忘却エンドロール

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映画「キック・オーバー」観た

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Tag:イギリス 

キック・オーバー
原題:GET THE GRINGO
  :HOW I SPENT MY SUMMER VACATION
製作:イギリス’2012 95分
監督:エイドリアン・グランバーグ
ジャンル:アクション/犯罪

【あらすじ】マフィアから大金を強奪した”ドライバー”は、メキシコへ逃亡を図るが失敗。無法地帯と化した悪名高き刑務所エル・プエブリートに収監される。そこは、金さえあれば脱獄以外は思いのままという凶悪犯の巣窟だった。巧みに立ち回りつつ機会を窺うドライバーは”キッド”と出会い…。

これは作品の舞台となる、メキシコに実在した史上最悪の刑務所“エル・プエブリート”が主役ですね~。
刑務所の中なのに、まるで荒廃した街そのものなんですよ。そこでの待遇は金で買い、金さえあればなんでもあり。家族を呼び寄せて一緒に暮らすこともできるし、酒やたばこはもちろん、女やヤク、それに命だって手に入ります。
”ドライバー”と呼ばれるアメリカ人(メル・ギブソン)は、ここに入れられてゼロからのし上がっていこうとするんですが、その手口が巧妙かつ手慣れた感じでクール!
しかも、そこで親しくなる母子の背景が、またいかにも無法地帯っぽくて雰囲気ありまくり。
テンション上がるほど盛り上がるようなシーンはないものの、じわじわと別世界に引き込まれていく感じと、切れ者の主人公が飄々とピンチをかわしていく展開は小気味よかったです。

他にも、主人公が元狙撃手で「(狙撃の)パートナーになるか?」と少年に持ち掛けるところが微笑ましかったし、少年の母親と一緒にいたら、帰ってきた少年が「邪魔者は退散するよ」という顔で去るところは面白かったです。あと、手榴弾空中キャッチ&即投げ返すシーンがカッコいい(笑)
終盤は母子の深い愛情にホロリときました。少年のやり方は悲しすぎるけどね…。

ただ、汚職警官とマフィアのボス?の顔が似ていて混乱したのと、例のアレを取り出すところまでいっちゃったので素直にハッピーエンドと思えなかったこと、ラストにあの名前が復讐に繋がっていたとわかるくだりは個人的に微妙。
名前の件は好きな人が多いみたいだけど、あんまり復讐ものって好きじゃないし、同姓同名がいたら「ターミネーター」みたいなことになるのでは…?

ちなみに撮影を行ったのはメキシコのイグナシオ・アジェンデ刑務所で、「居住に適していない」ということで居住者を追い出している最中だったそうです。あの街みたいなのはセットじゃなかったり!?
グロイ描写もあるものの、この街みたいな刑務所の雰囲気を堪能できるだけでも価値があります。

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