見た目ではわからなくても苦悩してたのに、ガイコツにはそれがないと絶対に言いきれるのか?ゾンビたちの悲しい運命に少しウルウル来てたので、なんだかなぁと思いました。

8/14「スリーピー・ホロウ(すりーぴーほろう)」
初見時は吹き替えだったのと、クリスティーナ・リッチが金髪でちょっとがっかりだった覚えが。今回は字幕版でCMなしなので集中できました。割とコミカルでジョニデ演じる怖がりな主人公が面白かったです。魔女の家に入るのに子供を前にビクビクしながらへっぴり腰で入っていくところとか。それでも臆病者というわけではなく、ただの猟奇殺人事件ではないとわかっても捜査を続けるところが男前。映像も死人の木の根元から馬に乗った首なし騎士が飛び出るシーンや、容赦ない首の飛びっぷりが良かったです。ミステリーな部分もあるし、首が飛ぶ割にはホラーが苦手な人でも見やすい作品だったと思います。

■ Comment

「ウォーム・ボディズ」

 宵乃さん、こんにちは

「高慢と偏見(プライドと偏見)」が「高慢と偏見とゾンビ」になったように
これは「ロミオとジュリエット」のパロディみたいなものだと思います。
人間がキャピュレット家でゾンビがモンタギュー家、となると大公家も出さなくちゃいかんのでガイコツ。
二人が大した理由もなく好き合うのは元ネタがそうだから。(汗)
お気楽に観てたし途中で「ロミジュリ」と気付いたので、僕はそれなりに楽しんで観られました。
お気楽すぎて、話半分忘れかけてますけど・・・。(汗)
2019/08/14 17:09  鉦鼓亭編集

>鉦鼓亭さん

いらっしゃいませ、コメントありがとうございます。
私も最初からロミジュリだな~と思って見てたんですが、それでもやっぱり後半はダメでした。トータルではそこまで悪い印象ではないけれど…。

> となると大公家も出さなくちゃいかんのでガイコツ。

う~ん、原作はシェイクスピア全集などで読んだことがあるし、映画もいくつか見てますけど大公家ってなに?状態です(汗)
たぶんわかる人の方が少数派(とくにこの映画のターゲット層)じゃないかと…。単に完全な悪役が欲しかっただけにしか見えませんでした。
2019/08/15 08:05  宵乃〔編集

こんばんは☆

>8/5「ザ・ギフト(ざぎふと)」

何かねえ・・・途中までは見たんですが
嫌になってしまって・・・
あんまり最後まで見たくないです(笑)。

>8/7「野火(2014)(のび)」

これが、録画ミスでして(笑)。
再放送で見ます☆

>8/12「ボディ・ハント(ぼでぃはんと)」
>あんまり怖くないサスペンスでした。

5年前に見て、当時はジェニファー・ローレンスが大好きだったし、
よく覚えていたのですが・・・

>超有名な某サスペンス映画を彷彿とさせる展開で、途中までそれと気付かせないところは良かったけど、展開は読めるので驚きもなく。主人公が自分から罠にかかりに行ってるようにしか見えないのがいけない気がする。

う~ん・・・大まかには思い出せますが、
その超有名な映画は分からないので未見かなあ?

>警官のおじさん可哀そう…。

これはよく覚えています。
ときどきありますよね、警察官・・・
この前の「スリープレス・ナイト」でもありました。
仕方ないんでしょうけど、出来れば避けたいですね!

>8/14「スリーピー・ホロウ(すりーぴーほろう)」
初見時は吹き替えだったのと、クリスティーナ・リッチが金髪でちょっとがっかりだった覚えが。今回は字幕版でCMなしなので集中できました。

初見時より良くなって、良かったですね☆

>割とコミカルでジョニデ演じる怖がりな主人公が面白かったです。魔女の家に入るのに子供を前にビクビクしながらへっぴり腰で入っていくところとか。それでも臆病者というわけではなく、ただの猟奇殺人事件ではないとわかっても捜査を続けるところが男前。

ジョニデに関しては仰る通りで、
役柄も演技もホントに素晴らしかったです♪

>映像も死人の木の根元から馬に乗った首なし騎士が飛び出るシーンや、容赦ない首の飛びっぷりが良かったです。ミステリーな部分もあるし、首が飛ぶ割にはホラーが苦手な人でも見やすい作品だったと思います。

ホントに怖かった割りには良い見やすい作品でした☆
タイムリーなオンエアでしたね!


.
2019/08/15 21:03  miri編集

>miriさん

> 何かねえ・・・途中までは見たんですが嫌になってしまって・・・
> あんまり最後まで見たくないです(笑)。

結局旦那が大ウソつき野郎で、いじめで人生を壊された彼が復讐しにきたという話でした。
最後までドロドロしてるしモヤっとした終わり方なので、途中で嫌になったなら最後まで同じだと思います。

> 再放送で見ます☆

オリジナルとはだいぶ雰囲気が違うので、別物としてみた方がいいかも。

> う~ん・・・大まかには思い出せますが、
> その超有名な映画は分からないので未見かなあ?

「サイコ」ですよ~。気弱で優しそうな男が、実は母親による強迫観念によって罪をおかしていたという話でした。「サイコ」と違って、彼を気にかけていた保安官のおじさんが殺されてしまうのが悲しい…。

> この前の「スリープレス・ナイト」でもありました。
> 仕方ないんでしょうけど、出来れば避けたいですね!

「ミザリー」でも主役と言ってもいいような素敵な保安官が殺されてました…。ここまでセオリーになったんなら、逆に絶対死ぬだろと思ってた警官が最後まで生き残った方が新鮮なのでは!

> 初見時より良くなって、良かったですね☆

はい、初見時は吹き替えCMありであまり楽しめなかったので、この時期のオンエアがなければ再見していなかったと思います。良い機会でした♪

> ジョニデに関しては仰る通りで、役柄も演技もホントに素晴らしかったです♪

やっぱり演技派俳優なんだなぁという感じでした。
あのゴテゴテしいスコープみたいなのも似合ってましたね(笑)

> ホントに怖かった割りには良い見やすい作品でした☆

映画館の大画面でも見てみたい気がします。
ティム・バートンの作り出す不気味さがいい味出してました。
2019/08/16 08:36  宵乃〔編集

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2019/08/17 23:08  
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