忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「東京ゴッドファーザーズ」観ました

 | アニメーション  com(2) 
Tag:日本 

英題:Tokyo Godfathers
製作:日本’03 90分
監督:今敏
ジャンル:★ドラマ/アニメーション

【あらすじ】東京・新宿。元競輪選手のギンちゃん、元ドラッグ・クイーンのハナちゃん、家出少女のミユキのホームレス3人は、クリスマスの夜に捨てられた赤ん坊を見つける。ハナちゃんは勝手に“清子”と名付け親探しをすることに。スナックの名刺と数枚の写真を手掛かりに、3人は奔走するが…。

春の感涙祭で鑑賞第二弾。久しぶりに再見しました。
東京のホームレス3人が、クリスマスの夜に捨てられた赤ん坊を見つけて親探しに奮闘するハートフルコメディ。泣けはしなかったけどほっこりできる作品でした。

いわゆる”聖夜の奇跡”を描いた作品なんですが、奇跡(試されてるとも言う)もここまでてんこ盛りでやってくると逆に清々しいんですよね。リアルな東京の描写とクリスマスのフワフワ浮かれた雰囲気、そして生き生きとしたキャラクターたちとアニメーションが見事に”奇跡”を盛り上げてました。

オカマとのん兵衛、そして家出娘のホームレス三人組のキャラも魅力的なんですよね。それぞれ抱えているものがあって、寂しさを三人で埋めている。
そんな彼らが過去と向き合いながらも前へ前へと進んでいくんですが、奇跡が向こうからやってくるのではなく、彼らが行動を起こすことで奇跡へと繋がっていくのが心地よい。
ところどころしんみりする話も挟まっているのに、この先に待っているのは希望だという謎の安心感(主に清子のおかげかな?)があって、それでいてグイグイ引っ張ってくれました。

アニメーションの素晴らしさもさすが今敏監督!
とくにビルでのクライマックスは神々しいレベルで、”奇跡”をワンシーンだけで表現しきっていました。
実写じゃあこうはいかないですよね。
実はOPも素晴らしくて、スタッフロールがおしゃれで街に溶け込んでるんですよ。
具体的には、看板や窓に書かれた文字がスタッフの名前になってます。リアルな街の描写で物語はもう始まっているのに、同時にスタッフロールでもあるという不思議な空間が大好きです。

こんな感じで物語もアニメーションもほぼ初見の時のように楽しめたものの、”母親”の正体というか、ああなった原因については今見ると引っかかりました。映画だと多いですよね、こういう人…。
でも、ラストは気分よく見終われる良作なので、たまに家族と一緒に見たい作品です。再見してよかった!

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■ Comment

ほんと

今監督惜しい人を亡くしました。
遺言が泣けますよ。(Webにあります)
天才ゆえに、あとを継ぐ人が居ないのも悲しい。
夢みる機械が未完なんですよ。

https://gigazine.net/news/20180423-kon-satoshi-dreaming-machine-interview/

半分ほど完成しているのに
あとを継ぐものが居ない
2019/05/01 21:14  レーザー〔編集

>レーザーさん

いらっしゃいませ。
本当に残念でならないですよね。彼の代わりはいないし、後を継げる人もいない…。
遺言は以前読んで私も泣きました。

> 夢みる機械が未完なんですよ。

たとえ完成していなくても見てみたいです。
いつか今監督の生まれ変わりが完成させてくれたりしないかな…。
2019/05/02 05:22  宵乃〔編集
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