忘却エンドロール

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映画「ロンドンゾンビ紀行」観た

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Tag:イギリス 

ロンドンゾンビ紀行
原題:COCKNEYS VS ZOMBIES
製作:イギリス’2012 88分
監督:マサイアス・ヘイニー
ジャンル:★コメディ/ホラー

【あらすじ】祖父が入居する老人ホームが閉鎖されることになり、仲間を集め銀行強盗を決行したテリーとアンディたち。しかし、なんとか金を手に入れたところで、町中にゾンビがあふれかえっていることに気付く。兄弟は祖父を助けるため、ゾンビを掻い潜り救出に向かうが…。

これは良いゾンビ映画ですね。OPからカッコよすぎだし選曲もセンスあります。
前半は割と普通なんですけど、舞台がお祖父ちゃんたちがいる老人ホームに移ってからグッと面白くなってくるんですよ。数あるB級ゾンビ映画に埋もれないように個性発揮してます。
この作品のゾンビは昔ながらのノロノロ、知性なしで、怪力でもありません。ノロノロでも緊張感を出すには、数で勝負したり、人間側にも不穏分子を置いたり、逃げ場がない状況に追い込んだりしますが、この作品はまったく別の方法を編み出しました。動きがノロノロのゾンビには、同じくノロノロの老人で対抗すればいい!という新発想です(笑)
このノロノロ追いかけっこが、見せ方がいいのもあって大笑いなんですよ。ノロノロしてるのに物語のテンポも悪くなってないし、むしろここからが本領発揮。

若い方のチームでは割と早い段階で不穏分子が退場して、最強にクールな老人たちと合流してヒャッハー状態へ突入です。ミッキーとか言うイカレ野郎を仲間にした時は「バカなの?」と思ったけど、入れといて正解でしたわ。彼がいなかったら生き残れなかったもんね~。それに、頭に鉄板入ってる伏線があんな風に活きてくるとは。彼もこの物語に欠かせない人物でした。
戦争経験のある祖父もさることながら、他の老人たちもはっちゃけてて良かったです。歩行器に固定したマシンガンでゾンビを一掃する老人や、銃の扱いに妙に手馴れているおばあちゃんも良い。
ラストは妙な感動と爽快感もあり、若者と老人が手を組んでイギリスを元気にしていこうぜ!という力強さがあって、またいつか観たいなと思えました。
ちなみに、原題の意味は「ロンドン下町っ子VSゾンビ」。まさにそんな内容。

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