忘却エンドロール

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お気に入り映画「バベットの晩餐会」

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Tag:デンマーク 

バベットの晩餐会
わからない事があると、身近な人でもこんな風に見えてしまう時がある。
読み:ばべっとのばんさんかい
原題:BABETTE'S FEAST
製作:デンマーク’87
監督:ガブリエル・アクセル
原作:カレン・ブリクセン
ジャンル:ドラマ

【あらすじ】19世紀、デンマークの小さな漁村。敬虔なキリスト教徒の姉妹のもと、匿われることになった亡命者バベット。彼女のおかげで姉妹はボランティア活動に専念できるようになり、村にとってかけがえのない存在となる。そんな時、彼女はクジで大金を当て、村の人達に晩餐会を開く。

ちょっと前にGyaoで観た作品。
とってもほのぼのしていて、穏やかな気持ちになれる映画です。
バベットさんが牧師の娘に世話になったお礼に晩餐会を開くという話なんですが、この村の人々の普段の食事が慎ましいんですよ。パンと魚の干物をぐつぐつ煮込んで、ビールと塩で味付けした「おかゆ」のようなものを食べてるシーンしか覚えがありません。(あれはなんという料理だったんだろう?)
そんな彼らに豪勢な晩餐会を開こうと、新鮮な食材を買ってくるんですが…いきなり亀はびびりますよ、バベットさんっ!
いやぁ、晩餐会の皆さんの様子は傑作でした。

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映画「バベットの晩餐会」再見

■ Comment

こんにちは☆

この映画、このイラスト、もうずっと前から気になってて、気になってて、
とうとう見る事が出来ました!

>とってもほのぼのしていて、穏やかな気持ちになれる映画です。
>いやぁ、晩餐会の皆さんの様子は傑作でした。

良い作品でしたね~。
同感ではありますが、ちょっと違う気持ちもありまして・・・
記事にするかもしれません。
(もし記事にしても、アップはちょっと後になると思います)

>この村の人々の普段の食事が慎ましいんですよ。
>(あれはなんという料理だったんだろう?)

これは村全体ではなく、あの二人の(父存命中は父も)
特色だと思いました。。。
名付けて“教会食”でしょうか?

>・・・いきなり亀はびびりますよ、バベットさんっ!

まぁたしかに(笑)

しかし、このイラストの意味は・・・???
もしかして >わからない事があると、身近な人でもこんな風に見えてしまう時がある。
これってマジ?でしょうか???


**************************


ところで「哀愁」ってこの作品でしょうか?
http://saisenseisuki.blog97.fc2.com/blog-entry-1256.html

もしそうなら、再見時感想が、宵乃さんのご感想とほぼ同じです。
マジ、急ぎ過ぎでしたわ!!!(笑)
2013/02/06 14:09  miri〔編集

>miriさん

> この映画、このイラスト、もうずっと前から気になってて、気になってて、
> とうとう見る事が出来ました!

ありがとうございます!
わたしもこの作品は再見したくて、この時はウケた部分ばかりで、深い部分に目が行ってなかったなぁと、このイラストを見るたびに思ってたところです(笑)

> 良い作品でしたね~。
> 同感ではありますが、ちょっと違う気持ちもありまして・・・

ほのぼのできるだけではなかったですよね。
この作品に込められた真意など、miriさんの意見をぜひ聞きたいです!

> これは村全体ではなく、あの二人の(父存命中は父も)
> 特色だと思いました。。。
> 名付けて“教会食”でしょうか?

そうだったんですか~。贅沢は敵という教えかな。そう考えると、バベットの行為(好意)はふたりのアイデンティティを揺るがすものだったのかもしれませんね…。

> しかし、このイラストの意味は・・・???

だれかが食材の中の亀を見て、悪夢にうなされるシーンとかありませんでしたっけ?
魔女という言葉まで飛び出して、あの時の彼らには彼女がこんな風に見えていたんじゃないかと。

> ところで「哀愁」ってこの作品でしょうか?
> http://saisenseisuki.blog97.fc2.com/blog-entry-1256.html
> もしそうなら、再見時感想が、宵乃さんのご感想とほぼ同じです。
> マジ、急ぎ過ぎでしたわ!!!(笑)

さっき、もしやと思って探して、コメントしてきたところです!
ホント同じ感想でしたね~。映像もヒロインもとっても美しかったので期待したけど肩透かしでした。まずは焦らずに、清く正しく文通でもしてりゃいいのさ!(笑)
彼女がバレエを続けていたら、違う結果になったでしょうね~。バカな事をしたものです。
2013/02/06 15:03  宵乃〔編集

