忘却エンドロール

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映画「リトルファイター 少女たちの光と影」観ました

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リトルファイター 少女たちの光と影
原題:BUFFALO GIRLS
製作:アメリカ’2012
監督:トッド・ケルスタイン
ジャンル:ドキュメンタリー

【あらすじ】タイの国技“ムエタイ”。貧しい家庭に生まれ、家族を助けるため8歳でリングに上がった少女たちがいた。大人たちの賭けの対象となりながら闘う2人の少女、スタムとペットの2年間を追う。

観てて胸が痛みました。
貧しさから脱する選択肢が増えるということは、彼らにとって希望になるんだろうけど、幼い少女たちの「家族のために稼ぎたい」という切実な想いが痛いくらい伝わってきて…。
タイには15歳未満のファイターが3万人もおり、とくに女の子の試合は人気が高いそうです。1日働いた賃金の数百倍もの金額を一回で稼ぐことも可能で、スタムとペットのような8歳の少女が、家計を助けるためにリングに上がることも少なくありません。
でも、子供はまだ骨が柔らかいから、時にはひどい骨折をしたり、骨が飛び出すほどの怪我をすることも…。

一方親は、「娘が決めることだから(無理強いはしない)」と言っているものの、やはり大きな期待をかけてしまっています。娘の稼ぎがなければ家が完成しないというほどで、小さな少女にのしかかる重圧がどれほどのものか、想像しただけで辛くなりました。
試合が盛り上がるほどに賭金も釣り上がり、インターバールではまるで「ロッキー」みたいなやりとりが。8歳とは思えない目の鋭さで、勝つことだけを考えているよう。
終盤でペットの親が「冗談で(試合のあった繁華街に)置いてくよ、と言ったら泣いちゃって」とのんきに笑ってて、親の想像と実際に娘が感じているものには、大きな隔たりがあるように感じました。この子、心臓の病気で手術したことがあるのに…。
ただ、彼女たちが真剣にトレーニングを重ねる様子や、家族と過ごしている時の子供らしい笑顔に嘘はなく、稼いだお金はぜんぶ家族のために使って、それで後悔なんてしないんですよね。
過酷すぎる世界だけど、このムエタイで希望を持つことが出来る子供もいるのだという事実に、いろいろと考えさせられました。

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