映画「リンカーン弁護士」観ました

原題:THE LINCOLN LAWYER
製作:アメリカ’2011
監督:ブラッド・ファーマン
原作:マイクル・コナリー
ジャンル:★ミステリー/サスペンス/ドラマ
【あらすじ】高級車リンカーン・コンチネンタルの後部座席を事務所代わりに、報酬しだいで犯罪者の利益も守るやり手弁護士ミック・ハラー。ある時、資産家の御曹司ルイスの弁護というおいしい話が舞い込むが、ルイスは頑なに無実を訴えて司法取引を拒否し…。
GyaOで鑑賞。とっても面白くて、最後まで息もつかせぬ緊張感で一気に見せてくれました。
タイトルのリンカーンって主人公が乗ってる運転手つきの高級車のことだったんですね(そういえば言ってた気が)。確かに運転手さんとのやりとりは印象に残るし、法廷より車に乗ってる彼の姿の方が印象に残るかも。
…まあ、良いタイトルかというと車の名前を知らない人間にはまったく通じないから微妙だと思うけど、原題がそうだからな~。気の利いた邦題を考えるのは難しいか。
しかし、これだけ面白い法廷ものを観るのは久しぶりです。
冒頭ではまるで詐欺師のような印象で、金のためなら依頼人が犯罪者でも構わないというダーティっぷり。
でも、父親の「一番怖いのは無実の依頼人だ。無罪以外は許されない」という言葉の通り、心ある弁護士ほど自分のミスで無実の人間に濡れ衣を着せてしまうことが怖くなるのかもしれない。やはり冤罪はあってはならないよね。
かといって麻薬の売人とか野放しにするのもどうかと思う…。取れるところからふんだくる主義みたいだけど、その金持ちは弱者をカモにしてることが多いので、結局のところ主人公も悪い事には違いない。
しかし、それがわかっていても、とある犯罪者を弁護して無罪放免にした事がある主人公の言い分が実にまっすぐで、「最低なのは検察と手伝った警官達だ。司法制度ってのはそんなもんじゃないだろう」の台詞で完全に痺れてしまいました。
詳しくは映画を観て下さい。ネタバレなしで観るほうが絶対面白いです。
事件の真相に迫っていくミステリーの醍醐味や、法廷の裏表で行われる冷酷無比な犯人との緊張感ある駆け引き、主人公の信念など、観応えあり。
犯人の動機部分がほとんど描かれてなくてクライマックスが若干弱い気もするけど、充実した2時間を過ごせました。
法廷モノ好きの方におすすめです。
■ Comment
宵乃さん、こんばんわ☆
この映画は、イィですねぇ。痺れました!!
これを劇場で見たとき、久しぶりに本物の映画を見た。と
感じたものです。
ネタバレになるので、内容についてはワタシも書きませんが(*'ω'*)
主人公の魅力にもノックアウトされちゃいますよね。
ぜひ続編を!と願って止まない作品デス♪
宵乃さん、版画タッチのイラストが眩しいです(*^_^*)
来年もよろしくお願いいたします。
宵乃さん、こんばんは。
こちらのイラスト意外でした~。ハラーの笑顔(しかもちょっとニヤけた感じ!)なんですね!宵乃さんらしさが出ていてとっても素敵です^^
この映画のタイトルって、確かにちょっと微妙なんですよね(笑)。タイトルだけ見て映画を観たいかどうか!?と言われたらスルーしていたかも^^;
この映画は、サスペンス部分も勿論素晴らしかったですが、主人公の描き方に迫力がありましたよね!宵乃さんが仰るようにハラーのダーティーな部分もトコトン描きながら、あのセリフですよね!「司法制度ってのはそんなもんじゃないだろう」。こういう活き活きとしたキャラクター像が、観る者の心をガシっ!と掴んで離さないんだろうなと思いました。
私もお正月、久々にGyaoで再見してみますね!
2014/12/29 23:52 はなまるこ〔
編集〕
いらっしゃいませ、コメントありがとうございます!
そうそう”本物の映画”という風格がありましたよね。ぐいぐい引っ張ってくれて、鑑賞後も色々考えさせられてしまうような。
こちらを劇場でご覧になったなんて羨ましい!!
