忘却エンドロール

素敵映画に出会えた時の感動をそのまま書き綴る、映画感想ブログ.

映画「ヒア アフター」観た

ヒア アフター
原題:HEREAFTER
製作:アメリカ’2010
監督:クリント・イーストウッド
ジャンル:ドラマ/ロマンス

【あらすじ】臨死体験後、死後の世界に興味をもったマリー。霊能者として有能であるために孤独を抱え、能力を使う事をやめたジョージ。突然の交通事故で、双子の兄を亡くした少年マーカス。彼らはやがて、導かれるようにロンドンで出会い…。

CMは観てたのにすっかり忘れてました。冒頭の津波が怖かった…!
その後の展開は全く知らず、ちょっと長かったし、淡々としていて目新しい事はないんだけども、メインの三人をじっくり描いているので入り込みやすかったです。
理解者がおらず、理解者を欲する三人。とにかく三人とも行動的で、淡々としている割に展開は早いかも。なんせ、まったく接点のない、別の国で暮らす三人ですからね。自分から動かなければ物語は動き出しません。
強引に感じるシーンもあったけど(ジョージの能力がばれるくだりや、知られたくない過去があるのに霊視をしつこく頼む彼女など)、孤独を抱える三人の”どうにか変えたい”という強い気持ちが伝わってきて、そんなに気になりませんでした。
とくに少年のエピソードは胸が締め付けられました。母親の問題もいい方に向かい始めたと思ったら、突然の兄の死。そして、母との別れ。幼い子供が何かを求めるのもうなずけます。
いきなり霊能者だったのは双子だからかな。みえない”繋がり”というものを経験から知っていたのかも。
そして、彼との出会いで変わるきっかけを得たジョージ。後半の言葉は彼の思いやりだったように思えました。
その後の少年の小さな感謝の気持ちに心が温まります。吹っ切れて、表情も豊か。マリーの泊まるホテルを探し出す手口もなかなかのものでした(笑)
ラスト、ジョージの一瞬の妄想?がいいですね。未来に向かって歩き出そうという彼の心情がわかりやすく表現されていて。
手袋を外して明るい表情で握手を交わす二人の姿に、(正直マリーは好きになれなかったのに)明るい未来を信じたくなりました。

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■ Comment

こんばんは

少年のエピソードは私もぐっときたのを覚えています
そこと、最後くらいしか覚えてないんですけどね^;
最後に見たのは未来のビジョンかなって思って、
希望の残るラストで良かったです
津波シーンは迫力があって非公開になるのも仕方ないなというところでしょうか。

マリーって不倫してたんでしたっけ?^;
彼女も変わるきっかけを探していたのかもしれませんね
2013/09/17 (Tue) 18:26  maki編集〕  

>makiさん

いらっしゃいませ!
やはり少年のエピソードが印象的ですよね。
何度もうるうるしてしまいました。

> 最後に見たのは未来のビジョンかなって思って、
> 希望の残るラストで良かったです

妄想かビジョンか、二通りの解釈がありますね。
ともあれ、彼が希望を持ち始めた事による変化をはっきり示しているところが良かったです。

> マリーって不倫してたんでしたっけ?^;
> 彼女も変わるきっかけを探していたのかもしれませんね

冒頭のバカンスに一緒に来ていたのが、番組ディレクターの男性で、子供がいるようでした。
考えてみるとはっきり不倫とわかる描写はなかったかもしれませんが、いかにも不倫してそうなふたりだったので(汗)
2013/09/18 (Wed) 12:45  宵乃〔編集〕  

No title

こんにちはー!

冒頭の津波シーンですが、公開数日で3・11が発生し、すぐに公開中止になって話題になりましたね。
ちなみに『ザ・ライト エクソシストの真実』とかも公開延期になったり、非常事態感を思い出して、今になってDVD見たりすると、感慨深いですね。
どうしても、津波のシーンで平静を保てないのを考えると、日本人なんだなぁと思います。


イーストウッドらしい丁寧な映画で、面白い!と声を大にしては言えないですが、見て損はない映画でしたね^^
(何でマリーはいい感じがしないんでしょうね。自分もそこまで好きじゃなかったり(笑))
2013/09/18 (Wed) 14:27  茶栗鼠  

>茶栗鼠さん

いらっしゃいませ、コメントありがとうございます♪
津波のシーンは恐ろしかったですね。話題になっていたのは知っていたのに、観る前に気づけなくてギョッとしてしまいました。自覚してなかったけど、あの時の恐怖心はまだ残っているみたいです。

> ちなみに『ザ・ライト エクソシストの真実』とかも公開延期になったり、非常事態感を思い出して、今になってDVD見たりすると、感慨深いですね。

そちらも公開延期だったんですか。ちょっと前に観たけれど、ホプキンスの演技が印象に残ってます。
悪魔モノは時期的によくないと判断されたのかな?

