忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「真夜中のサバナ」観た

真夜中のサバナ
「あ、これ、俺のキャパ超えたわー」
原題:MIDNIGHT IN THE GARDEN OF GOOD AND EVIL
製作:アメリカ’97 155分
監督:クリント・イーストウッド
原作:ジョン・ベレント
ジャンル:★ミステリー/サスペンス

【あらすじ】ジョージア州サバナを取材で訪れ、上流階級の人々が集まるパーティのルポを書く予定だったジョン。だが、そこで殺人事件に巻き込まれ、容疑者としてパーティの主催者ウィリアムズが逮捕される。事件に興味を持ったジョンは独自に調査を開始し…。

実際はこんなに長い作品だったのか…。たぶん30分以上カットされてたと思います。でも、作品の評判をみるにテンポが悪いそうなので、それを感じなかったということは編集し直した方が面白いということかも。
とりあえず、ミステリーと言うには無理がある気がしました。犯人がわかりきっているし、どうやって陪審員を丸め込むつもりだろう?という点しか謎がない(汗)
でも、法廷ものの面も持つ面白サバナ観察ドラマとしては面白いんですよね。濃い人たちが暮らすどこか不思議なサバナの街が魅力的で、続きを見たいと思わせてくれるんですよ。序盤で、空中に浮かぶように見える首輪を連れて散歩してるおじさんが出てきて「おぉ!?」となりました。

お気に入りはやっぱりドラァグクィーンのミス・シャブリですね~。自分を持った強い人で、彼女が動くと周りはそのペースに乗せられてしまう感じ。お上品なパーティに乗り込んできて男性陣の目をくぎ付けにしたり、法廷でも行動力がありすぎて判事に怒られたり。
この作品が実際の事件を基にしているらしく、彼女を演じたのもご本人なんだとか。いつも堂々としていて魅力的でした。
あと、霊媒師のおばさんはよくわからない人だったけど、この作品の不思議な雰囲気を作り上げるのに一役買ってます。彼女が死者の存在を意識させてくれるから、ラストにビリーと横たわるウィリアムズのシーンもすんなり受け入れられてグッとくるんですよね。「ヒア アフター」を思い出しました。
そんな濃い彼らを大らかに受け入れる主人公ジョンも良かったです。とくにミス・シャブリと一緒のシーンは彼女に押されつつもマイペースで、善い人なのが伝わってきます。ジョン・キューザックが魅力的な作品の上位に入るかも!

にしても、何度か映るお皿を両手に水平に持っている少女の像は何を象徴しているんだろう?
有名な彫刻家の作品「Bird Girl」のレプリカで、映画のためにわざわざ作ったくらいだから何か意図してのことだと思うけど…。天秤にも見えるから罰も平等にってこと?
最初見た時は、廊下で立たされてるみたいにお皿の水をこぼすなと命じられて罰を受けてる女の子の像かと思いました。首をかしげてるのが「あ~あ、またやっちゃった」みたいに見える(笑)

観終わって「あれ?」と思ったのは、ヒロインとして登場したイーストウッド監督の娘さん。出てきたはずなのに何のために登場したのかわからず、何をしていたのかもさっぱり思い出せません。幽霊だったのでは…と思ってしまいました。
いつか再見する時は、彼女の役割についても気にしながら見てみようと思います。

ちなみに原題の意味は「真夜中の善と悪の庭」。庭は少女の像がある墓地のことを指しているようです。

関連記事
「チェンジリング(2008)」観ました
「恐怖のメロディ」観ました

■ Comment

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
2017/10/28 15:47  

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
2017/10/30 18:41  
名前
タイトル
URL
本文
非公開コメント

■ Trackback

.