映画「ONCE ダブリンの街角で」観た (画像クリックでyoutube予告編へ) 原題:ONCE 製作:アイルランド’06 監督:ジョン・カーニー ジャンル:★ロマンス/音楽
【あらすじ】穴の開いたギターで毎日のように街角に立つストリート・ミュージシャン。そんな彼の前に、チェコからの移民で、楽しみは楽器店でピアノを弾く事という女性が話しかけてくる。彼女のピアノに心動かされ、ふたりは一緒に演奏することで絆を深めていくが…。
gyaoで観賞。これはブログDEロードショーで観たかったなぁ。 地味なものの、ありふれた風景、どこにでもいそうな人たちの心情を、音楽によって繊細に描いているから自然に共感できます。 この作品のために書き下ろされた曲がまたいいんですよ。本当にこの登場人物がつくったみたいにしっくりきて、彼らの想いを代弁していました。 とくに「Falling Slowly」の歌詞 がいいんですよね。胸に響きます。 どこか懐かしい感じもする曲で、抑揚のはっきりしたところはわたし好みです。 音楽が人と人とを結びつけ、心を動かすというのが何度も描かれていて、楽器屋さんでセッションするところとか、融資を頼みに行ったらギター聴かされるとか(笑)、やる気のなかったレコーディングスタジオの管理人がいつの間にか仲間みたいになっているところがよかった。 後にミュージカルで舞台化されたくらいなので、ホントよく歌ってるんですよ。 まあ、上手くいきすぎ感は否めないし、音楽のPVみたいな雰囲気もあるものの、その音楽さえ合えば楽しめると思います。
ちょっとしたユーモアもあって、冒頭から泥棒と追いかけっこして捕まえたら「5ユーロくれる?」とか言われるし、彼女が街中で掃除機をガラガラ連れて歩いたりするシーンも面白かったです。 あとは、出来上がったCDを父親に聞かせたくだりも感動的でした。電気屋さんの頑固親父という感じだったお父さんが、本当に嬉しそうで。 最後に「もう一度聴きたい」と言う時の笑顔ときたら! ちなみに、主人公が「彼をまだ愛してる?」と聞いたら彼女がチェコ語で答えるんだけども、その答えは「I love you」だそうです。タイトルが「ONCE」だという事を考えると切ない…!
« 一言映画感想(9/23~9/29) |HOME | 第1回 秋の音楽映画祭 » ■ Comment わー、この映画、本当に歌が印象的でしたねぇ。「Falling Slowly」は、今でも忘れられない歌です。主人公二人が、あんまり美男美女でないところもヨカッタです。ず―――っと覚えている映画の一本です。宵乃さんのイラスト、特徴のある口元と優しそうな眼差しの"彼女"を見て、タイトルを見なくてもすぐにわかりましたよ!!
そうそう、宵乃さんが仰るように長編のPVみたいな雰囲気ありますよね。音楽はまるまるカットせずに歌っていたりして、それが彼らの心に内を代弁しているようで本当にじーんと胸を打ちました。地味な映画なんですけれどね^^;思い出すたびに切なくなってしまう大好きな映画です。
2014/09/29 08:57 はなまるこ〔
編集 〕
> わー、この映画、本当に歌が印象的でしたねぇ。「Falling Slowly」は、今でも忘れられない歌です。
ホント、この歌が流れた時は鳥肌立っちゃいました。
はなまるこさんはきっと好きだろうなと思ってましたよ。
…その割りにコメント出遅れましたが(汗)
> 主人公二人が、あんまり美男美女でないところもヨカッタです。ず―――っと覚えている映画の一本です。
嵌ると心の1本になるタイプですよね。
このふたりの素人っぽい演技と、演技じゃないセッションシーンのギャップがいい!
> 宵乃さんのイラスト、特徴のある口元と優しそうな眼差しの"彼女"を見て、タイトルを見なくてもすぐにわかりましたよ!!
嬉しいお言葉ありがとうございます♪
女優さんではないのに、彼女の彼を見るまなざしが優しくて愛が伝わってきました。
> 地味な映画なんですけれどね^^;思い出すたびに切なくなってしまう大好きな映画です。
この切ない後味がたまらないですよね。
わたしもこの作品に出会えてよかったです!
コメントありがとうございました。
「Falling Slowly」はほんといい曲でしたよねー
わたし、この曲と「When Your Minds Made Up」を
iTunesで探してDLしましたもん
曲だけでいえば「When Your Minds Made Up」のほうが好きなんですが、実際にミュージシャンの彼と彼女のほうの出自はちょっとわからないんですが、セッションもとても気持ちよくて。
いらっしゃいませ、この作品、ご存知だったんですね~♪
> わたし、この曲と「When Your Minds Made Up」を
> iTunesで探してDLしましたもん
おぉ、そちらの曲も大好きです!
やる気のなかったオーナー?がぐいぐい引き込まれていくのも納得の、魂の叫びというかんじの曲でした。
> 曲だけでいえば「When Your Minds Made Up」のほうが好きなんですが、実際にミュージシャンの彼と彼女のほうの出自はちょっとわからないんですが、セッションもとても気持ちよくて。
彼女がちらちら彼の方を見ながら演奏するところが良かったですよね。
映画とはいえ、プロだから演奏は真剣そのもので、きっと役柄を超えた絆があるんだろうなぁと思いました。
いやぁ、この作品を知ってる人が他にもいて嬉しいですよ~。
コメントありがとうございました。
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