忘却エンドロール

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映画「暗闇にベルが鳴る(1974)」観た

 | ホラー/パニック  com(4) 
Tag:にゃんこ 

暗闇にベルが鳴る
原題:BLACK CHRISTMAS
製作:カナダ’74 93分
監督:ボブ・クラーク
ジャンル:★サイコスリラー/サスペンス

【あらすじ】クリスマスイブ、女子学生寮にいつものイタズラ電話がかかってくる。楽しい雰囲気を台無しにされ、つい「変質者」と罵ると「殺してやる」という言葉とともに電話は切れてしまった。やがて、少女クレアが姿を消す。彼女の恋人と父親が捜索願を出したことで警察による捜査が始まるが…。

クリスマスの女子寮を舞台としたサイコスリラー。カナダの作品で初めて聞くタイトルでしたが、これはホラー好きの方にお勧めですね。この作品に影響を受けたホラー作品が多いということで、今では見慣れた手法も結構使われています。でも、犯人からの異常な電話がザワザワするような怖さで、それだけでも一見の価値ありです。

始まりはいやらしいイタズラ電話。それが女学生の挑発で一気に殺人までエスカレートしていきます。
割と序盤から犯人の行動や犯行の異常性を見せているんですが(顔は映らない)、それは鑑賞者に対してだけで彼女たちは殺人事件が起こっていることにも気付いていません。女の子が1人見当たらなくなっても彼氏のところに泊ってるんだろうで済んでしまうし、時期が時期だけに寮に残っている人は少なく、気付かないところで次々殺されていくのが怖い!
さらに本格的な捜査が始まってからも、電話にばかり気を取られて身近で起こっている連続殺人事件に気付かないんですよね。みんな精神的に不安定になっているから、部屋で休むと言えばしばらく部屋を訪ねる人はいなくなるわけです。

受付の警官は無能だったものの担当刑事はそれなりに頑張っていて、見張りの配置や電話の逆探知などを迅速に手配してくれたし、主人公であるジェス(O・ハッセー)が隠し事をしていると見抜くところなどは見ていて気持ちよかったです。
あと、逆探知の様子を描写している作品はかなり珍しいと思いました。電話局らしき場所でいくつもの装置が並んでいて、通信中の装置を目視で確認していく感じです。たぶん現在ではこんなアナログなことはしていないだろうけど、こういう風に逆探知していたのかと驚きました。

ただ、受付の警官が無能すぎて、こいつが犯人なのではと思ってしまったり(笑)
時間的に無理なのはわかるんですが、言われたことすらできない始末で…。ラストの悲劇も彼のせいで引き起こされたと言っても過言ではないのでは。「確認してもらいたいことがあるからすぐ出てきてくれませんか?」と冷静に伝えれば余計な被害は出なかったのに…。
まあ、主人公であるジェスに思いやりが足りなかったのも一因でしたけどね。何も試験前日に言わなくても…。

ラスト、最後まで見つからなかった屋根裏の遺体など、これから起こるだろうことを予感させる終わり方が良かったです。…にゃんこが無事生き延びられるのかどうかが気がかり。
ちなみに原題はブラッククリスマスで、今回は邦題に軍配が上がりました。アメリカやカナダで有名な都市伝説を基にしているそうです。

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■ Comment

宵乃さん、今年もどうぞよろしくお願い致します☆

>カナダの作品で初めて聞くタイトルでしたが、

いやいやいや、時代を感じますね~(笑)。
私が映画を見るようになった当時の封切り作品で、
主演女優の人気もあり、けっこうなヒット作品だったと思います。

私は見に行かなかったし、その後オンエアにもご縁がなく
長い間DVDになっていなかったのでレンタルにもなく
3年少し前のイマジカのオンエアで始めて見ました。
(多分今はDVDも発売されたのでレンタルもあると思います)

>ただ、受付の警官が無能すぎて、こいつが犯人なのではと思ってしまったり(笑)

無能にもほどがあるというか、あり得ませんよね~?(笑)

>ラスト、最後まで見つからなかった屋根裏の遺体など、

屋根裏部屋なんて一番最初に探しますよね~?

