忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「レ・ミゼラブル(1998)」観ました

 | ドラマ  com(6) 
Tag:デンマーク 

レ・ミゼラブル(1998)
読み:れみぜらぶる
原題:LES MISERABLES
製作:アメリカ・デンマーク’2012 133分
監督:ビレ・アウグスト
原作:ヴィクトル・ユーゴー
ジャンル:★ドラマ/文芸

【あらすじ】1812年、19年の刑期を終えて仮出獄したジャン・バルジャンは、銀食器を盗んだ自分をかばってくれた司教との出会いから、改心を決意。9年後、ヴィゴーの工場主兼市長として、市民の尊敬を集める男に生まれ変わるが、新任の警察署長ジャベールに正体を見破られ…。

再見。リーアム・ニーソンもユア・サーマンも、今まで観た中で一番良かった気がします。原作は読んだことはありませんが、映画として良くまとまっていて引きこまれました。(ラストの余韻がもう少しほしいけど)。
とくに、ジャベールさんがどうしてあそこまでジャン・バルジャンに執着したか、再見によって自分の中で納得できたのがよかったです。
父親は盗人で、母親は淫売だったというセリフ。彼はきっと両親を憎んで、自分の力では二人を変えることは出来なかったんでしょうね。なので人の素養は生まれた時に決まって一生変わることはないという説に飛びついて、そして悪人を徹底的に取り締まるという方法で過去を乗り越えようとした。
そんな時、自分や法の手から逃れようとするジャン・バルジャンに出会い、両親への憎しみを彼に重ねてしまったんでしょう。

最後の彼の決断は、ジャン・バルジャンとの出会いから”人は変れない”という信条に揺らぎが生じ、何が正しいかわからなくなった。けれど、法に背くことはできない…。その板ばさみによるものだと納得できました。
ただ、そのまま終わるのはなぁ。時間が足りないのはわかるけど、ロングショットで家族と再会する後姿とかほしかったです。
恋に恋するコゼットと英雄思考の彼氏が、あの先ふたりでやっていけると思えないから、ちゃんと再会するのがわかる方が安心できるので(笑)

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「レ・ミゼラブル~輝く光の中で~」観ました

■ Comment

こんばんわ

宵乃さん、こんばんわ。
桜がかなり咲き始めました。

大好きな作品です♪
キャストがみんなドはまり☆
ミュージカル版も悪く無かったけど、やっぱりこちらの方がいいなぁ。

執拗に追い詰めるジャヴェールの目が怖かったですね。
最後に死を選ぶしか無かった彼は親への恨みもあったでしょうけど
正義感もあったんでしょうね。

素敵なイラストです☆
やはりこの作品もモノクロがお似合いですね。(´ω`*)
2016/03/29 20:31  mia☆mia

>mia☆miaさん

いらっしゃいませ!
やっと春らしくなってきましたね~。そろそろお花見の季節です♪

> キャストがみんなドはまり☆
> ミュージカル版も悪く無かったけど、やっぱりこちらの方がいいなぁ。

mia☆miaさんのお好きな作品だったんですね。私は原作沿いなのはこれしか観たことがなくて比較できないけど、再見して好きになりました。ホント、役者さんがみんなピッタリですよね~。

> 執拗に追い詰めるジャヴェールの目が怖かったですね。

怖かったです~。彼に追いかけられたら生きた心地がしませんよ(汗)
悪を憎む気持ちが、彼の潔癖なまでの正義感に繋がったんでしょうね。初見時はよくわからなかったので、再見できて良かったです。

> 素敵なイラストです☆
> やはりこの作品もモノクロがお似合いですね。(´ω`*)

ありがとうございます♪
最近は白黒が多かったので、灰色も使ってモノクロにしてみました。
2016/03/30 07:29  宵乃〔編集

こんにちは☆

見ました☆
イマジカでノーカット字幕版でした。
イラスト良いですネ~。
良いシーンですし、白黒の筆力というのでしょうか?画力?凄いです☆

ミュージカル版を見て、もう3年半経っているので
比べるという事はないと思うけど、
どうしてもあの導入部からの胸を鷲掴みにされた感覚が残っていて、

申し訳ないけど、この作品は、小粒というか、普通の映画というか、
迫力のなさが、宿屋(大人のエポニーヌ含め)のエピソードバッサリが、
子供コゼットの描写の少なさが、

そして一番は・・・

>とくに、ジャベールさんがどうしてあそこまでジャン・バルジャンに執着したか、再見によって自分の中で納得できたのがよかったです。

私にはジェフリー・ラッシュさんとてもお上手だったけど、
このジャベールには全くシンパシーを感じられず、
ラストにああなって、バルジャンが「にこっ」として走るのがイミフでした。

イミフと言えば、「君のお母さんを愛していた」という台詞は
マジですか?と・・・原作にあったのかな~?

まぁ、お互い、同じ原作でも違う映画のお気に入りがあって良いと思います。
いつかミュージカル版も再見しようと思っています♪
ちょっと先になると思いますが、その時は宜しく~!


.
2016/06/20 14:36  miri〔編集

>miriさん

いらっしゃいませ!
あまりお気に召さなかったようで残念です。
やはり劇場での迫力はインパクトありますもんね~。

> 良いシーンですし、白黒の筆力というのでしょうか?画力?凄いです☆

ありがとうございます。元画像の画質が悪くて顔が判別できなかったんで、苦肉の策でした(笑)

> ラストにああなって、バルジャンが「にこっ」として走るのがイミフでした。

このラストは私もかなり不満です。なんであの状況で笑えるんでしょうね~?
ジャベールさんは、普通に生き残ってそうでした。あの程度の拘束なら泳げる人は泳げるし。
ミュージカル版はあのナイアガラのように見える巨大な橋門が「盛りすぎだろ(笑)」と思ってしまったので、普通の川だったのは個人的に良かったです。

> イミフと言えば、「君のお母さんを愛していた」という台詞は
> マジですか?と・・・原作にあったのかな~?

