一言映画感想(5/22~5/28)
「永遠(とわ)に美しく…」にイラストを追加しました。
5/22「ノーカントリー(のーかんとりー)」
サイコパスなシガーさんの存在感が素晴らしく、割と引き込まれました(とくに店主との会話)。でもサスペンスというよりホラーですね。通行人がほぼいなくてシガーさんやりたい放題。神出鬼没で、彼に狙われたら逃げ場なんてどこにもない!興味深かったのが殺す前にお喋りをすること。「私を殺す必要なんてない」とみんな言うんだけど、たぶん彼には「お前のこだわりなんて無意味だ」と聞こえていると思う。悪役が良かったのにラストが締まらないのが…。保安官で終わるのは良いけど、セリフに頼らず荒野などにたたずむ画だけで伝えてほしかった。武器に見えない屠殺用の武器が怖かったです。
5/23「ワン・フロム・ザ・ハート(わんふろむざはーと)」
フラニーが夜のベガスへ去っていく辺りからファンタジックな描写が割と楽しめました。合成を駆使してるのかと思ったら、全部セットで組んだベガスだったようで(合成を使ってないとは限らないけど)。現実感の薄いところが、主人公たちの一夜の夢ですよ(美化されてる)という感じで良かった。でも、映画より舞台の方が向いていたんじゃないかなぁ。物語にまったく魅力がないため興行的に失敗したのも納得です。ライラちゃんを悲しませたのが許せん。
5/25「終電車(しゅうでんしゃ)」
旦那が地下に…とわかってからはなかなか面白かったです。カトリーヌ・ドヌーヴ演じるマリオンが魅力的でした。彼女が惹かれる男をドパルデューが演じていて、若い頃はこんなに細かったのかぁと思ったり。公開初日の成功にホッとして、マリオンが思わず彼にキスしちゃうところが好きですね。本人に覚えがなかったところとか可愛い。夫のことも愛していると思えたし、何より戦時中でも人々を笑顔に出来る劇場を、舞台劇を、心から愛しているのが伝わってきました。
5/27「ドクター・ストレンジ(どくたーすとれんじ)」
たまたま見かけたテレビCMのあらすじで「なんだそりゃ?」と思ったので視聴。「インセプション」を連想するCGはすごかったけど目新しさはなかったです。ちょっとコミカルなところは笑えました。わんこみたいに懐く暴れん坊マントが好き。しかし、ラスボス戦がなんというか…(笑)やる方も精神的に参るはずなのに何ともなさそうなのが怖い。
5/28「真実の行方(1996)(しんじつのゆくえ)」
当時はどうか知らんけども、今となっては使い古された感のあるストーリーでオチが見え見えでした。主演二人の見え方が最初と最後で180度変わるという対称的な構図は良かったです。でも、法廷ものとしては微妙で、事件の全体像を思い返すと色んな部分がぼやけているというか…。「真実とは陪審員の頭に形作られたものだ」ってこういうこと?全貌をハッキリさせた上で陪審員にはどう見えたかということではないのか…。エドワード・ノートンさんの演技が評判なようだけど、私にはアーロンは”いざとなったら仲間を裏切って見捨てる臆病者タイプ”にしか見えなかったので、なんでみんな簡単に彼を信じるのか謎でした。
■ Comment
>5/22「ノーカントリー(のーかんとりー)」
>5/25「終電車(しゅうでんしゃ)」
>5/28「真実の行方(1996)(しんじつのゆくえ)」
この3本は、それぞれ印象的で、おおまかには覚えているのですが
詳細が分からないので・・・
見た時期にもよるのですが、なかなかな作品群でした☆
>5/23「ワン・フロム・ザ・ハート(わんふろむざはーと)」
これは「大砂塵」同様、
当時・宵乃さんの記事が出るのを待っていたんですが
半年経ってしまいましたので、細かい点はちょっと・・・。
>フラニーが夜のベガスへ去っていく辺りからファンタジックな描写が割と楽しめました。合成を駆使してるのかと思ったら、全部セットで組んだベガスだったようで(合成を使ってないとは限らないけど)。
合成は使っていないと思います。
そういうことにこだわりそうな方ですので・・・。
>現実感の薄いところが、主人公たちの一夜の夢ですよ(美化されてる)という感じで良かった。
ほほう、そういう方向で見られれば良かったんでしょうね?
>でも、映画より舞台の方が向いていたんじゃないかなぁ。
あ、そう思います!
>物語にまったく魅力がないため興行的に失敗したのも納得です。
有名監督にも失敗作があるという見本ですね(笑)。
>ライラちゃんを悲しませたのが許せん。
私もナスターシャ・キンスキーが目当てで見ました。
彼女のキャリアには良くなかったけど、若くて綺麗で・・・
ホント彼女を見た点だけは良かったです♪
.
いらっしゃいませ!
3作品ともご覧になってましたか。すべての映画の内容を覚えてるのは無理なので気にしないでくださいね~。
> 合成は使っていないと思います。
> そういうことにこだわりそうな方ですので・・・。
それはそれは…監督に無茶振りされるセット制作スタッフの苦労がうかがえます(苦笑)
舞台なら規模が限定されるので、変なところにこだわって全体が見えなくなることもなかったでしょうね~。
> 有名監督にも失敗作があるという見本ですね(笑)。
たぶん半年前のオンエア時は、評判が悪いというだけで録画しなかったんだと思います。今回はセットが凄いと知って見る気になりました。失敗作でも見向きもされない作品よりはマシなのかも。
> 私もナスターシャ・キンスキーが目当てで見ました。
> 彼女のキャリアには良くなかったけど、若くて綺麗で・・・
> ホント彼女を見た点だけは良かったです♪
サーカスの娘がピッタリで綱渡りのシーンとか良かったですよね。
彼女を主役にしてくれればよかったのに。
あと録画の方、見られてよかったですね!
日曜日の作品というと「ユージュアル・ネイバー」でしょうか。あれwowowだと「マッド・マザー 生贄の少年」というタイトルらしいです。ダサい邦題ですが分かりやすさも重要ですね(汗)
「ノー・カントリー」は、ほぼ覚えていませんが、好きじゃない雰囲気でしたねえ。
「終電車」は、なおさら覚えていない…。
「ストレンジ」は、アベンジャーズの仲間になるので、その系統の映画を観るときには知っておかないといけないキャラ。マーベル作品はそのへんがめんどくさいというか、商売上手?
> 「ノー・カントリー」は、ほぼ覚えていませんが、好きじゃない雰囲気でしたねえ。
殺伐としていたし、女性は金を持ち逃げした男の奥さんくらいしか出てこなかったですもんねぇ。サイコパス男のキャラは良かったものの面白いかと言うと…という感じでした。
> 「終電車」は、なおさら覚えていない…。
割と淡々とした作品なので、私もしばらくしたら忘れてしまいそうです(汗)
> マーベル作品はそのへんがめんどくさいというか、商売上手?
「めんどくさいからもういいや」となる人も多い気がします。この手法で儲けられる間は量産していくんでしょうね~。
.