「JUNO」の監督さんか。高校時代の栄光が忘れられない37歳のヒロインが、元カレを取り戻すために故郷に戻るお話。主人公はかなり惨めでクズなんだけども、彼女を気遣う同級生の存在に泣けました。落ち目のゴーストライターで孤独で抜毛症でほぼアル中なヒロインが、幸せな家庭を築いている元カレに突撃したら絶対に傷つくのがわかってるから、どんなにひどい扱いを受けても話を聞いて向かい合ってくれるんですよね…。もちろん同情もあるんだけど、同情や憧れだけでは彼女に優しくし続けるのは無理だったと思います(マジで酷い女なので)。愛だよなぁ…。あと彼女が構いたい時にしか構ってなかったポメラニアンが可愛くて!彼女も最後には心を入れ替えて?ポメちゃんに謝ってたのが救いです。両親が真剣に彼女に向き合う日は来るんだろうか?
3/05「バットキッド ビギンズ(ばっときっどびぎんず)」
バットマンシリーズかと思って見てみたら、難病の子供の夢を叶えるプロジェクトで一日バットキッドになった少年のドキュメンタリーでした。どうせ一過性のものだよな…と思いながら見てたけど、確かにサンフランシスコでこのイベントを体験した若者たちは感化されてボランティア活動に興味を持つかも。ホスピタル・クラウンみたいなものだし、こんな大規模なものでなくても闘病中の子供たちが子供らしくいられる時間をもてるように…という気持ちを忘れなければ色々変わるよね。前に聞いた話で、謎のがん自然退縮について共通点を洗い出したら、みんな新しいこと普段やらないことをやっていたというのを思い出しました。まあ子供に無理させないなら、こういうチャリティもいいかもしれない。寄付も集まるし。
3/05「ロシアン・スナイパー(ろしあんすないぱー)」
第二次世界大戦中、ソ連に実在した女性狙撃兵を描いた戦争ドラマ。狙撃兵になったきっかけが、愛情を示してくれない父親(軍人)への鬱憤を射撃場で晴らしていて腕を見込まれたというのが哀しい。訓練を受けることになっても、父親は「戦争で苦労するのは女だから(力をつけた方がいい)」みたいなことを言って止めなかったけど、狙撃兵って捕まったら酷い目に遭う可能性が高いのでは?ファザコンな彼女が守ってくれる男たち(次々死ぬ)に恋してしまうのも仕方ない。でも、ロマンス部分はところどころミュージックビデオみたいでした。しかし、狙撃部隊に女性が結構いたのには驚き。ソ連は積極的に女性を第一線に送ってたらしい…。両親が描かれるのが最初だけなのが物足りなかったです。
3/07「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(わんすあぽんあたいむいんあめりか)」
長い!!あんまりギャングの話は好きじゃないし、長くて時系列乱しについていく気力がなくなるし、ヒロインに全く魅力を感じなくて楽しめませんでした。私的に良かったのは子供時代のヒロインを演じたジェニファー・コネリーの妖精のような愛らしさくらい?主演女優さんのことはよく知りませんが、最初に撃たれた恋人の方が魅力的だと思いました。