コゼットに言ったセリフですよね?
私もそこは一瞬「え?」と思ったんですが、恋愛感情ではない妹や家族へ向けるような愛だったんだなとすぐ納得できました。牧師に愛を与えられて、彼女とその娘に愛を与えることができて、やっと人間らしい生き方を知ったみたいな。

> まぁ、お互い、同じ原作でも違う映画のお気に入りがあって良いと思います。

この作品は初見時はあまりピンとこなかったので、いつか気が向いたらまたご覧になってみてもいいかも。ミュージカル版の再見の方もごゆっくりどうぞ。
他の映像化作品のオンエアがあったらまた一緒に観たいですね!
2016/06/21 07:20  宵乃〔編集

またまたお邪魔いたします☆

>あまりお気に召さなかったようで残念です。
>やはり劇場での迫力はインパクトありますもんね~。

気に入らないというよりは、宵乃さんが仰るように
あっちを映画館で見ていたので印象が強かったので、
あっちを今回のオンエアで初見していたら、どう思ったかは分かりません(笑)。

>このラストは私もかなり不満です。なんであの状況で笑えるんでしょうね~?

あ、やっぱり笑っていたのですネ? 
見間違いか勘違いかと恐れていたのでホッとしました! 
笑うというより、にこっとしていたのでホッとしたのかもしれませんが、この監督なのにちょっと変な描写でしたよね~???

>ジャベールさんは、普通に生き残ってそうでした。あの程度の拘束なら泳げる人は泳げるし。

彼は人知れず身体を自分でなくすると思っていたので
見ている目の前であんなふうに???とかなりイミフでした!

>ミュージカル版はあのナイアガラのように見える巨大な橋門が「盛りすぎだろ(笑)」と思ってしまったので、普通の川だったのは個人的に良かったです。

笑ってしまいました~!!! 盛り過ぎ!!!
私的には中間の「髪結いの亭主」あたりの場所が良かったかと?

>私もそこは一瞬「え?」と思ったんですが、恋愛感情ではない妹や家族へ向けるような愛だったんだなとすぐ納得できました。牧師に愛を与えられて、彼女とその娘に愛を与えることができて、やっと人間らしい生き方を知ったみたいな。

エッ? 納得できたんですか~? そうですか・・・
私ももちろん、男女間の邪心はなかったと信じていますが、
どうにもこうにも「愛」という日本語が悪いのか? 
たとえば「大切に思っていた」とかなら分かるけど・・・。

あの司教さん(多分牧師ではないと思います、フランスはカトリックなので)
が、最後らへんにちらとでも心に浮かんだりすればもっと良かったのですが・・・。

>他の映像化作品のオンエアがあったらまた一緒に観たいですね!

ハイ、これとあれの再見もいつかしますし、
その他の作品があれば、是非!と思います☆
(ドラマ形式で何回もあるのはちょっと無理ですが・笑)

くどくど失礼いたしました♪


.
2016/06/21 09:26  miri〔編集

Re: またまたお邪魔いたします☆

再びのお出ましありがとうございます!
ホント、映画は観るタイミングで印象がガラッと変わります。お互い先に観たのが別の方だったら印象も真逆だったかもしれませんね~。

> 笑うというより、にこっとしていたのでホッとしたのかもしれませんが、この監督なのにちょっと変な描写でしたよね~???

そうですね、もう心ここにあらずで家族のことしか頭にない感じの表情でした。
わざわざジャベールさんがバルジャンの前で(彼を試すかのように)飛び込むのも意味不明でしたし、この作品は終盤を作り直してほしいくらいです。
いちおう私の中では、ジャベールさんが死ぬのは、一度死に切れなくて色々とバルジャンのように苦労してから…ということになってます(笑)

> 笑ってしまいました~!!! 盛り過ぎ!!!
> 私的には中間の「髪結いの亭主」あたりの場所が良かったかと?

冒頭の奴隷たちが働く場所も結構盛ってましたよね。監督はピラミッド建設をイメージしてたんじゃないかなぁ。
「髪結いの亭主」も舞台はフランスだし、ああいう場所はあちこちにありそうですね。原作未読なので実際はどうだったのかよく知りませんが、あれくらいの場所だったら私も納得です。

> どうにもこうにも「愛」という日本語が悪いのか? 
> たとえば「大切に思っていた」とかなら分かるけど・・・。

ですね~、翻訳者の技量だと思います。センスある人が訳していたら名台詞になっていたかも!

> あの司教さん(多分牧師ではないと思います、フランスはカトリックなので)
> が、最後らへんにちらとでも心に浮かんだりすればもっと良かったのですが・・・。

あ、司教さんでしたか。あまり区別がつかなくて(汗)
この作品はホント終盤が駆け足で…。あと30分長くしてもいいから、ちゃんと作ってほしかったです。

> ハイ、これとあれの再見もいつかしますし、
> その他の作品があれば、是非!と思います☆
> (ドラマ形式で何回もあるのはちょっと無理ですが・笑)

地道にNHKにリクエストしていきます!
オンエアあるといいですよね~。
2016/06/22 07:32  宵乃〔編集
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