> 主人公の魅力にもノックアウトされちゃいますよね。
> ぜひ続編を!と願って止まない作品デス♪
続編の話を聞いて舞い上がっちゃいました♪
ぜひとも完成させてほしいですよね。
> 宵乃さん、版画タッチのイラストが眩しいです(*^_^*)
> 来年もよろしくお願いいたします。
ありがとうございます。
こちらこそ来年もよろしくお願いします♪
> こちらのイラスト意外でした~。ハラーの笑顔(しかもちょっとニヤけた感じ!)なんですね!宵乃さんらしさが出ていてとっても素敵です^^
ありがとうございます♪
若干吸引力の弱いタイトルに沿って、車内の彼の様子を描いてみました(笑)
「もうとっくに免停は終わってる」と答えているシーンです。
ダーティな仕事っぷりだけど、運転手に好かれてる気のいい雇い主ってのがわかるシーンでしたよね。
> 主人公の描き方に迫力がありましたよね!宵乃さんが仰るようにハラーのダーティーな部分もトコトン描きながら、あのセリフですよね!こういう活き活きとしたキャラクター像が、観る者の心をガシっ!と掴んで離さないんだろうなと思いました。
あの台詞にはホント痺れましたよ。彼の印象がガラッと変わる瞬間で、ホントはなまるこさんの仰るとおり活き活きとしたキャラクター像でした。
脚本も上手いし、マコノヒーの演技も素晴らしかったです。
お正月はGyaoで映画三昧もいいですね~(笑)
この映画を見ました☆
良いシーンの感じの良いイラストです♪
>GyaOで鑑賞。とっても面白くて、最後まで息もつかせぬ緊張感で一気に見せてくれました。
私はムービープラスで見ました。
たしかに面白かったけど、あれこれちょっと引っ掛かる点が多くて・・・。
>結局のところ主人公も悪い事には違いない。
つまりはそういう事だと思います。
あと、私的に気持ちが悪かったのが、離婚した夫婦がそうなる事です。
見ていると初めてではない感じもしたし、それなら離婚するなよと思いました。
これは生理的な気持ち悪さです。
娘ちゃんも両親から可愛がられているかのようで、
結局親の勝手に振り回されているだけのような気もしました。
>「最低なのは検察と手伝った警官達だ。司法制度ってのはそんなもんじゃないだろう」の台詞で完全に痺れてしまいました。
そうですね、カッコ良かったです。
でも結局弁護士も同じ穴のむじなのような気もしました。。。
>事件の真相に迫っていくミステリーの醍醐味や、法廷の裏表で行われる冷酷無比な犯人との緊張感ある駆け引き、主人公の信念など、観応えあり。
>犯人の動機部分がほとんど描かれてなくてクライマックスが若干弱い気もするけど、充実した2時間を過ごせました。
犯人の人となり、母親の告白の真偽等、投げっぱなしでしたよね?
フランクの事を考えると・・・不愉快な気持ちしか残らないです。
だいたいそんな大きな会社なら、従業員に回らせるべきで
母親(社長ですよね?)が直接案内するなんて、私には信じられなかったです。
多分、この映画はその辺りを考えすぎずに、
サーッと見て面白ければ良いのだと思いますが・・・。
長々と文句ばかり書いてしまい、すみませんでした~。
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2016/03/05 13:13 miri〔
編集〕
> 良いシーンの感じの良いイラストです♪
ありがとうございます♪
実はこの作品、記事では大絶賛しているにもかかわらず、もう覚えているのがこのイラストのシーンだけなんですよね…。主人公が嫌な弁護士で運転手とは良好な関係だったことと、後半で彼の印象が変わったということしか覚えてません。
再見時にはまた初見のように楽しめるかも~?(笑)
> あと、私的に気持ちが悪かったのが、離婚した夫婦がそうなる事です。
> 見ていると初めてではない感じもしたし、それなら離婚するなよと思いました。
すみません、まったく思い出せなくて…。誰か離婚後も奥さんとセフレみたいな関係だったとか?
せっかく色々書いて下さったのに、本当に自分でもびっくりするほど忘れてて何とも言えないです(汗)
> 多分、この映画はその辺りを考えすぎずに、
> サーッと見て面白ければ良いのだと思いますが・・・。
そうですね~、初見時はあえて細かいところは考えないようにした気がします。麻薬などの汚いお金に関わってる時点で結構私的にアウトなので。
そういえば、次の記事は法廷モノの予定なんですよ。ほんのり奇遇ですね~。
コメントありがとうございました♪