忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

TVアニメ「スノーマンとスノードッグ」観ました

スノーマンとスノードッグ
原題:THE SNOWMAN AND THE SNOWDOG
製作:インドネシア/イギリス/フィンランド’2012 23分
監督:ヒラリー・オーデュス
原作:レイモンド・ブリッグス、ヒラリー・オーデュス、ジョアンナ・ハリソン
ジャンル:★ファンタジー/ファミリー

【あらすじ】秋も深まった頃、老いた愛犬と新しい家に引っ越してきた少年ビリー。だが、間もなく愛犬が亡くなり、寂しさからサンタクロースへの手紙に犬の絵を描くのだった。そんな時、たまたま床下から前の住人の思い出の品を見つける。それは、かつてスノーマンと冒険した少年の写真と、彼のスノーマンのパーツで…。

本当はこの前にもう1本記事を仕上げるつもりだったんですが、描く気が起きなかったので先にこちらを。
有名な「スノーマン」の続編ですね。前は躍動感あふれるアニメーションがすべて手描きだったんですが、今回は飛行機とか結構CGも使ってるようでした。もしかしたら、CGに手描きの絵を貼り付けてるところもあるかも?
でも、基本的には色鉛筆のやさしいタッチは変わらず、前作との違いは(テーマ曲以外は)気にならなかったです。スタッフさんは同じみたいだし。
ストーリーも素晴らしくって、私がクリスマスに観たかったのはこういう作品なのよ!と嬉しくなりました。元気出そうと思って観た青春作品で大ダメージくらった後だったので、やっと心が浄化されてきたよほんともうスノードッグ可愛い!!!

どこぞの作品紹介ではあらすじが間違ってるんですが、この作品で一番泣けるのは、少年がスノードッグを亡くなった愛犬の代わりにしなかったところなんですよ。
一番良く知る愛犬と似たような形にしたのは仕方ないとして、ちょっと悩んでから手袋でブチ模様をつくります。愛犬は模様のない茶色い犬で、このスノードッグは少年がサンタさんへの手紙に描いた犬でした。
もちろん愛犬の思い出を今でも大切にしていて、自分の部屋には愛犬の写真がベッドから眺められる位置にあるくらいです。その上で、前向きに新しい友達と歩き出そうと思ってるんですよね。
台詞はないけど、そんな少年の気持ちがひしひしと伝わってくるから、スノーマンとスノードッグが動き出してからはもうウルウルきちゃって…(涙)
ファンタジックな冒険の様子は、たぶん前作とそう違わないのに、わんこが一緒にいるだけでひときわ楽しそうに見えました。

ラストも本当に良かったね。エンドロールはやたらとしんみりしていたものの、前作を踏襲しているというか、あんな冒険のあとなら仕方ないというか。でも、テーマ曲はやっぱり前作には敵わなかったかなぁ。
短いながら心に染みるアニメーションでした。

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■ Comment

No title

宵乃さん、今年もお世話になりました。
有難うございました。

スノーマンの映画、いつか見たいとずっと思っています。
チャンスを逃さないようにせねば・・・。

これからも素晴らしいイラストを魅せてくださいね。
映画以外のお話も楽しみにしています。

来年もどうぞ宜しくお願いいたします。
皆さまお揃いで良いお年をお迎え下さいませ。


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2015/12/30 11:46  miri〔編集

>miriさん

私の方こそ、今年に限らずいつもお世話になってます。
miriさんのコメントがあるから、毎回イラストも頑張れるという感じです。
来年もよろしくお願いしますね♪
「スノーマンとスノードッグ」の再放送があったら、プチギャラリー更新します!
2015/12/31 13:01  宵乃〔編集
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