> イーストウッドらしい丁寧な映画で、面白い!と声を大にしては言えないですが、見て損はない映画でしたね^^

まさにその通り!
観るタイミングによっては、とても癒される作品かも。

> (何でマリーはいい感じがしないんでしょうね。自分もそこまで好きじゃなかったり(笑))

あはは、茶栗鼠さんもでしたか。
なんとなく不倫の雰囲気でしたし、あの状況で助かった彼女が、自分の事しか考えずに行動しているのがちょっと引っかかるのかなぁ?
ああいう仕事についていながら、復興支援を呼びかけるようなこともなかったし…。
辛いのはわかるんですけどね~。
2013/09/19 (Thu) 10:51  宵乃〔編集〕  

No title

>彼との出会いで変わるきっかけを得たジョージ。後半の言葉は彼の思いやりだったように思えました。

そういう風に解釈できるのもジョージの人柄ですよね。

>マリーは好きになれなかった
私も実はそう。
だけど、九死に一生を得た津波にのまれた体験だけでなく見てしまったら、才能あれば彼女のように一直線に走っていけるのかもと羨ましくも感じました。
料理教室で出会った彼女との再会があるかもと期待もしましたが・・・。

この映画は公開中止になったのですか!?
2013/10/30 (Wed) 14:25  しずく〔編集〕  

>しずくさん

いらっしゃいませ、コメントありがとうございます。
ジョージの人柄とマット・デイモンの演技が相まって、心が柔らかくなるような作品でしたね。

> 私も実はそう。

何気にマリーに感情移入できない人は多いのか~。
自分だけかもと思ってたので、同士がいて嬉しいです。
記事を書いてよかった!

> だけど、九死に一生を得た津波にのまれた体験だけでなく見てしまったら、才能あれば彼女のように一直線に走っていけるのかもと羨ましくも感じました。

確かに、あれだけの体験をしたら普通では出来ないことや思いつかないこともやれてしまうかもしれません。ああいう経験がなければ、彼女の気持ちは簡単に想像・共感出来るものではないんでしょうね。

> 料理教室で出会った彼女との再会があるかもと期待もしましたが・・・。

ちょっと切ないけど、まあ仕方ないかな。数年後でもいいから、再会してほしいです。

> この映画は公開中止になったのですか!?

冒頭の津波シーンがショッキングという事で、地震が起こる前のひと月くらいの間しか公開出来なかったようです。
2013/10/31 (Thu) 07:19  宵乃〔編集〕  

こんばんは☆

ずっと見たくて、やっとオンエアがありました!
マット・デイモンに、狂い死にしそうです~笑。

>ちょっと長かったし、淡々としていて目新しい事はないんだけども、メインの三人をじっくり描いているので入り込みやすかったです。

仰るとおりでしたね~!

>理解者がおらず、理解者を欲する三人。
・・・中略・・・
>自分から動かなければ物語は動き出しません。

まぁ映画ですからね・・・事実としてはこういう事はないと思います。
それでも映画の作りが上手で、引き込まれ、文句付けようもなく、
「もしかしたら、そうなのかもしれない」と、
一般の人が無理なくそう思えそうな作品です☆

>知られたくない過去があるのに霊視をしつこく頼む彼女など

このエピソードは要らなかったのかもしれないけど
やっぱり「普通のおバカな人間」らしくて良かったように思います。

>後半の言葉は彼の思いやりだったように思えました。

そうですね、創作丸出しでしたね。
マーカスもそれに うすうす気づきながらも
自分に言い聞かせるために(信じることは)必要だったのだと思います。

>その後の少年の小さな感謝の気持ちに心が温まります。

出来るだけ長く里親さんに育ててもらいたいですね。
あの母親は、娑婆に出たら、同じ事しますので。(私はそう思います)

>ラスト、ジョージの一瞬の妄想?がいいですね。

妄想ですね、良い妄想です(笑)。
彼はそういう能力はありませんのでね♪

>(正直マリーは好きになれなかったのに)

あの男には子供はいたけど、不倫なのかどうかは
どっちでも(見る人次第で)良いような気がしますけど・・・
私は、彼女は、好きですよ☆

>明るい未来を信じたくなりました。

ある種の「希望」は見えましたね。
今後はそれぞれの努力ですので、ららら~♪のハッピーエンドではないけど
だからこそ、素晴らしい作品になったように思います☆


.
2013/11/10 (Sun) 19:06  miri〔編集〕  

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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013/11/10 (Sun) 19:20    

