映画「レザボア・ドッグス」観た

読み:れざぼあどっぐす
原題:RESERVOIR DOGS
製作:アメリカ’91
監督:クエンティン・タランティーノ
ジャンル:バイオレンスアクション/犯罪
【あらすじ】互いに素性を知らず、「色」をコードネームに呼び合う6人の男たち。彼らは宝石店襲撃計画を実行に移すも、警察に包囲され散りぢりになってしまう。重症のオレンジを抱えてアジトに逃げ込んだホワイトは、やがて戻ってきた仲間たちと裏切り者が誰なのか探りあい…。
GyaOで鑑賞。いかにもヤバそうな男たちが、カフェでウェイトレスへのチップの事で真剣に話してるシーンが結構好きですね。「生活がかかってるんだ」「ウェイトレスは大変なんだぞと」妙に思い入れがあるようで(笑)
そんなグダグダ感あふれるシーンから、オープニングに入って一気にハートを鷲づかみされます。「Little Green Bag」の音楽に乗せて黒スーツの男たちが歩く姿をスローモーションで見せてるだけなのに、何でこんなに痺れるのか。そして暗転したかと思うと、不穏な会話に突然の赤!
緩急の付け方とか構成とかさすがタランティーノだなぁと唸らされました。
その後のオレンジを元気づけるおじ様が素敵だし、ケンカするホワイトとピンクからカメラが引くと見えるブロンドの後姿とか、やっぱりカッコイイ。
タランティーノなので話し始めると長くて眠くなる事もあったけど、そんな時にタイミングよくビシッと決めてくれるんですよね。気分が悪くなるようなブロンドの嗜虐趣味を遮ったくだりは、ホントやられたって感じです。そして、ボスの息子が彼に入れ込むワケもグッときた。
あまり動きがないシーンは舞台を観てるようだったものの、男たちの腹の探りあいや、極限状態で見える友情とラストの遣り切れなさが印象に残りました。
プロ意識溢れるオレンジとピンクの顛末の対比も良かったです。
- 関連記事
- 「ジャッキー・ブラウン」観た
- 「パルプ・フィクション」観ました
■ Comment
こんばんは!!
面白かった印象はバッチリなんですが、
宵乃さんの書かれてる事に反応できる程の
記憶がありませんでした・・・(^▽^;)
>いかにもヤバそうな男たちが、カフェでウェイトレスへのチップの事で真剣に話してるシーンが結構好きですね。「生活がかかってるんだ」「ウェイトレスは大変なんだぞと」妙に思い入れがあるようで(笑)
はいはい!(笑)
確かMadonnaの曲の話とかしてませんでしたっけ??
タランティーノの映画はこの辺のしょうもない話が楽しいし、
いきなり展開するところもカッコ良かったりしますよね!!(^^♪
>「Little Green Bag」の音楽に乗せて黒スーツの男たちが歩く姿をスローモーションで見せてるだけなのに、何でこんなに痺れるのか。そして暗転したかと思うと、不穏な会話に突然の赤!
どんな曲だったかな?とYouTubeで検索しちゃいました(笑)
はい、カッコ良かったです!痺れました!(^^♪
不穏な会話に突然の赤が分からない・・・
見て1年と少しが経ってますが思い出せないのが悔しいです、、(^▽^;)
これは早めに再見する必要がありますね!(^.^)
> 面白かった印象はバッチリなんですが、宵乃さんの書かれてる事に反応できる程の記憶がありませんでした・・・(^▽^;)
それは、再見する楽しみがありますね!(笑)
時系列どおりにすれば単純な話なのに面白さが印象に残るのは、やはり編集のセンスが素晴らしいって事かな?
> 確かMadonnaの曲の話とかしてませんでしたっけ??
そうそう、これは~の曲なんだよと俺サマ解釈を聞かせてました(笑)
ここら辺を楽しめるかどうかで好き嫌い分かれそうです。私は時々眠くなるけど、案外好きかなぁ。
> どんな曲だったかな?とYouTubeで検索しちゃいました(笑)
> はい、カッコ良かったです!痺れました!(^^♪
あのしょうもない長話からは想像できないカッコよさですよね!
