映画「次郎長三国志第三部 次郎長と石松」観ました
読み:じろちょうさんごくしだいさんぶじろちょうといしまつ
製作:日本’53
監督:マキノ雅広
原作:村上元三
ジャンル:★時代劇/任侠
【あらすじ】次郎長の誘いを断り一人旅を続けていた石松は、黒駒勝蔵の代貸大岩の妹に手を出した三五郎を助ける。すっかり意気投合し一緒に宿をとるが、投げ節(なげぶし)のお仲に熱を上げた二人は散々彼女に振り回されるのだった。
全9部の人気シリーズらしいです。
”清水の次郎長”という言葉しか知らなかったので、1・2部は任侠物なのかとぼんやり観ていただけだったんですが、この第三部でやっと登場人物を覚えて楽しめるようになりました。…と言っても、第三部は石松と三五郎メインで次郎長一家はほとんど出てないんですけどね。
この三五郎ってのがプレイボーイで、追っかけてきた女を追い返すシーンは笑えます。
「あんた私のこと好きって言ったじゃない!」
「嫌いじゃないから好きって言っただけさ。」
「でも、わたしのこと綺麗って言ったでしょ?」
「そりゃあお前だって、横に比べるものがなけりゃ結構キレイだぜ?」
「…ひどい、私に死ねって言うの!!」
「べつに生きてたっていいんだよ、なぁ?」
…なぁ、って言われても(笑)
こんな三五郎と、威勢はいいがどもってカッコがつかない石松とのやりとりがめちゃくちゃツボでした。二人を骨抜きにした賭場の姐さんも、艶っぽい上にカッコ良くて素敵です。
こういうのに出会えるから映画チェックはやめられないんですよねぇ。