忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「ある愛の詩(1970)」観ました

 | ロマンス  com(4) 

ある愛の詩(1970)
原題:LOVE STORY
製作:アメリカ’70 100分
監督:アーサー・ヒラー
原作:エリック・シーガル
ジャンル:★ロマンス

【あらすじ】大学の図書館で出会ったオリバーとジェニー。彼らは次第に惹かれ合い、名家の当主であるオリバーの父の反対を押し切り結婚。ジェニーは生活費のため音楽教師となり、オリバーもバイトをしながらハーバード・ロー・スクールの卒業を目指す。貧しいながらも幸せな日々を送る二人だったが……。

死別で感動させる系は苦手なんですが、これはド直球な愛のドラマで素直に感動できました。恋をすると人間は馬鹿になるというけど、本当に頭がいい二人なら見苦しいことにはならないのかも…。
勘当されて質素な結婚式を挙げるエピソードでは、お互いに愛の詩をささげるくだりがとてつもなくロマンチック。これは豪華な結婚式にも負けない思い出深い結婚式になるわ~と見ていて感心しました。こういうのは教養がないと、なかなか思いつかないでしょう。

夢を諦めて結婚し、貧しい毎日に耐えられるのか心配してしまったものの、元々インテリなのでジェニーは難なく音楽教師に。そしてオリバーも”自分の力で家族を養う”というハッキリとした目標があるので、バイトと勉強(ハーバード)を両立できます。たぶん、父親に言われた通り勉強していた時よりも毎日が輝いていたはず。そんな富豪の御曹司だということを忘れさせるオリバーの姿に、応援せずにはいられませんでした。

雪の中で寝っ転がってスノーエンジェルを作る二人や、新居にはお姫様抱っこで入る儀式、ケンカして家から飛び出したジェニーを探し回って、家の前で再会し仲直りする様子など、素朴で今では使い古されたシーンの一つひとつが、この作品では自然に感じられます。
きっと二人が一瞬一瞬を大事にしているからなんですよね。家の門から玄関まで車で移動しなきゃならないような富豪の息子オリバーとイタリア移民の娘ジェニーが、覚悟を持って一歩ずつ距離を縮め、一緒の人生を歩もうと決意していく、決意を深めていく過程がまっすぐ描かれていたからこそだと思います。

終盤、医者に言われた通りに涙をこらえて彼女と普段通り接するオリバーは見ていて痛々しい。この頃は本人には伝えず、家族にだけに余命僅かだと知らされる時代だったんですね。結局バレちゃって、二人で分かち合って受け入れる姿がやっぱり自然だと思いました。こういう点も訴えたかったんだろうか?
彼女の父フィルとオリバーの父との対比がよかったし、ラストでオリバーが引用した「愛は後悔しないこと」という彼女の言葉が印象に残ります。
物悲しいメロディが二人の愛を際立たせてました。

■ Comment

本日はコメントを有難うございました☆

宵乃さんは今回が初見だったんですね???

>これはド直球な愛のドラマで素直に感動できました。

やはり昨今のキレイ過ぎる作品と違って
素朴でひたむきなんでしょうね~?

>お互いに愛の詩をささげるくだりがとてつもなくロマンチック。これは豪華な結婚式にも負けない思い出深い結婚式になるわ~と見ていて感心しました。こういうのは教養がないと、なかなか思いつかないでしょう。

そうですね、教養なんでしょうね・・・
高校生の私もそこのところに感激したようなのですが、
それが教養のなせる技とは、多分今初めてわかりました、有難う☆

>応援せずにはいられませんでした。
>雪の中で寝っ転がってスノーエンジェルを作る二人や、
>素朴で今では使い古されたシーンの一つひとつが、この作品では自然に感じられます。
>きっと二人が一瞬一瞬を大事にしているからなんですよね。
>決意を深めていく過程がまっすぐ描かれていたからこそだと思います。

すごいですね、この映画をこうやって斬って頂くと、本当に分かりやすい!
若い自分が引かれたものの正体や、
5年前に再見してもそれらが引っ張ったことが、すとんと腑に落ちます。

>ラストでオリバーが引用した「愛は後悔しないこと」という彼女の言葉が印象に残ります。
>物悲しいメロディが二人の愛を際立たせてました。

この二つが「ウリ」の映画でした。
でもやっぱり良いからこそ、多くの人が感激したのでしょうね~!

こころ温かい二人の気持ちまで伝わる良いイラストですね!
そのイラストとともに、素晴らしい記事を有難う!
おかげさまで、私もこの映画に対して今後は素直にいられそうです!


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2018/06/14 19:47  miri〔編集

>miriさん

いらっしゃいませ!
はい初見でした。miriさんの記事を何となく覚えていて、これは見なきゃなと。

> やはり昨今のキレイ過ぎる作品と違って素朴でひたむきなんでしょうね~?

ホント、素朴という言葉がぴったりな作品でした。今の作品はきっと世間受けの良かったシーンを小手先で真似してるのが多いんでしょうね…。

> 高校生の私もそこのところに感激したようなのですが、
> それが教養のなせる技とは、多分今初めてわかりました、有難う☆

いえいえ、miriさんにそう言っていただけてホッとしました。身分差、経済格差を埋めるのは難しいけど、教養に関しては努力しだいで後からでも埋められる部分が大きいですよね。この点が二人の恋に説得力を持たせていたと思います。

> 若い自分が引かれたものの正体や、5年前に再見してもそれらが引っ張ったことが、すとんと腑に落ちます。
> こころ温かい二人の気持ちまで伝わる良いイラストですね!
> おかげさまで、私もこの映画に対して今後は素直にいられそうです!

ありがとうございます!私の記事がお役に立てたようで嬉しいです。
オンエアをスルーせず、こうやって感想を書けたのもmiriさんのおかげです。
こちらこそありがとうございました!
2018/06/15 08:00  宵乃〔編集

ソファでお勉強

当方のブログのトラックバック機能が廃止になったので、「名前」に記事をリンクさせました。

イラストはオリバーとジェニーがオリーバーの寮で一緒にお勉強の為の読書をしているシーンですよね。最初は寮の建物の外観を見せながら、中の二人の会話が流れているシーン。当時、面白い演出だなぁと思った記憶があります。

13年前に再見したのですが、封切り当時の感動までは流石に浸れませんでした。でも、雪の中で二人でフットボールを投げ合う楽しいシーンで流れる曲は今も大好きです。
2018/06/15 10:35  十瑠

>十瑠さん

いらっしゃいませ、コメントありがとうございます。
トラックバックはgooが廃止になった頃に私のブログもやめることにしたんですよ。スパムのせいで、いろんなところで廃止になってますよね。同じ映画の感想を探すのに便利だったのに。

> イラストはオリバーとジェニーがオリーバーの寮で一緒にお勉強の為の読書をしているシーン

正解です!十瑠さんの印象に残ってるシーンでしたか。
そうそう、本人たちが映っていないところから会話が始まってましたね。素朴ながら印象的なシーンも多い作品でした。

> 雪の中で二人でフットボールを投げ合う楽しいシーンで流れる曲は今も大好きです。

やはり映画と音楽は切っても切れない関係ですよね。音楽で一気にノスタルジーに浸れる作品って貴重です!
2018/06/16 07:36  宵乃〔編集
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