忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「エグジット・スピード」観た

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エグジット・スピード
原題:EXIT SPEED
製作:アメリカ’2008 90分
監督:スコット・ジール
ジャンル:★アクション/サスペンス

【あらすじ】脱走兵の女性メレディスは、追ってくる初老の元上司アーチーから逃げるためエルパソ行きのバスに乗り込む。だが、途中で暴走族集団に付きまとわれ、やがて緊迫した状況に。暴走族集団とのカーチェイスに始まり、ついに廃スクラップ工場での籠城戦に発展してしまい…。

まごうことなきB級映画なんですが、意外と登場人物が魅力的かつ手に汗握る展開で楽しめました。
言うなれば「マッドマックス2」と「ゾンビ」を足して2で割ったような作品。追ってくる暴走族集団にはセリフがなく「激突!(1971)」や「ジョン・カーペンターの 要塞警察」のようでもあります。
強盗、レイプ、殺人など何でもござれの謎の暴走族集団ノマドに目をつけられたがために、平和な長距離バスでの旅が一気に生死をかけたサバイバルに。頼れるイケメンが即殺されたかと思えば、カーチェイスをしながらの銃撃戦に突入します。

何か事件が起こるんだろうなぁとは思っていたものの、こうテンポよく殺し合い→カーチェイス→籠城戦に突入するとは思いませんでした。主人公らしき女性脱走兵メレディス以外に戦えそうな人間はおらず、英語が話せないメキシコ人のおっちゃんや、クリスマスプレゼントを持って息子に会いに行こうとする陰気な男、トイレでやってたバカップル、高校生らしき少女、主婦に短気なフットボールコーチなど頼りない一般人ばかりです。
それが、生き残るためにジワジワと変貌していくんですよ。

籠城して膠着状態になってからの彼らの個性がわかってきて、女子高生は実はアーチェリーをやっていたり、コーチが銃を持っていたり、主婦はフルマラソンに出場したことがあったり、おっちゃんは何かを思いついて武器らしきものを作り始めたりと少しずつ希望が見えてきます。
廃工場を探し回って使えるものを集め、みんなで知恵を絞って対抗策を立てるところは見ていてワクワクしました。

でも、計画が完成しても上手くいくとは限りません。とくに女子高生に人を撃たせるなんて酷だし、子持ちの主婦に銃を持った無法者たちの間を縫って助けを呼びに行かせるのもかなり無理がある作戦です。
それでもやらなければ殺されると、勇気を振り絞って実行に移すんですよね。
仲間を助けるために矢を放って泣いていた少女が、我が子に会うために謝りながら敵を窒息死させた主婦が、しだいに戦士の顔になっていくのが…!

そして笑顔がまぶしいおっちゃんお手製の武器が完成して、これなら勝てると思った時に容赦なく仲間が死亡。陰気男やコーチ、バカップルのキャラも良かっただけに、見ていて誰も脱落してほしくないと祈ってしまいました。
良いところで追手の元上司も加勢して、ラストは生き残った人たちの笑顔…。ツッコミどころは満載ですが、個人的にはお気に入りの作品です。

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