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013/02/06 21:30  

こんにちは♪

このイラストを先日初めて目にした時に「一体何の映画かなぁ~?」なんて興味深々でクリックしてみたら・・・・一瞬でブーゥ!!!と吹き出してしまいました。おかげさまで楽しい時間を過ごせました(笑)ありがとうございました^^

この映画、初めてみた時から本当に大好きで、むかし深夜のTV放映でビデオテープに録画したものをずっと大事にして何度も観ていました。当時出ていたDVDがやたら高くて買えなかったのです~。それで色々なサイトでこの映画に対するレビューを見てきましたが、宵乃さんのような斬新なイラストに出会ったのは初めてで衝撃でした!!←感動の言葉です

牧師様のおうちが舞台ですしデンマークという遠い国のお話なので、この映画をどこか遠い存在と感じていましたが、宵乃さんのように「知らない人が初めて見たらこう見える!!」と宣言されているのを見て、ほんとだっ!と新しいものの見方を教えられた気がしました^^スゴイッ

以前、映画の料理が紹介されている本で【バベットのレシピ】を読んだことがあるのですが・・・バベットが当たった宝くじって総額なんと500万円~1,000万円くらいするそうなんです。で、当時のパリの一流レストランの料理を12人分くらいデンマークの漁村で食べてしまおう!ってワケですから・・・このお値段すべてつぎ込むなんて、想像がつきません・・・まさしく究極の高級料理☆本当に美味しいものって、どんな人の心も解かしてしまうものでしょうねぇ♪
2014/02/05 11:03  はなまるこ〔編集

>はなまるこさん

いらっしゃいませ、楽しんで頂けてわたしも嬉しいです♪
このイラスト、未見でも観た事があっても何の作品のイラストなのかわかりませんね。
初見のこのイメージには、私自身自分が変わり者だと自覚せざるを得ません(笑)

> この映画、初めてみた時から本当に大好きで、むかし深夜のTV放映でビデオテープに録画したものをずっと大事にして何度も観ていました。

はなまるこさんの想い出の作品でしたか!
わたしも再見したいのですが、なかなか機会がなくて。
手元に置いておきたくなるような作品ですよね。

> 牧師様のおうちが舞台ですしデンマークという遠い国のお話なので、この映画をどこか遠い存在と感じていました
> ほんとだっ!と新しいものの見方を教えられた気がしました^^スゴイッ

あはは、なんだか照れますね。いつもはなまるこさんの記事から色んなことを教えてもらっている身なので、はなまるこさんにそんな風に言ってもらえるなんて光栄です!
これからもお互い様々な国の映画から学んでいきたいですね。

> 宝くじって総額なんと500万円~1,000万円くらいするそうなんです。で、当時のパリの一流レストランの料理を12人分くらいデンマークの漁村で食べてしまおう!ってワケですから・・・

おぉ~!12人の食事にそこまで使えるものなんですか!?
お取り寄せにお金がかかるといっても、本当に想像をはるかに超えた金額です。…驚きました。
映画などで登場した料理を作ってみたいと思っても、このバベットさんのレシピは再現できそうもありませんね~(笑)
せめて夢の中でもいいから、彼らに混じって究極の料理を食べてみたい♪
2014/02/06 11:09  宵乃〔編集

何とも面白い

ユニークで素直なイラストだこと!

〉晩餐会の皆さんの様子は傑作でした

前半部の敬虔な彼らは、後半部の様子をコメディチックに仕立て上げるための演出だったようにも思えます。
ヨーロッパのお料理帯は大まかに2つに分断されているみたいですね。
イギリス、ドイツ、オランダ、北欧などがプロテスタントの禁欲性の影響を受け、食文化は発達しなかったのに比べ、
フランス・イタリア・スペインなどのカソリック国は禁欲的でなかった分、食文化が花開いています。
美味しさを追い求めても罪の意識を感じなくても良かったのでしょう。

バベットが大盤振る舞いをしたのは、旨い料理を食することで、聖書などの教えでは得られない心の安らぎを取り戻せることもあると村人に教えてあげたかったのではないかな。「たまには快楽(笑)も良いものですよ」とね・・・。
実際、旨い料理を食べているうちにぎすぎすしていた彼らにまた平穏な関係がまた帰ってきたんですもの。

実らなかった姉妹の恋を前半部で語ってあったのも、
信仰に捧げるためだけに生きている2人にあまりに頑なすぎないかと疑問を投げかけたようにも取れました。
だからといって彼女らを批判している分けでもない。

このあたりの匙加減がバランス良かったのではないでしょうか?
バベットの夫、息子もパリコンミューンで亡くなっている描き方にも、
そのあたりを伺わせたと私的には感じました。

もしかすると、バベットの晩餐会にかかった費用は大した金額じゃなかったのかもしれませんね!?

