備長炭洗濯というのをやってみた
*だんだんと白い肌着などが黒ずんできたので備長炭を使い切る前にやめました。
時々ふと「環境破壊をしてないだろうか」と不安になる小心者なので、3ヵ月くらい前にちょっとエコ洗濯について調べてみました。
普段は合成洗剤で普通に洗っていたんだけど、石けん、アルカリ剤、炭、インチキくさい(笑)洗濯ボールなど、色々調べてみたところ、結局、現代人は洗濯しすぎだから、毎回洗剤や石鹸でしっかり洗う必要はないんじゃないかという結論に達しました。
まあ、それでも着たら洗って干さないと気持ち悪いし、水だけで洗うのは心もとないから、一番エコロジーで安くつきそうな炭洗濯を試してみる事に。
炭洗濯にも種類があって、備長炭か竹炭(白炭)を使います。
白炭は高温(1000度くらい?)で焼かれたもので、弱酸性の木炭(黒炭:700度以下)と違ってアルカリ性。水を弱アルカリ性にすることで、汚れを落とすんですね。(他にも効果があるみたいですがよく知りません)
とはいえ、宮崎大学学術情報リポジトリにあった「炭の洗濯効率に関する検討」という論文?によると、何日も水に漬けておくのでもない限り、撹拌で多少あがってもpH9にいくかいかないか。水よりマシなくらいで石鹸・洗剤には遠く及ばないらしいです。
なので、これのみで洗濯を続けるのはやめた方がいいでしょう。
わたしは土日と雨の日と酷い汚れの時は洗剤、その他は炭洗濯というふうに決めてます。
- 1、備長炭か竹炭(白炭)を用意する
- 論文によると竹炭の方が効果的らしいです。でも白炭を探すのが大変。ネットで備長炭(割れているものや浄水用が買いやすい)を2㎏1700円くらいで購入しました。一回の洗濯(45ℓの場合)に必要な量は、紹介しているところによってまちまちですが、600g~1㎏くらいでしょうか?
- 2、洗って陰干しで乾かしてから天日干し
- 柔らかいブラシなどでよく洗って乾かします。効果を持続させるためにも、時々干すといいみたい。
- 3、炭袋をつくる
- 浮くもの(発泡スチロールや木)と、炭を衝撃から守るものと、細かい炭の欠片が洗濯機内に出ないようにするものが必要。わたしは備長炭を長めの古い靴下に入れ、アイスの棒を差込んで備長炭を囲み、縛って折り返してさらに縛り、巾着袋に入れて口をしっかり閉じてます(発泡スチロールは脆すぎ)。
- 4、洗濯槽洗浄
- 洗濯槽が汚いと、当然洗濯物が臭います。ついでだったので、半日かけて市販の洗濯槽クリーナーで洗浄しました。ちなみに、洗濯槽のカビの原因は主に石鹸カスなので、備長炭洗濯をメインにすることでカビ予防になります。
- 5、洗濯物の染みチェック
- 油汚れ、泥汚れなど目に見える汚れは、先に炭酸塩水(重曹沸騰水)をスプレーしたり、石鹸で手洗いします。これは炭洗濯だけでは落ちません!
- 5、洗濯
- 水45リットルに対し、炭800g、塩小さじ3杯で洗濯。柔軟剤として酢50mlもセットしました(カビ予防にもなる)。すすぎは1回で十分なので、水・電気を節約できます。塩は再汚染防止で洗浄効果がアップするみたい。
ちなみに、洗剤などと一緒に使うと、炭の汚れ吸着効果がなくなってしまいます。 - 6、干す
- 炭袋もばらして(備長炭・棒は靴下に入れたまま)干します。
これを3ヶ月ほど続けてみての感想です。
ぜんぜん大丈夫!
染みチェックが面倒ですけど、臭いも汚れも気になりません。
むしろ、臭っちゃまずいと思い、使い終わったタオルを一時干しておくピンチハンガーを設置したり、家族が風呂から上がったら、すぐに湿ったタオルなどを洗濯し、家族も染みを作らないように気を使ってくれるようになったので、総合的に清潔度アップしたかも!?
本当は洗剤を石鹸に換えればもっとエコなのかもしれないけど、身内に洗剤会社の人がいるので…あはは。
これからも、こんな感じで続けていこうと思います。毎日つかっても、時々天日干しすれば半年以上使えるみたいなので。