忘却エンドロール

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映画「ジョン・カーペンターの 要塞警察」観た

ジョン・カーペンターの 要塞警察
原題:ASSAULT ON PRECINCT 13
   JOHN CARPENTER'S ASSAULT ON PRECINCT 13
製作:アメリカ’76 90分
監督:ジョン・カーペンター
ジャンル:アクション/サスペンス

【あらすじ】移転前日の警察署にパニック状態の男性が助けを求めてやってきた。間もなく彼を追って来たストリートギャング”チョロ”が9分署を包囲し、消音銃による攻撃が始まる。黒人警官ビショップと女性職員リー、そして護送中に一時拘留されていたナポレオンと凶悪犯ウェルズは協力して彼等を迎え撃つが…。

「リオ・ブラボー」へのオマージュ作品らしいんだけど、そっちは覚えてないなぁ…。にしても、西部劇よりもゾンビ映画を彷彿とさせるシーンが多かったです。オッサンにしか見えない非行少年たち(ニュースで言ってたのって彼らのことだよね?)が警察署を包囲してワラワラ集まるところなんて、生存本能なんてなくなったゾンビそのもの。目の前で仲間がバンバン撃たれてるのに突っ込んでくるんだもん。ラリってるの?
撃ってる人たちも生きるのに必死で、相手が人間だという感覚を失っているようでした。何も言わず押し寄せてくるから仕方がない…。

一番最初のショッキングシーンも怖かったです。来るとわかっていても、まさかあんな無感情にさらっと撃つなんて…。序盤で仲良くセリフの練習をしていたのが思い出されて、”彼”のその後の行動、そして燃え尽きてまともに話すことすらできなくなってしまう後半の様子など、彼の受けた衝撃がひしひしと伝わってきました。

孤軍奮闘する警官と囚人二人、そして事務?の女性リーの雄姿には痺れましたね。とくにリーはぜんぜん戦う人に見えないのに、細い通路でこちらに向かってくる男をまっすぐ見据えて銃?で倒すんですよ。負傷した肩をものともせずに!
警官や囚人と一緒にちゃんと戦力としてそこにいるのがカッコよかったです。
彼らの間に芽生えた信頼や友情、愛情みたいなのも控えめに描かれていてクールでした。

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2017/10/22 13:24  
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