一言映画感想(11/29~12/08) もう一本観て感想を付け加えてから…と思ってたら、単独記事用の感想ストックばかり溜まっていく罠。もういいや、放出しよう…。「プチ・ニコラ」 と「真夜中のサバナ」 を再見して過去記事に追記しました。
11/29「ウォンテッド(うぉんてっど)」 う~ん、中二病な展開ですね。演出が性に合わないなぁと思いながらも見てたら「なんでそんなので納得できるの!?いくらでもねつ造できるだろ!」という展開があって、嫌な予感がしてたらやっぱりですよ…。ブログ始める前から思ってることだけど、他人から聞いた情報だけで自分で調べようともせずに復讐に走る主人公が嫌い。ひとっつも共感できるところがありませんでした。
12/01「白いリボン(しろいりぼん)」 人間の醜さ、歪さを描いた作品。そこらのホラーよりも怖くて中盤からグイグイ引き込まれました。ただ、そういった不穏を孕んだまま表面だけ取り繕って続いていくという終わり方なので、スッキリ解決や因果応報を期待してるとモヤモヤが半端ないです。妙にリアル志向なのに中途半端に教師視点だし。教師の知らないエピソードも描くんなら、他の視点も最後まで描いてほしい…。ミステリー部分は曖昧でもまあ許せるけど、性的虐待クソ野郎の末路はちゃんと描いてくれないと気分悪くて無理。金田一耕助は偉大だなぁと思いました。
12/04「ハンター(はんたー)(1980)再見」 内容を忘れかけてたし、前の感想文に字幕版を見たかったとあったので再見。実在の賞金稼ぎで通称”パパ”と呼ばれたラルフさんが、本当の意味でパパになるまでを描いた話ですね。やはり後半の列車のアクションシーンと、妻の出産、赤ちゃんの抱っこが見どころ。車の中で妻が出産しそうだ!!と医者に報告したところで、ホッとしたのかぶっ倒れるところが微笑ましい。英語のWikipediaで調べてみたら映画は小説が原作で、実際の人物像はやや違うみたいですね。a church bishopでもあったと書かれてたから司教だった…?しかも犯罪学や栄養学も学んでいるし、母校バークレー校で青少年相談員(?)をしてたみたい。自動車爆弾で亡くなったようで、やはり捕まえた犯罪者に恨まれることが多かったんでしょうね…。
12/08「アウト・オブ・サイト(あうとおぶさいと)再見」 原作者が同じ「ジャッキー・ブラウン 」と何らかの関係があるとかで再見したんだけど、顔が覚えられない私には気付けないものだった…。両作品で登場する捜査官レイを演じた人が同じだったのね。それにしても、ジョージ・クルーニーってこういう作品に出てることが多い気がする。作品全体からナルシストオーラを感じるというか…。映像をちょくちょく止める演出がうざかったです。
2016/10/23「崖っぷちの男(がけっぷちのおとこ)」 飛び降りようとする男から始まること以外は王道展開。スパイみたいに侵入する二人の場違いな日常感が…大物です(笑)主人公の弟を演じたのは「リトル・ダンサー」の主演の子ですか~。大きくなったなぁ。ツッコミどころはあるものの、サクッと見るには丁度よい作品。高所恐怖症なので、主人公の地味なやり取りも落ちそうでハラハラでした。
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とっても見たかったんですネ~♪
>10/23「崖っぷちの男」
> 飛び降りようとする男から始まること以外は王道展開。
けっこう面白くは見たのですが。。。
>主人公の弟を演じたのは「リトル・ダンサー」の主演の子ですか~。大きくなったなぁ。
エーッ! そうだったんですか!!!
>ツッコミどころはあるものの、サクッと見るには丁度よい作品。
でもだんだん「あり得ね~」って思い始めて・・・面白くなくなりました(笑)。 では、今日も明日も、(お好きな)録画済みの作品を沢山見て下さいね~!
2016/10/25 15:27
2018/02/17 13:16 miri
> 3日間でこの記事とは、凄いです☆
あはは、毎日2本観ました。やっぱり映画を観てないと調子悪くて。
> でもだんだん「あり得ね~」って思い始めて・・・面白くなくなりました(笑)
「崖っぷちの男」は観てて「グランド・イリュージョン」を連想しました。この手のタイプは、ノレるかノレないかにかかってますね。この作品で一番の驚きが弟くんを演じてる役者さんについてだったり(笑)
さて、今日も映画を観るぞー!
2016/10/26 10:02
3本とも鑑賞してから随分時間が経っているので
大まかにしか分かりません、すみません。
>12/01「白いリボン(しろいりぼん)」
>人間の醜さ、歪さを描いた作品。そこらのホラーよりも怖くて中盤からグイグイ引き込まれました。
一部忘れたいのに覚えているシーンがあります。。。
>ただ、そういった不穏を孕んだまま表面だけ取り繕って続いていくという終わり方なので、スッキリ解決や因果応報を期待してるとモヤモヤが半端ないです。
ハネケさんは全部の作品がそうですね、
評価が高い方ですし、演出力は良いと思うので作風が変わればなあ・・・と
長いこと待っていますが・・・無理かも?
>金田一耕助は偉大だなぁと思いました。
ほほほ・・・ホントにね~って私の理解で良いのかなあ???
>12/04「ハンター(はんたー)(1980)再見」
>内容を忘れかけてたし、前の感想文に字幕版を見たかったとあったので再見。
私も字幕で再見したいのですが、ご縁なくて・・・またいつか機会があればその時お話ししたいです・・・。
>12/08「アウト・オブ・サイト(あうとおぶさいと)再見」
これ地震速報で見にくかった作品で、再見の機会がなくて・・・。
>それにしても、ジョージ・クルーニーってこういう作品に出てることが多い気がする。作品全体からナルシストオーラを感じるというか…。
ハハハ・・・そういう俳優さんかもですね?
全体的にコメントになってなくてすみませんでした~。
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2018/12/14 19:46 miri〔
編集 〕
> 一部忘れたいのに覚えているシーンがあります。。。
嫌~な感じが漂っていて、ホント忘れたくても忘れられなさそうです。
> ハネケさんは全部の作品がそうですね、
> 評価が高い方ですし、演出力は良いと思うので作風が変わればなあ・・・と長いこと待っていますが・・・無理かも?
こういう作風の監督さんでしたか。たぶん彼の作品は初見かな。作風さえ変わってくれれば、名作としてオンエアの機会にも恵まれそうですよね。
> ほほほ・・・ホントにね~って私の理解で良いのかなあ???
たぶん合ってると思います。迷宮入りさせないで罪を白日の下にさらし、膿を出し切るって大事だなぁと思いました。
「ハンター」と「アウト・オブ・サイト」再見の機会があるといいですね!
コメントありがとうございました。
ハネケは2本しか見ていませんが、好んで見たくはないですね。
でも、このときは怖いもの(変なもの?)見たさだったというか。
もう、ほとんど覚えていませんけど。
いらっしゃいませ!
おー、二作品も。私はこれを見るまでハケネさんについては名前に聞き覚えがあるくらいでした。
確かに自分から進んで観たくなるような作品ではないですね(汗)
人間の醜い部分を描いているので、忘れたくなるのかも。
2018/12/16 12:15 宵乃
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