CMとかでよく聞く曲だったけど、これからは「レザボア・ドッグス」の曲だ!となりそうです。
気が向いたら、その後のガラリと雰囲気が変わるのを楽しんで下さい♪
宵乃さん こんばんは。
>「生活がかかってるんだ」「ウェイトレスは大変なんだぞと」妙に思い入れがあるようで(笑)
本当に、あの辺からキャラクターの性格付けが始まっているといますよね(笑)
Mr.ホワイトの悪人とは思えない性格。
(最後まで、Mr.○○○○を庇う甘さにも繋がりますね)
Mr.ピンクのイキり具合。
チップ一つでも、集団の中で「俺はそんなに甘くないぜ」
ってグダグダ、グダグダ(笑)言って周囲が段々嫌気がさしてくる辺りとか・・・
(結局、ボスのジョーが言ったら払う辺りも大好き)
Mr.ブロンドの「ジョー。なんならコイツ撃ってやろうか(Hey Joe, you want me to shoot this guy?)」
Mr.ホワイト「は!?(夢でも見てんのか、目を覚まして)俺に謝れ
(Shit... You shoot me in a dream, you better wake up and apologize. )」
(ブロンドの攻撃性とジョーに対する忠誠心そして
後々の対立を予感させるシーン)
>プロ意識溢れるオレンジとピンクの顛末の対比も良かったです。
ある意味、一番賢いピンク。
(他のキャラクターたちと違い“仁義”とかないから生き残るのかもしれませんね・・・)
オレンジと警官のやり取りも(極限状態だからこそ余計に)思わず笑ってしまうというか、納得してしまいます。
「(略)俺は、顔の形が変わるほど殴られて、耳を切られてんだぞ!!(This fucking guy slashes my face, and he cuts my fucking ear off! I'm fucking deformed!)」
「はぁ!?あ!!俺は死にかけてんだよ!!死にかけてんだよ!!
(FUCK YOU! FUCK YOU! I'M FUCKIN' DYING HERE! I'M FUCKIN' DYING!) 」
「・・・」
そりゃ、黙るよな・・・って何回、観ても思います。
(テキト―に訳しましたが・・・)
すみません、話が逸れました。
宵乃さんの記事のお蔭でまた観返すことができました。
ありがとうございました。
2015/04/02 22:04 きみやす
いらっしゃいませ♪
ホント、あのグダグダな会話がムダなようでムダでないところがさすがです。しばらく登場しない人も、これで印象に残ってますからね~。
> Mr.ホワイトの悪人とは思えない性格。
> (最後まで、Mr.○○○○を庇う甘さにも繋がりますね)
そうそう、ホワイトがいると、この集団が「ヤバイ連中」から「ヤバそうな連中」くらいになるというか(笑)
彼がいるから殺伐とした流れでも、意外と安心して最後まで観られました。
> (結局、ボスのジョーが言ったら払う辺りも大好き)
私もそのくだり好きです。「結局、払うのかよ!」ってツッコミ入れてました。
みんなに嫌われてそうだけど、なんか憎めません。
> ブロンドの攻撃性とジョーに対する忠誠心そして
> 後々の対立を予感させるシーン
改めて聞くと、きちんと練られた台詞・シーンなのがわかります。
丁寧にありがとうございます!
> オレンジと警官のやり取りも(極限状態だからこそ余計に)思わず笑ってしまうというか、納得してしまいます。
> 「はぁ!?あ!!俺は死にかけてんだよ!!死にかけてんだよ!!
> そりゃ、黙るよな・・・って何回、観ても思います。
こんな状況で笑わせてしまうところもすごいですよね。
人生は喜劇ってこういうことでしょうか?
当事者にはなりたくないなぁ…。
> 宵乃さんの記事のお蔭でまた観返すことができました。
> ありがとうございました。
いえいえ、こちらこそきみやすさんがお好きだと言っていたのが印象に残っていて、それで鑑賞できました。コメントありがとうございます!