忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「エンド・オブ・ザ・ワールド(2012)」観た

 | ロードムービー  com(6) 

エンド・オブ・ザ・ワールド(2012)
原題:SEEKING A FRIEND FOR THE END OF THE WORLD
製作:アメリカ’2012
監督:ローリーン・スカファリア
ジャンル:★ロードムービー/ロマンス/パニック

【あらすじ】小惑星衝突まであと3週間。周囲の人間が酒やドラッグに溺れる中、普段と変わらぬ生活を送るドッジは、隣人の奔放な女性ペニーと初めて言葉を交わす。イギリスにいる両親のもとへ行くため、かつての恋人オリヴィアに会うため、ふたりは旅に出るが…。

GyaOで鑑賞。終末ものなのに、かなりのほほんとしたロードムービーで、見てると感覚が麻痺してくる不思議な作品でした。
地球滅亡を前の反応は人それぞれで、ひたすら酒とドラッグとセックスに溺れる人がいれば、これまでと変わらない日常を貫く人、絶望して自殺しようという人もいます。こう書くと殺伐とした様子を思い浮かべると思いますが、妙にあっけらかんとしてるんですよね。
たまに思い出したようにしんみりするものの、目の前に迫る滅亡という事実が実感できずに戸惑っているという感じ。…まあ、突然滅亡するとか言われても「ワケわかんない!」となるのは当然か。
そもそも、この地球滅亡というのは舞台装置に過ぎず、まるで性格の違う男女が旅を経て惹かれあうロマンスものであり、人生において大切なものってなんだろうと考えさせる作品なんですよ。
快楽に溺れる人たちだって、カフェで接客しながら、歌って踊って突拍子もない新メニューを考えたりと、大切な場所で楽しい時間を分かち合っていたし、ニュースキャスターやドッジが雇った家政婦さん、途中出会う警官も、もうすぐ滅亡するからといって自分の仕事が無意味になるなんて思ってません。
ドッジとペニーのように、大切な人と過ごす時間こそ大切だと考える人もいて、人生において大切なものというのは人それぞれなんですよね。
そんな彼らを見ていると、自分ならどう過ごすだろうかと否応なく考えさせられました。
きっと、ドッジに拾われたあのわんこも、彼らと一緒に過ごした時間は幸せだったんじゃないかなぁ。
ドッジと父親の和解エピソードや、ラストの二人の語らいはウルウルきたけども、不思議と最後まで暗くならず幸せな気持ちで観ることができました。
スティーヴ・カレルとキーラ・ナイトレイの演技も素晴らしかったです。
ちなみに、原題の意味は「世界の終わりに友達を探して」で内容通りのタイトルですね~。

■ Comment

No title

こんばんは。

TBありがとうございました。

これ予想外に良かった作品です(笑)。

>そもそも、この地球滅亡というのは舞台装置に過ぎず、
>まるで性格の違う男女が旅を経て惹かれあうロマンスものであり、
>人生において大切なものってなんだろうと考えさせる作品なんですよ。

そうなんですよね、地球滅亡の映画のつもりで観ちゃうと、何これ?というかんじですけど、ロマンス映画、或いはロードムービーとして観るとなかなかの佳作ですよね。
2015/04/02 (Thu) 20:48  バニーマン  

>バニーマンさん

いらっしゃいませ!
そうそう、変な期待をしてしまうとガッカリするかもしれないけど、温かくて考えさせられて以外とハマる人が多い気がします。

> ロマンス映画、或いはロードムービーとして観るとなかなかの佳作ですよね。

わたしもロードムービー大好きなので、すっかりお気に入りです♪
もっと知名度あってもいいですよね~。
2015/04/03 (Fri) 08:00  宵乃〔編集〕  

こんにちは

アルマゲドンに失敗した地球と言う設定が良かったです
そして、殺し屋に自分を狙わせたり、殺し屋になったりとか
やりたい放題の人々も。
そんな中でもやっぱりマッタリしてる人もいたりしてて、
ロードムービーとしてもなかなか面白い作品でした
私も終末は家でゴロゴロしてると思います
寝てる間だったらいいなあ…とは思います
2015/04/03 (Fri) 19:02  maki編集〕  

>makiさん

いらっしゃいませ!
ありそうでなかった設定かもしれませんね。一番盛り上がるところ省いてて英断かも。

> そして、殺し屋に自分を狙わせたり

ここは私も笑ってしまいました。笑える状況じゃないはずなのに、ユーモアたっぷりに描いていて、なおかつ嫌な感じがしないところに監督のセンスを感じます。
ロードムービー大好きなので、思いっきりツボでした。

> 私も終末は家でゴロゴロしてると思います
> 寝てる間だったらいいなあ…とは思います

そうそう、寝てる間に済めば怖くないのに!
超名作映画に熱中してる時でもいいですよね♪
2015/04/03 (Fri) 20:26  宵乃〔編集〕  

こんばんは☆

先日のBS3のオンエアをやっと見ました☆
素敵なイラストですネ~!

