映画「ゴーストたちの恋愛指南!/ゴースト・オブ・ガールフレンズ・パスト」観た
原題:GHOSTS OF GIRLFRIENDS PAST
製作:アメリカ’09
監督:マーク・ウォーターズ
ジャンル:★ロマンス/コメディ/ファンタジー
【あらすじ】独身貴族を謳歌していた人気カメラマンのコナーは、弟ポールの結婚式のリハーサルで幼馴染みのジェニーと再会する。一方、色恋の師匠でもあった亡き叔父ウェインの亡霊が彼の目の前に現われ、間もなく3人のゴーストが現われると告げられるが…。
「クリスマス・キャロル」の色欲バージョン!
これが予想に反してよく出来ていて、現代風に上手くアレンジしてあり観やすいし、コミカルかつ感動できる作品になってました。
まず主人公は強欲男ではなく、モデルの女の子たちを取っ替え引っ替えして、秘書にデートや別れ話の予定を管理させるクズなプレイボーイ。
そんな彼が、唯一の肉親である弟の結婚式に招かれ、そこで亡き叔父の霊と三人の女性の霊と出会っていき、何故彼が今のようになってしまったのか探っていくんですね~。
ベッドごと過去に移動したり(たぶん撮影にはベッド型の車を使ってる)、今まで付き合った女性すべてがずらーーーーーっと並ぶ空間に連れて行かれたり、涙やティッシュやとんでもないものが降ってきたり(笑)と、ファンタジーな演出が光ります。
「今まで泣かせた女の涙だ」、「女の涙が乾くまでに使ったティッシュだ」という師匠(叔父)のセリフもロマンティック!
とくに良かったのが”未来”の世界で、幸せいっぱいの人々と、孤独な自分と弟という対比は自然だし、主人公ほど極端な人生を送らなくてもあり得る未来なので想像しやすかった。
傷つくのを恐れて長年隠し続けていた本当の想い、そして弟を想う気持ちが、彼を改心に導きます。
改心した彼が過ちを正すために奔走する姿、心からの言葉、彼女への想いが本当であることの証拠にウルウル!
まさかの人物がブーケを勝ち取るラストも楽しく、笑って観終える事ができました。