忘却エンドロール

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映画「ハウルの動く城」観ました

 | アニメーション  com(2) 
Tag:日本 宮崎駿 

英語題:HOWL'S MOVING CASTLE
製作:日本’04 119分
監督:宮崎駿
原作:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
★ファンタジー/アドベンャー/ロマンス

【あらすじ】19世紀末ヨーロッパ。人々が恐れる魔法使いハウルと偶然出会ったソフィーは、荒地の魔女に嫉妬され呪いをかけられてしまう。90歳になった彼女は家に帰れず、元凶であるハウルの居城に押しかけ…。

久しぶりに再見。初見時はオンエアを見てCMがうるさいし夜10時以降は眠いしで、ハウルが何者なのかいまいちわかってなかったんですよね。再見してやっと全貌がわかりました。うん、超女性向けっぽいけど男性の方はどんな感想を持つのだろう?少女でオカンなソフィーの魅力があるから大丈夫?
私的にはとても楽しめる作品でした。

彼女が今まで守ってきた普通で平穏な生活が呪いによってぶっこわれ、ヤケクソか開き直ったのか急に生き生きしだすソフィー。いろんな出来事を経験していくうちに心に活力が戻り、それが見た目の年齢に反映されるのが面白い。最初の頃は小さな変化しかないんだけど、ハウルとの出会いが、今まで知らなかった世界が、彼女を大きく開花させていきます。

蓋を開けてみればハウルはかなりダメダメな青年で、それがソフィーのオカン力を引き出してくれました(笑)
おそらくハウルの外面しか知らなければ、憧れはしても自分みたいな冴えない小娘なんて…と恋に発展することもなかったし自分の殻を破って心のままに生きることなんてできなかったでしょう。
けれど、ダメなハウルを世話したり助けたりすることで、次第に自信を取り戻して自分の意見をハッキリ言うようになる。自分が本当にしたいことに気付き、幸せになるために歩き出す(むしろダッシュしてラリアットかます勢い)ようになります。

彼女の劇的な変化は周りにも影響を与えていき、マルクルは子供らしくよく笑うようになったし(ソフィーに出会わなければどんな大人になっていたことか…)、カルシファーは使役される悪魔から家族の一員になったし、荒地の魔女は呪いをかけても元気なソフィーに邪気を削がれて最終的には可愛いおばあちゃんに。さらに、紳士すぎるカカシのカブも…。あぁ、この少女漫画的展開!
原作ではソフィーには特別な力があるようですが、私的には映画のどこにでもいそうな自信のない少女がハウルとカルシファー、そして荒地の魔女やカブたちを救うところがお気に入りです。
後半は戦争描写が目立って重苦しさがあるものの、最後は明るい気持ちで見終えました。

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■ Comment

こんにちは。

これ、そもそも原作と、かなりかけはなれた作品になっているので
まあこれはこれでと思い、いいのですけど、
原作を読んでいると、その怒涛の面白さ(ダイアナさんの作品は後半の伏線回収と怒涛の展開が見ものですよね)に
「こんなのハウルじゃない!」て気持ちもあって、
まあこれはこれ、あれはあれ の気分でみたら、面白いのかな、と思いました

イギリスらしいちょっとシュールな描写とか、そういうのもなくなって普通にジブリ作品になっちゃってるのですが、
それでもせっかくの世界設定は惜しいなーと思うところもたくさんあります。

確かに、ラリアットかます勢いのソフィーのキャラは良かったですが、荒れ地の魔女とかも段々可愛らしくなっちゃって、えっこれハウル?とはやっぱり再見しても思うのです…。
2018/10/10 15:31  maki編集

>makiさん

原作はそんなに面白いんですか!
やはり原作を知ってると素直に楽しめない時がありますよね。上手く別物として飲み込める時と飲み込めない時があって。切替は難しいです。

> イギリスらしいちょっとシュールな描写とか、そういうのもなくなって普通にジブリ作品になっちゃってるのですが、それでもせっかくの世界設定は惜しいなーと思うところもたくさんあります。

原作の魅力を伝えるタイプの作品ではなかったということかな。この作品はここがいいのに!というところがなくなってしまうと、原作ファンとしては複雑な気持ちになりますよね。

> 確かに、ラリアットかます勢いのソフィーのキャラは良かったですが、荒れ地の魔女とかも段々可愛らしくなっちゃって、えっこれハウル?とはやっぱり再見しても思うのです…。

あはは、違和感が拭えないのは仕方ないですよ。2時間の映画じゃなく、原作に忠実なアニメシリーズとかやってもよさそうですよね。
コメントありがとうございました。
2018/10/11 08:24  宵乃〔編集
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