忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「赤毛のアン(2015)」観ました

 | ファミリー  com(2) 
Tag:カナダ 

赤毛のアン(2015)
原題:L.M. MONTGOMERY'S ANNE OF GREEN GABLES
製作:カナダ’2015 89分
監督:ジョン・ケント・ハリソン
原作:L・M・モンゴメリ
ジャンル:★ドラマ/ファミリー

【あらすじ】カナダのプリンス・エドワード島。働き手が欲しいと、孤児院から男の子を引き取ることにした老兄妹マシュウとマリラ。しかし、やってきたのは空想好きの少女アン・シャーリーだった。新しい家が見つかるまで面倒を見ることにした二人だったが、アンはトラブルばかり引き起こし…。

うあ~、涙腺が…涙腺が最初からゆるみまくって最終的に崩壊…!
アンとマシュウ、マリラ兄妹と心通わせるまでを描いた作品です。
今までアニメや映画で何度か赤毛のアンは見てきましたが、毎回最初は「実際にそばにいたらウザいな…」と思ってしまっていたんですよ。でも、このアンは違いました!
今までのアンは自分の世界に入り込んで、浸ってる感じがあったのに対し、今回の彼女は本当に素直な気持ちで美しい光景などに感動していて、それが見ている人に自然と伝わってくるんですよ。本当の意味で感動を周りと共有しているというか。
演技のことはよくわかりませんが、主演のエラ・バレンタインちゃんがすごいのでは…!?
もちろんマシュウやマリラを演じている方も素晴らしくて、アンが感動する様子を微笑ましいと見守ったり、変な子と呆れた様子だったり、一緒に美しさに気付いて目を瞠ったりと、言葉にしなくても伝わってきます。何度か繰り返されるそれでアンとの距離感が変わってきているのが一目でわかって、彼らの気持ちに寄り添って見られました。

また、アンの親友であるダイアナも可愛らしくて、二人が仲良くしているのを見ると幸せな気持ちになれます。天使のような微笑みを浮かべるダイアナが、アンと想像の世界を共有してるのがもうね…天使かな?という感じなんですよ。二人で手を繋いで美しいプリンス・エドワード島にいるだけで絵になります。
お馴染みのダイアナ泥酔事件でも、二人で貴婦人ごっこをしてるのが可愛らしくて萌えました。
こんな二人を引き離そうとするなんてとんでもない!

終盤はすっかりマリラも陥落して、誰がどう見ても幸せな家族になったマリラ、マシュウ、アンの三人。
そこにアンの引き取り先が決まって、アンのためだから…と送り出す下りは涙なしには見られません。マシュウの体調のこともあって、ここで別れたら二度と会えないかもしれないのに…!
何よりアン自身が二人を愛しているし、プリンス・エドワード島とそこに暮らす人々を愛してるから、いくら良い家庭に引き取られたって大切なものを失うことになるんですよね。
マリラの背中を押すのが、序盤でアンとトラブったマリラの友人というところも良かったです。
アンとマリラの抱擁には涙ボロボロでした。
この作品はここで終わっていましたが、続きが作られたらぜひ見てみたいです!

関連記事
「赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道」観ました(同一原作)

■ Comment

こちらでごめんなさいね。

アンはやっぱり素敵!
”アルバート氏の人生”の感想はアップされていなのでしょうか?

ブログdeロードショー・秋の音楽映画祭、知らなかったです。
完全に仕事を引いたアチさんが家に居て、ゆっくり映画鑑賞が楽しめる環境が激減してしまい、読書に傾いています。
誰もいない部屋で独りスク―リーンを堪能したい私は贅沢過ぎる?

2018/11/08 15:09  しずく〔編集

>しずくさん

いらっしゃいませ!
アンは可愛いですよね~。「アルバート氏の人生」は一言映画感想の記事があります。こちらからどうぞ。→https://anoken.blog.fc2.com/blog-entry-1636.html

> 誰もいない部屋で独りスク―リーンを堪能したい私は贅沢過ぎる?

周りに人がいると集中できないタイプの方もいますし、しずくさんのような方もいると思いますよ。映画観賞用の部屋を用意出来たらいいんですけどね~。
2018/11/09 08:25  宵乃〔編集
名前
タイトル
URL
本文
非公開コメント

■ Trackback

.