>miriさん

いらっしゃいませ、オンエアありましたか~。
念願のマット・デイモンを堪能し、惚れ直したようで良かったです♪

> それでも映画の作りが上手で、引き込まれ、文句付けようもなく、
> 「もしかしたら、そうなのかもしれない」と、
> 一般の人が無理なくそう思えそうな作品です☆

そうそう、本当に静かにぐいぐい引き込まれて、自然と入り込めました。
やや不遇の作品かもしれませんが、じわじわと評価されていってほしいです。

> このエピソードは要らなかったのかもしれないけど
> やっぱり「普通のおバカな人間」らしくて良かったように思います。

誰しも、隠されると後先考えずにやぶをつつきたくなる衝動があるんでしょうね…。

> マーカスもそれに うすうす気づきながらも
> 自分に言い聞かせるために(信じることは)必要だったのだと思います。

相手がジョージだったからというのも大きいかな。

> 出来るだけ長く里親さんに育ててもらいたいですね。
> あの母親は、娑婆に出たら、同じ事しますので。(私はそう思います)

まあ現実はそうかもしれないですが、希望はもちたいです。
とりあえず、一刻も早く里親さんに素直に甘えられるようにはなってほしいですが。

> 妄想ですね、良い妄想です(笑)。
> 彼はそういう能力はありませんのでね♪

彼の気持ちが前向きに変わったからこそですよね!

> あの男には子供はいたけど、不倫なのかどうかは
> どっちでも(見る人次第で)良いような気がしますけど・・・
> 私は、彼女は、好きですよ☆

彼女の付き合っている相手がもう少しましだったら健全なお付き合いだと素直に思えたんですけどね~(笑)

> ある種の「希望」は見えましたね。
> 今後はそれぞれの努力ですので、ららら~♪のハッピーエンドではないけど
> だからこそ、素晴らしい作品になったように思います☆

希望も奇跡も、信じて求めるからこそだと思えました。
こころ温まる作品です!

あと、鍵コメもどうもです。
わたしの勘違いだとわかりホッとしました。これからもよろしくお願いします。
ちなみに、地震の時は食器を洗っていて、びっくりして積み上げていた食器に飛びつきました。崩れるほどではなかったんですけど、条件反射的に(笑)
2013/11/11 (Mon) 15:25  宵乃〔編集〕  

こんばんわ

コメントありがとうございました。

頂いたコメントにもあったのですが、ちょっと気になったのでこちらで。


> 女の人のエピソードはあまり入り込めなかったかなぁ(たぶん不倫が引っかかってただけ)

他の方のコメントでもありますけど、不倫だったのでしょうか?
あの男性ディレクターは公私共に良きパートーナー相手だったように思えたのですが。
ディレクターに子供が居た?(そのシーンは見逃したのかも)としても、
あの歳なら離婚している可能性もあるだろうし、
そもそもあのプライド高そうな女性キャスターがそれを許すようには見えませんでした。
少なくとも津波の後の瓦礫を彷徨いお互いを見つけ抱き合うシーンからは不倫の要素は一切感じられませんでしたけど・・・。


> 後半の言葉は彼の思いやりだったように思えました。

あの少年の交霊シーンは創作だったんですか?!
これちょっと驚きと言うか、完全に見過してました!
言われてみればワザとらしかったような気もしますけど、
私はあのシーンは額面通りに受け取ってしまったので、胡散臭さが倍増してしまったんですよね。。。
なるほど、そういうことだったのか。
ちょっと分り辛かったような・・・
2015/08/24 (Mon) 21:17  nor  

>norさん

いらっしゃいませ!
過去記事を見つけて下さってありがとうございます。
不倫の件は、一度そういう風に見てしまったので刷り込みされてしまったというか、ハッキリと不倫とわかる描写はなかったという事をすっかり忘れてました(笑)

> あの男性ディレクターは公私共に良きパートーナー相手だったように思えたのですが。

たぶん私の偏見があったと思います。もうすっかり”不倫してそうな二人”にしか見えてなくて…
津波の後に抱き合うシーンは愛し合ってるように見えたんですけど、その後は仕事上の付き合いしか描かれてなかった(少なかった?)ので、あまり真剣な付き合いに思えなかったんです。津波後はただ不安に駆られただけなのかなと。
あと、プライドの高い人ほど不倫しやすいイメージ持ってます。

> あの少年の交霊シーンは創作だったんですか?!
> 私はあのシーンは額面通りに受け取ってしまったので、胡散臭さが倍増してしまったんですよね。。。

こちらもハッキリ描かれてたわけではないですが、彼の過去の経験や料理教室の彼女とのことがあって、色々考え方が変わったんだろうなぁと思える雰囲気がありました。
この監督は、説明的なセリフや映像は極力避けたいのかもしれませんね~。

コメントありがとうございました♪
2015/08/25 (Tue) 10:44  宵乃〔編集〕  
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クリント・イーストウッド監督作品。大津波シーンが東日本大震災と重なりますね、途中で劇場非公開になるのも納得です。 でもこれは災害の物語ではなくて、希望と再生の物語でした
いやいやえん|2013-09-17 18:20
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