>にゃんこが無事生き延びられるのかどうかが気がかり。

そういえば猫ちゃんが出ていましたね!
すっかり忘れていました(笑)。

>アメリカやカナダで有名な都市伝説を基にしているそうです。

「夕暮れにベルが鳴る」という大駄作と同じ設定で、
3年少し前にネットで調べて初めて納得しました。

その映画はなんとまあ映画館で見たんですよ!
(私のワースト作品です)
ものすごく怖くて泣きそうでした。

2本立てで「エレファント・マン」目当てだったので
本当に印象に残っています。

この作品の大まかな中身が同じだったのでどちらも
私的にはトホホですが、
宵乃さん的にはまあまあ良かったようで良かったです☆

元日から長々と失礼いたしました☆
これに懲りずよろしくお願いいたします(ペコリ)。


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2018/01/01 10:24  miri編集

>miriさん

いらっしゃいませ!
結構有名な作品だったんですね。まあ、O・ハッセー主演なら当然かもしれません。

> 3年少し前のイマジカのオンエアで始めて見ました。
> 無能にもほどがあるというか、あり得ませんよね~?(笑)
> 屋根裏部屋なんて一番最初に探しますよね~?

サスペンスやミステリーのつもりで見てしまうと穴だらけの作品ですよね。私はホラーと思って見たので、そこらへんのハードルはかなり下がっていて許せました(笑)
警察もまさか同居人たちが屋根裏を調べてないなんて思ってもみなかったでしょうね。調べに行ってたら数人犠牲になったでしょうけど…。

> そういえば猫ちゃんが出ていましたね!

モフモフにゃんこで、ずっと屋根裏にいたようですが、探しに来たのが寮母だけという…(涙)
あの女の子と寮母しか構ってあげてなかったのかな?

> その映画はなんとまあ映画館で見たんですよ!
> ものすごく怖くて泣きそうでした。

実は映画館でホラーを見たことがないんですよ。きっと怖さ倍増で、苦手な方だと辛いですよね~。しかし「エレファント・マン」と2本立てだったとは驚きです。miriさんのように怒った方は多かったのでは。

> 元日から長々と失礼いたしました☆
> これに懲りずよろしくお願いいたします(ペコリ)。

いえいえ、まさかこの作品にコメントいただけるとは思ってなかったので嬉しかったです。
今年もいろんな映画についてお話できるといいですね~。こちらこそ、よろしくお願いいたします。
2018/01/02 10:12  宵乃〔編集

にゃんこは無事だったのか

こんにちは、

ラストの黒電話の鳴り響く音が、
とても印象的な作品でした。
あれ、遺体がたくさんまだみつかってないってのが
凄く良い余韻でした。
正直そこが一番恐ろしいかな。
屋根裏なんて一番最初に探すところでしょうに^;
電話番の警官の、「早く外に出てください」というのも、
逆になんかあるの?と思っちゃう台詞でしたよねー
申し訳ないが、外で確認したいことがある、とか、言えばよかったのに…
でもこの作品の、たぶんわかりやすい恐怖場面はこの
「寮の中にいるんです!」ってところでしょうねえ。

オリヴィア・ハッセーは可愛かったけれども、
本作ではビッチな役回りをしていたのちのロイス・レインのほうが
個人的には好みですー
2018/06/04 16:11  maki編集

>makiさん

にゃんこ、無事だといいんですけどね~。エサを求めて鳴き続けたことで遺体発見、に繋がるかも?
休暇中の生徒たちが戻る前になんとかしないと大惨事です(汗)

> あれ、遺体がたくさんまだみつかってないってのが凄く良い余韻でした

そうそう、一人じゃないところが…。実際に何体もの遺体が一軒家から発見されたニュースとかもありましたし、ありそうで怖いです。

> わかりやすい恐怖場面はこの「寮の中にいるんです!」ってところでしょうねえ。

あの警官はクビにするべきですが、このシーンのためには仕方なかったんですね~。
制作者によって無能にされた犠牲者というわけか…。

> オリヴィア・ハッセーは可愛かったけれども、
> 本作ではビッチな役回りをしていたのちのロイス・レインのほうが
> 個人的には好みですー

強気な女性で寝てるところを殺された女性でしたっけ?
私もハッセーのヒロインの性格が好きになれなくて、こっちの彼女の方が好感度高かったです。
このヒロイン、ヘイト集めまくってそうですよね。損な役回り…。
コメントありがとうございました♪
2018/06/04 16:34  宵乃〔編集
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