>妙にあっけらかんとしてるんですよね。

なんだか・・・いまひとつな作品でした・・・。
きっと、こういう感覚~あっけらかん~を、好感に思うかどうかで変わるような気がします。

>そもそも、この地球滅亡というのは舞台装置に過ぎず、まるで性格の違う男女が旅を経て惹かれあうロマンスものであり、人生において大切なものってなんだろうと考えさせる作品なんですよ。

そうなんですね~? 
そういう目で見れば良いのでしょうね~?

>ドッジとペニーのように、大切な人と過ごす時間こそ大切だと考える人もいて、人生において大切なものというのは人それぞれなんですよね。

まぁ普通はほぼ全員がそうなるのではないでしょうか?
お仕事している人もお家に待っている人が居ると思うし・・・。

>そんな彼らを見ていると、自分ならどう過ごすだろうかと否応なく考えさせられました。

ここは同感です・・・そういう風に思わせる作品なのでしょうね~?

>きっと、ドッジに拾われたあのわんこも、彼らと一緒に過ごした時間は幸せだったんじゃないかなぁ。

非常に映画的に“うまくやった感”が強いですが、たしかにあの子がいなければ、もっとつまらなかったように思います(笑)。

>ドッジと父親の和解エピソードや、
>スティーヴ・カレルとキーラ・ナイトレイの演技も素晴らしかったです。

知らない監督さんですが、この3人の俳優を使っただけでも凄い豪華で、コネでもあったのかな~? 3人ともピッタリでしたね!

あまり良い作品ではないけど、ものすごく嫌な気持ちにはならなかったです。 ・・・私が一番気になるのは、もしも世界の終わりでなければあんな気持ちにはならないだろうと思うところです。。。


*******************


「激突!」のイラスト素晴らしいです☆
ホントに凄い「本気」を感じます!!!

2年前に初めて見たのですが、あんまり良くなくて・・・
何か評判が凄く良い作品でガッカリしました。 
でも宵乃さんの記事はうんうんって思いながら読ませて頂きました☆ 


.
2015/09/25 (Fri) 20:55  miri〔編集〕  

>miriさん

いらっしゃいませ!
こちらをご覧になられたんですか~。miriさんには合わないだろうと思ってたんですが、やっぱりダメでしたね。
わたしも結構ギリギリだった部分もあるので、観る時の気分によって印象が変わったかもしれません。

> お仕事している人もお家に待っている人が居ると思うし・・・。

そうですね。でもまあ、お店でドンちゃん騒ぎしていた人たちも、会いたくても会えなくて悲しみや不安を吹き飛ばすためにハイになってるのかもしれないし、もし天涯孤独のひとがいれば、こうやって一緒に騒げる相手がいるだけで救われそうです。

> ここは同感です・・・そういう風に思わせる作品なのでしょうね~?

共感できる部分があって嬉しいです。わんこはズルイですよね(笑)
ゾンビこそ出てこないものの、こういうところはゾンビ映画と同じなので、そういうのが好きじゃないと受け入れがたいのかな。

> 知らない監督さんですが、この3人の俳優を使っただけでも凄い豪華で、コネでもあったのかな~? 3人ともピッタリでしたね!

主演二人しか思い出せない…。お父さん役も有名な方でしたか。
初監督作品でそんなに豪華キャストだなんて、彼女何者でしょう?

> ・・・私が一番気になるのは、もしも世界の終わりでなければあんな気持ちにはならないだろうと思うところです。。。

それは言わない約束です!(笑)
終末じゃなくても、自分の命がもうすぐ終わるということになれば、手近にいる都合の良い他人に惹かれる気がします。

> 「激突!」のイラスト素晴らしいです☆
> ホントに凄い「本気」を感じます!!!

ありがとうございます。砂利道に本気出してしまいました!
右手が痛いです…。

> 2年前に初めて見たのですが、あんまり良くなくて・・・
> 何か評判が凄く良い作品でガッカリしました。 
> でも宵乃さんの記事はうんうんって思いながら読ませて頂きました☆ 

う~ん、miriさんには合いませんでしたか。
個人的に傑作!と思ったので、それでも合わない人がいるんだとちょっと驚きました。
やはり万人に受け入れられる作品はないんですね~。
2015/09/26 (Sat) 13:18  宵乃〔編集〕  
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