名作と言われる映画は後からじんわりと来るものかしら?

久しぶりにマジコメントを書き、この映画の深さを改めて感じられました。
ありがとうございました。
2014/03/27 12:06  しずく〔編集

>しずくさん

> ユニークで素直なイラストだこと!

ありがとうございます♪
自分で見直しても、前は自由に描いてたなぁと驚かされます(笑)

> 前半部の敬虔な彼らは、後半部の様子をコメディチックに仕立て上げるための演出だったようにも思えます。

たしかに、前半とのギャップがあってよけいに可笑しく感じました。

> ヨーロッパのお料理帯は大まかに2つに分断されているみたいですね。
> ~美味しさを追い求めても罪の意識を感じなくても良かったのでしょう。

そうだったんですか~。ヨーロッパと言っても、宗教の違いで食文化も違うんですね。
勉強になります。

> バベットが大盤振る舞いをしたのは、旨い料理を食することで、聖書などの教えでは得られない心の安らぎを取り戻せることもあると村人に教えてあげたかったのではないかな。「たまには快楽(笑)も良いものですよ」とね・・・。

心のこもった美味しい料理は、宗派の違いを超える!
どうせ食べるなら、美味しく料理して感謝しつつ食べた方がいいですよね。

> だからといって彼女らを批判している分けでもない。
> このあたりの匙加減がバランス良かったのではないでしょうか?

本当に、このバランス感覚がとても優しさを感じられてよかったです。
難しい宗教映画にならず、言葉よりも感覚で本質を伝えてるような感じかな?

> もしかすると、バベットの晩餐会にかかった費用は大した金額じゃなかったのかもしれませんね!?

どうなんでしょうね~。昔は流通面で相当コストがかかりそうだから、近場で手に入らない食材を使っただけで費用が跳ね上がりそうです。食材そのものの値段だけだったら、あんなにはかからなさそうです。

> 久しぶりにマジコメントを書き、この映画の深さを改めて感じられました。
> ありがとうございました。

いえいえ、こちらこそ改めて気づかされる事がありました。
コメントありがとうございました♪
2014/03/28 07:38  宵乃〔編集

こんにちは

その謎のリゾットのような料理をいつも食べていた村人としては、バベットが現われてからの料理に慣れてしまって、彼女がいない数日の間、またそれを食べる事になって顔をしかめていたのが印象に残りましたね
あと、晩餐のときに美味しそうに水よりもワインを飲む女性の笑顔とか。
でも亀はさすがにびびりますよね(笑)

私はうずらの焼き姿パイみたいなのにもびびりました
2014/04/06 10:32  maki編集

>makiさん

記事を更新してからお返事しようと思ったら、夕飯の支度の時間を過ぎてしまったので、後で改めて返信させていただきますね~。
2014/04/06 17:21  宵乃〔編集

>makiさん

> その謎のリゾットのような料理をいつも食べていた村人としては、バベットが現われてからの料理に慣れてしまって、彼女がいない数日の間、またそれを食べる事になって顔をしかめていたのが印象に残りましたね

そうそう、子供みたいにじっと皿をみつめて、スプーンから落としたりしてましたね(笑)
バベットのつくったおかゆはさぞかし美味しいんだろうなぁ。
野草(ハーブ?)とかを集めたり、買い物中に世間話をしながら支払いせずに出て行ったりと涙ぐましい努力のおかげで、”粥に入れる塩すら買えなかった”彼女たちが、ティータイム用の?お砂糖を買えるようになったと思うと、ホントすごい人だと思います。

> あと、晩餐のときに美味しそうに水よりもワインを飲む女性の笑顔とか。

普段、粗食でお酒もそう飲んでなさそうだったから、あの後、ぽっくりいかないか心配になりました(笑)
でも、いい表情でしたね~。

> 私はうずらの焼き姿パイみたいなのにもびびりました

あの頭がね!!
将軍が頭をかじって中身をすするシーンにも「うわぁ…」と思いました。
フランス料理ってちょっとグロいのかも…。
コメントありがとうございました♪
明日、そちらにうかがいますね~。
2014/04/06 20:00  宵乃〔編集
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「バベットの晩餐会」
静かで美しく、押しつけがましくなく。バベットの気持ちに感動。 こんなに、いい映画だとは思っていませんでした。
或る日の出来事|2010-09-19 11:09
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