映画「山猫は眠らない1、2、3」観た
山猫は眠らない:SNIPER(米’92、ルイス・ロッサ)
例の93分番組で観たわけだけど、あれで観るとB級感が強くなる気がする。まあ、2、3は完全にB級だし、1も敵陣から無事脱出するくだりとかは『おっさんつえぇぇ~!』って感じでしたが。
でも、”ベケットの道連れはゴメンだ”と帰る事ばかり考えていたリチャードが、後半スナイパーとして成長しベケットを救うくだりはよかったです。
彼の心の痛みに対し、「お前の痛みなんてたかが知れてる。痛みを感じなくなったら終わりだ。お前はまだ立ち直れる」というようなことをいうベケットも渋い!
なんとなく「ランボー」を思い起こしたりしたけど、あちらが飢えた獣のイメージなら、こちらは静かに獲物を狙う鷹のよう。
地味なものの、ワン・ショット、ワン・キルの世界にロマンを感じる人間なら、緊迫した狙撃シーンも堪能できるでしょう。
とくに、スコープごと敵狙撃手の目を撃ち抜くシーンは痺れます。
邦題は渋いですね。
山猫は眠らない2 狙撃手の掟(米’02、クレイグ・R・バクスリー)
11年ぶりの続編らしく、ベケットが途中でぜーはー言ってました(笑)
市街地での派手な爆破シーンが多く、前半はかなりB級映画してましたが、終盤の狙撃手対決はなかなかの緊張感。例のスコープごと撃ち抜くシーンもあり、お約束は押さえてありますという感じ。
ラストは思いがけずウルッとしてしまいました。
山猫は眠らない3 決別の照準(米’04、P・J・ピース)
実はこれだけ再見。なんで3だけ観た…。
とにかくベケットが衰えてます。彼に合わせて作品を作ったかのようなストーリー。冴えない中年太りのオッサンの悲哀を感じます。こんなのベケットじゃない…。
終盤、人質を盾にされた状態で、標的だけを殺すくだりは毎回ぽかーん。
4もあるみたいですが、主役交代で(息子いたのかよ!?)今回はオンエアありませんでした。スパッと終わらせられないのかねぇ。
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