映画「ラストベガス」観ました
原題:LAST VEGAS
製作:アメリカ’2013 105分
監督:ジョン・タートルトーブ
ジャンル:★コメディ
【あらすじ】子供時代からの大親友ビリー、パディ、アーチー、サムの4人組。58年後、4人の中で唯一独身を貫いていたビリーが結婚することになり、彼らはラスベガスで独身最後のバカ騒ぎをすることに。妻の葬式に出なかったビリーを許していないパディも、アーチーとサムに説得され渋々参加するが…。
子供たちの友情を見せたかと思ったら、いきなり58年後に飛ぶところが凄いですね(笑)
死んだ魚のような目で老人たちとプールで運動するおじいちゃんや、孫が可愛くて仕方がないおじいちゃんがいると思えば、葬式のスピーチでいきなり若い恋人にプロポーズする破天荒なおじいちゃんがいたり。どの子がどのおじいちゃんに成長したのかも何となく伝わってくる(名前を憶えてればハッキリわかるんでしょうが…)コミカルな出だしで、掴みはばっちりでした。
そして、こんな歳になっても当たり前のように「ビリーの独身さよならパーティーしようぜ!」とノリノリなのが素敵です。しばらく会ってないだろうに、まるで子供の頃から今までずっと一緒だったみたいな距離感が心地いいんですよね。
パディを連れ出すために持病ネタで脅す?ところや、奥さんに「元気になるなら火遊びしてきていいよ」と許可をもらってウキウキなサムなど、みんな個性的で最初から笑わせてくれました。
あと、友人から大事な話があると電話が来るたびに「前立腺か?」と返すのがこの作品らしくて面白かったです。
ベガスに到着してからは、ホテルのボーイも加わって彼らのおちゃめな様子を楽しめました。羽目を外すことはあっても、あんまり周りに迷惑をかけていないところが私好みです。金の力で美女コンテストの審査員になったり、人気のクラブで楽しんだり、マフィアの幹部のふりをしてお馬鹿な酔っ払い青年を更生させたり。火遊びする気満々だったサムの顛末も感動モノでした。あのセリフにしびれる!(その後、台無しなことを言っちゃうけど 笑)
また、主軸となるビリーとパティのエピソードは最後のまとめ方が本当に良くて、スッキリ見終われたのが一番良かったですね。何十年越しに知った真実にパディが打ちのめされるエピソードで、ちゃんと自分が見て感じてきたものを思い出して冷静になってくれてよかったです。ずっとクスクス笑って終わるかと思ったけど、ここは本当に感動しました。
心から「友情っていいな」と思える作品だったと思います。
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